行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
芝沢ゲートまでは細く、下栗の里の辺りは集落を通る道と避ける道の2つに分かれ集落後に合流するが、いずれも対向車がすれ違える場所は少ないのに一方通行の規制はなく、慎重に進む必要がある。印象では集落を避ける左に進むほうが民家がない分ゆとりがある気がした。その後も待避場所は限られており慎重な進行が必要だが、北又渡発電所の橋を渡った後は舗装もなく悪路ですれ違いもさらに困難なのでかなり注意が必要。芝沢ゲート駐車場は、後天見込みの三連休前夜でもあり19時着ですでにゲート前の駐車エリアは3~4台程度の余地しかなかった。
この登山記録の行程
【1日目】
芝沢ゲート(05:32)・・・易老渡(06:39)[休憩 8分]・・・便ガ島(07:20)[休憩 19分]・・・西沢渡(08:25)[休憩 28分]・・・薊畑分岐(14:49)[休憩 13分]・・・聖平小屋(15:25)
【2日目】
聖平小屋(05:33)・・・薊畑分岐(06:00)[休憩 7分]・・・小聖岳(07:06)[休憩 12分]・・・聖岳(08:47)[休憩 31分]・・・奥聖岳(09:35)[休憩 14分]・・・聖岳(10:13)[休憩 25分]・・・小聖岳(11:29)[休憩 10分]・・・薊畑分岐(12:19)[休憩 6分]・・・聖平小屋(12:47)
【3日目】
聖平小屋(04:56)・・・薊畑分岐(05:22)・・・西沢渡(08:29)[休憩 12分]・・・便ガ島(09:24)[休憩 19分]・・・易老渡(10:16)・・・芝沢ゲート(11:20)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
1日目
還暦を迎えた最初の山行に聖岳を選んだ。初日は聖平小屋までだが、薊畑分岐まで1600mほどを延々と登るため、体力的にはかなりの挑戦だが、今後の山行の試金石と考え決行した。6:00発の予定を5:30に前倒し、山行開始。聖光小屋まではひたすらの林道歩き。渓流沿いの早朝歩行は心地よかった。林道横の斜面を清水が流れ落ち、南アルプスの水の豊富さを感じた。易老渡は日差しが強く何見ない場所で、ゲートと同じ簡易トイレがあった。やがて着いた聖光小屋は営業中で、水場、トイレが完備された緑地の幕営地は快適そうだった。ここから急に登山道を数メートル上がるが、トンネルをくぐると再び林道となった。ここからは所々道横の斜面の崩落でガレ場を越える道だった。二ヶ所目の滝は梯子がかかっていた。ガレと草地の林道を歩き西沢渡に着いたが、残念ながら前々日までの雨で簡易橋は流されており、ゴンドラで沢を渡らねばならなかった。15人程の登山者が順番に3人ずつゴンドラに乗った。両岸で乗車待ち、降車者がゴンドラ引に協力したが、通過に30分かかり早出の30分を消費する結果となった。尚、この日のうちに橋は掛け直され、帰りはゴンドラを使わずに済んだ。ここからいよいよ延々と続く登りに入る。決して悪い道ではなく歩きにくさはないが、ひたすら登りだった。所々で小休止をとり地図にタイムを記入したため、記入が多すぎて地図が読めなくなった。樹林帯で景色はあまりないが、幸い涼しく、大バテせずに済んだ。薊畑分岐に出ると一気に展望が開け、目の前に聖岳が鎮座していた。崖の向こうには、上河内岳から茶臼岳に伸びる山容が続いていた。酷使した体を山々の眺めで癒した後、ベースキャンプになる聖平小屋に向かった。結構な下りで帰りの登り返しを思うと少しげんなりした。幕営地はすでにに多数のテントで埋め尽くされ、沢向こうのエリアの木陰になんとか張れた。後で聞いた話ではこの日のキャンプ者は118名いたそう。
2日目
この日は空身で聖岳アタックに向かった。ご来光を拝むべく未明に発つ登山者も多く、5:30の出発時には既にテントは数張りになっていた。快晴の早朝歩行20分程で薊畑分岐に着くと、デポして山頂ピストンに向かった登山者のザックが所狭しと置かれていた。小聖手前から森林限界で高木がなくなり、岩綾帯の道を前聖に向けて進んだ。細い稜線もあったが、慎重に進めば特に危険な箇所はなかった。3000mに近い岩肌に水が流れており、改めて南アルプスの水の豊かさを感じた。途中から富士山も見え始め、山頂に着くと目の前に赤石岳が勇姿を見せた。360度の展望は圧巻だった。時間にゆとりがあったので奥聖まで足を伸ばした。岩場の下りを行かねばならなかったが、時間のない登山者は敢えて来ないため、山頂を独り占めできた。天候の崩れはなく、昼過ぎにはテン場に戻った。
3日目
夕方からは天候が少し傾くとの予報があり、明るくなる5時には下山を開始した。薊畑分岐からはひたすらの下りでかなり疲れたが、木陰で涼しいことはありがたかった。延々の林道歩きを終え芝沢ゲートに昼前にはたどり着いた。尚、帰りの車からはかなり遠方の路肩まで駐車が確認でき、三連休初日は相当混雑していたものと思われる。ハードな山行だったが、終始天候に恵まれた素晴らしい山行だった。
フォトギャラリー:49枚
装備・携行品
| アンダーウェア | Tシャツ | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
| 登山靴 | バックパック | スタッフバック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | 予備電池 |
| タオル | 帽子 | グローブ | サングラス | 着替え | 地図 |
| コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ |
| 修理用具 | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | 虫除け | 熊鈴・ベアスプレー |
| ロールペーパー | 携帯トイレ | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ | トレッキングポール |
| GPS機器 | テント | シュラフ | シュラフカバー | テントマット | スリーピングマット |
| ストーブ | 燃料 | ライター | カップ | クッカー | カトラリー |
| ローソク・ランタン |





















































