霞沢岳西尾根

日帰り

霞沢岳（北アルプス・御嶽山）

2025.04.14（月）

パーティ： 2人 (yeti さん、ほか1名）

yetiさん

行程・コース

天候

雨のち曇りのち晴れ

登山口へのアクセス

マイカー

この登山記録の行程

坂巻温泉(05:10)･･･釜トンネル入口(05:35)･･･砂防事務所入口(06:20)･･･2050ｍ付近(09:00)･･･岩場基部(10:50～11:05)･･･霞沢岳(11:30～12:00)･･･岩場基部(12:30～12:40)･･･2050ｍ付近(14:20)･･･砂防事務所入口(16:55～17：05)･･･釜トンネル入口(17:35)

コース

総距離: 約13.8km

累積標高差: 上り約2,523m; 下り約2,523m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

霞沢岳は山を再開した時から、登れてない穂高周辺の山として候補にあげつつも機会に恵まれなかった。
今回も、本来なら3月の残雪期が快適と思えるルートだが、予定が合わず、4月にずれ込んだ。
下部のブッシュが出ていることを覚悟しつつ、兎に角、行ってみることにした。

前日(4月13日)に坂巻温泉に宿泊し、温泉と食事を堪能する。
雨が止むことを期待して夜明け前の出発を予定したが、早朝3時は大粒の雨がしっかり降っていたため、雨が小降りになった5時に出発する。
釜トンネルを通り、上高地トンネルを出て暫く歩くと、右に砂防ダム事務所の看板が現れる。
雪の残る道を50ｍも歩くと、左の尾根に斜面を直登するフィックスに導かれ、尾根上に出る。
ここからは尾根上を真っ直ぐ進むだけだが、雪が解けて熊笹が出ている箇所も多く、加えて、早朝まで降った雨で踏み跡はぬかるみ、滑って歩き辛い。1900ｍ付近からは熊笹も少なくなり、歩きやすくなる。
2050ｍ付近の幕営適地で一本とったが、その後も急登が続き、樹林下の雪が氷に変わった所でアイゼンを付ける。
取り付きからずっとシラビソ？の樹林が続くが、ダケカンバの疎林が現れだすと明確な雪稜状に変わる。
細い雪稜を楽しみながら少し歩くと、残置フィックスのある岩場の基部に到着する。
ここで、ヘルメットを被り、ハーネスを着け、安全のためにフィックスにカラビナを掛けて登る。
岩場の上部に出ると、緩い傾斜の雪の尾根が山頂まで続いていた。
左右に遮るものは無く、360度の展望が広がり、久々に見る穂高の景色が素晴らしく、気分が高揚する。
山頂でゆっくり休憩して眺望を楽しんだ後、登って来たルートを引き返す。
連れのしんちゃんの膝は想像以上に悪くなっているようで、先日も医者にダメ出しされたらしい。
急傾斜の下降を、兎に角、慎重にゆっくりと、登りと同じ位の時間を掛けて下る。

釜トンネル入口で、坂巻温泉のご主人に車で迎えに来て貰い、かったるい車道歩きをパス。
ご主人、お忙しい中、有り難うございました。
長い山行となったが、藪漕ぎ、急登、雪稜、眺望と、変化に富んだ山登りが楽しめた。