行程・コース
この登山記録の行程
高尾山口駅(08:36)・・・琵琶滝・・・高尾山(09:56)・・・大垂水峠分岐・・・一丁平(10:38)・・・城山(小仏城山)(10:52)[休憩 10分]・・・小仏峠(11:27)・・・景信山(11:58)・・・堂所山・・・底沢峠・・・明王峠(13:11)[休憩 25分]・・・奈良子峠・・・陣馬山(陣場山)(14:13)・・・新道登山口・・・陣馬高原下(15:03)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
天気予報が思わしくなかったが、Tenki.jpが一瞬晴れもありそうとの予報を頼りに、遠出は避けて高尾山からスタートあわよくば縦走と軽い気持ちで出発。雨が朝まで降っていたのでいつもより遅い出発。高尾の上は雲が広がっていた。燕も羽を休めていた。川沿いには菖蒲が咲いていた。
6号路から登る。連休中とは違い、天気も天気なので登山客もまばら。昨日の雨で山全体がしっとりしている。シャガはまだ元気、ナルコユリ、アマドコロかも、がたくさん花をつけている。ウワバミソウが道のふちを飾っている。(いままで気に留めたことがなかったなぁ)湿度が高いのか息が上がっても口は乾かないが、汗が飛ばないのでなんだかムシッとしている。最後の階段はなんとか休まず登ったが、疲れた。雨後だからか、カタツムリが椿の葉の上でのびのびしていた。3号路との合流地点で初めて見る花。ハンショウヅルらしい。1号路と合流前のジュウニヒトエはそろそろ終わり。高尾山山頂からは富士山はおろか、丹沢も南高尾もまったく霧の中に沈んでいる。
早々に歩を進めると人影はさらにまばらに。前回初めてみたエビネ。一丁平の登り道脇にたくさん咲いていた。一丁平からの眺望は望めないので巻道へ。小仏城山への登りではキンランが前も増してたくさん花をつけていたが、曇っているためか花は閉じていた。小仏城山も霞の中。山頂で軽食とスポーツ飲料の詰め替え。ここから先は寒いだろうと一枚羽織って出発。ガスと言うよりは雲の中の感じ。杉林が霞んでいる。前日の雨のせいでいつもに増してぬかっている。景信山までは行くつもりだったが、このぬかった道をもどっと登る気にはならない。かと言ってここから小仏バス停への下山も面白くない。スタートが遅かったので、あまりゆっくりも心配である。陣馬まで行って、暗くなる危険があれば和田峠から車道で下山も可能と考え出発した。可能な範囲で巻道を進む。堂所山の急登も避けて行くと案外楽ちん。
靄った中を進むと笹を濡らす雨音がする。木々から落ちる雨音は、掌を上にしても雨粒を感じないので、木々に残った露が落ちているだけのようだった。堂所を巻いたあたりから本格的に雨になってきた。ザックカバーを被せておく。雨足が強くなれば雨具をと思っていたが、しばらくして止んだ。道は水たまりも多く相変わらずぬかるんでいる。伐採で拓けたあたりには、ツクバキンモンソウかキランソウが咲いていた。オサムシが通過。明王峠で休憩。今日の昼は味噌ラーメンの袋麺。歩みを止めると冷えるので着込んで出来上がりを待つ。今回携帯ラジオを購入して持参した。山道でも熊鈴がわりに聞いてみたが、自然の音が消えるのはなんだか面白くない。ただ食事待ちには、今日のような景色のない日には良いかも。
安物袋麺でも山ではご馳走。熱々で腹を満たして、出発。山頂前にイカリソウが咲いていた。程なく陣場山へ。陣馬山の山頂では初めて見る霞んだ世界。眺望なし。さっさと下山することに。暗くもなっていないので、新道から降りた。がここがひどくぬかっていた。道幅の狭いトラバースがちょっと危険なレベルだった。北側は気温が低いのかニリンソウがまだ咲いていた。無事下山。バス待ちの間に泥だらけの靴をキレイにした。
この縦走路は、巻道もたくさんあってその日の体調である程度強度が変えられる。















