行程・コース
天候
晴れ。山頂は霧(?)がかかり、風が吹いているので、晴れたり曇ったり。風はミスト状態で非常に涼しい。朝晩は18℃ぐらいで、薄い防寒着(フリース、綿入れ)が無いと寒い。
利用した登山口
登山口へのアクセス
バス
その他:
行:信濃大町駅近くのホテルに前泊。信濃大町駅(06:15)-扇沢駅(06:55)
帰:扇沢駅(14:30)-大町温泉郷(14:55)。温泉郷で後泊。
この登山記録の行程
【1日目】
扇沢(07:10)・・・柏原新道登山口(07:19)・・・[休息:30分]・・・ケルン(08:54)・・・[休息:14分]・・・水平岬(10:26)・・・[休息:30分]・・・種池山荘(12:04)
【2日目】
種池山荘(05:35)・・・[休息:7分]・・・爺ヶ岳南峰(06:28)[休息:13分]・・・[休息:9分]・・・赤岩尾根分岐(冷乗越)(07:58)・・・冷池山荘(08:10)[休息:32分]・・・[休息:17分]・・・布引岳(布引山)(10:01)[休息:16分]・・・南峰(11:07)[休息:38分]・・・布引岳(布引山)(12:36)[休息:10分]・・・[休息:6分]・・・冷池山荘(13:37)
【3日目】
冷池山荘(05:53)・・・赤岩尾根分岐(冷乗越)(06:05)[休息:5分]・・・[休息:11分]・・・爺ヶ岳南峰(07:41)[休息:9分]・・・種池山荘(08:29)[休息:36分]・・・[休息:8分]・・・水平岬(10:03)・・・ケルン(10:48)[休息:16分]・・・[休息:4分]・・・柏原新道登山口(12:14)[休息:6分]・・・扇沢(12:35)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
非日常の中の非現実のような経験をすると人は無力になります。
2020年ぶりの北アルプス。薬師岳以来の北アルプスをかみさんと二人で歩きました。当初、涸沢からの奥穂を計画していましたが、山小屋が取れずに断念。代わりに比較的安全な、鹿島槍ヶ岳を二泊三日でピストンです。
柏原新道は、噂にたがわず歩きやすい道ですが、チェックポイントが少ないため、休憩計画が難しく、また、休憩場所も限られているのでペースがつかみにくいです。更に、約2,100mの水平道までひたすら登りが続くので、暑さと相まって体力的に厳しいですね。そんな中、意外とテン泊者が多く驚きました。中には、テン泊でキレットを縦走するという猛者(女性)もいてビックリです。
登りの水平道過ぎた当たりで休憩していたところ、下山する方に、種池山荘周りに熊がうろついていて注意しろと言われました。ま、登山者が多いのでめったに合わないだろうと考えていましたが。。。
その後、唯一の危険個所である、雪渓のトラバースに差し掛かったところ、一人滑落したらしく、たまたま、種池山荘での消防検査に訪れた消防隊員2名と小屋の管理人さんで救助。幸い大きなケガは無く、消防隊員の方と連れ立って下山していきました。
種池山荘到着は12時少し越したところ、残念ながら午前にピザには間に合わず、15時からの午後の部に。15時にピザなど食べたら、夕食が食べられなくなるのであきらめた。
暫く、テラスのベンチでぼーっとしていたが、突然目の前に真っ黒な塊り二つ。良く見ると子連れのツキノワグマ。その距離15m程。まわりの登山者も声も無くじっとしている。クマは、一瞬顔を上げこちらを伺ったが、登山者など気にもかけず、ゆっくりと野草を食しながら横切っていく。その内、登山者の撮影隊がカメラを構えて撮影開始。
クマの向こう側にはテン場が有り、そこからのテン泊者三名こちらに向かって歩いてくる。こちらの登山者は、一斉に手を挙げて停止の指示。テン泊者側からはクマが見えず何をしているのかさっぱりわからず、進んで来ようとしている。そこで内のかみさん一言「クマ!」。その声に反応した、小屋の管理人さん、鋤と鍬を持ちクマの目前に立ち威嚇。それを見たクマは、ゆっくりと茂みの中に消えていった。
もしクマが、こちらに向かってきたら何もできなかったで在ろうと思われるが、クマが登山者を認識しながら行動していたことを考えると、襲ってくる意識は無く、たまたま、野草が登山者の近くに有り、それを食べるための行動と思われた。その後も、連日の様に、種池山荘周りでクマの目撃情報が上がっているので、「白雲岳のヒグマ」と同様、縄張りとして行動しているのだと思う。お互い刺激しない様に行動するのが良いのかな。
さて、登山の方は、翌日、爺ヶ岳を超えて、冷池山荘に8時頃到着。少し早いがチェックイン後に荷物を預かってもらい、サブバックで鹿島槍ヶ岳にアプローチ。その登山道は、布引岳含めて急登で、爺ヶ岳を含めて、南アルプス南部側の大きな山塊と同様。難しいところは無いが、体力は必要といったところか。
印象は、クマと種池山荘西北に広がる、立山連峰。縦走の醍醐味は味わえなかったが、北アルプスは堪能できた。
フォトギャラリー:65枚
装備・携行品
| シャツ | ソフトシェル・ウインドシェル | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
| 登山靴 | バックパック | サブザック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス |
| ヘッドランプ | 予備電池 | 傘 | タオル | 帽子 | グローブ |
| サングラス | 着替え | 地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 |
| カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 |
| 虫除け | 熊鈴・ベアスプレー | ロールペーパー | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ |
| トレッキングポール | GPS機器 | ストーブ | 燃料 | ライター | カップ |
| クッカー | カトラリー |





































































