行程・コース
この登山記録の行程
【1日目】
上高地バスターミナル(14:10)・・・河童橋(14:19)・・・明神(15:06)
【2日目】
明神(06:23)・・・徳沢(07:15)[休憩 31分]・・・2000mの平(09:26)[休憩 14分]・・・長塀山(12:25)[休憩 10分]・・・妖精ノ池(13:13)[休憩 31分]・・・蝶ヶ岳(14:11)
【3日目】
蝶ヶ岳(07:57)・・・横尾分岐(08:28)[休憩 2分]・・・槍見台(10:25)[休憩 35分]・・・横尾(12:33)[休憩 61分]・・・徳沢(14:44)
【4日目】
徳沢(09:30)・・・明神(10:28)[休憩 18分]・・・明神池(10:58)[休憩 35分]・・・河童橋(12:45)[休憩 8分]・・・上高地バスターミナル(12:58)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
1日目、明神に前泊。最初は雨で河童橋からの穂高連峰も見ることができなかったが、宿泊する明神館に着く頃には天候が回復、明神岳がきれいに見えた。なお、この日は平坦な整備されたコースであり、雨もレインウェアを着るほどではなかったので、モンベルのトレッキング用の傘を使用した。昨年、八ヶ岳の夏沢鉱泉で同宿した方が傘を使用していて便利そうだったので、今年新しく傘を買ったのだが、役に立った。
2日目、朝食をお弁当にしてもらい、6時すぎに出発。最初曇りだったが、7時頃より回復。1時間ほどで徳沢に到着し、蝶ヶ岳に向かう登山道に入る。登山道はいきなりの急登。2000mの平と言われる場所で一旦傾斜が緩むが、その先、樹林の中の登りが延々と続く。やがて、傾斜が緩み、長塀山山頂に到着。ここで昼食の予定だったが、日差しが強くて暑く、虻も多いので、その先の妖精の池で、明神館で用意してもらったおにぎりで昼食とする。妖精の池は、高山植物が咲く大変美しい場所だった。
この辺りから森林限界を越え、視界が開けてくる。やがて正面に常念岳とこれから向かう蝶ヶ岳のなだらかな山頂部が見えてきたと思うと、左手に槍ヶ岳と穂高連峰が姿を現す。それまでの登りがきつかったので、感動的な光景だった。
やがて、蝶ヶ岳山頂に到着、槍・穂高と常念岳の絶景を満喫した後、本日宿泊する蝶ヶ岳ヒュッテに向かう。受付をして一休みしてから、蝶ヶ岳ヒュッテの前の瞑想の丘に登り、常念・槍・穂高の大パノラマを再度満喫する。
その後、夜半から天候悪化。3日目の朝は濃霧と強風。すぐ前の瞑想の丘も目視では確認できず、念の為、磁石で方向確認してから出発する。本来なら、この先の横尾分岐まで槍・穂高の眺めを楽しめるはずが、ものすごい風でザックカバーが吹き飛ばされてしまい、大変だった。ザックカバーはザックに付属していたもので、被せるだけのタイプだったので飛ばされてしまった。横尾分岐から樹林帯に入ると風も弱くなった。
その後、樹林の中の急な下りが続き、やがて槍見台と言われる場所に到着。天候が回復傾向で、時々青空も見えるので、槍ヶ岳が見えないかしばらく待つが、結局見ることはできず諦めて横尾に下山。横尾山荘で昼食とし、カレーライスを美味しくいただいてから、今日宿泊する徳澤園に向かう。徳澤園は、お風呂もあり、トイレも大変清潔、食事も美味しく、山小屋というより旅館かリゾートホテルのような立派な施設で大変素晴らしかった。売店も充実していて、稜線で吹き飛ばされて無くしてしまったザックカバーも買うことができた。
4日目は、明神から梓川右岸のコースを歩き、バスターミナルへ向かう。上高地を満喫できるコースのはずだったが、ほぼ雨。徳澤園でザックカバーを買っておいて良かった。
コース全体としては、徳沢から蝶ヶ岳の登りと蝶ヶ岳から横尾の下りは、それぞれ1000m以上の標高差があるが、岩場などの難所はなく、距離も長くきついものの、比較的歩きやすかった。延々と眺望のない樹林帯の登りが続くが、それだけに、稜線に出た時の感動が大きい。雨が多かったが、2日目にこの稜線からの常念岳と槍・穂高の大パノラマを見ることができたのは良かったと思う。
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初日、明神館からの明神岳
2日目、梓川の眺め
徳沢登山口
樹林の登りが続く
長塀山山頂
妖精の池
常念岳の山頂部が見えてきた
蝶ヶ岳山頂
槍ヶ岳が姿を現す
高山植物
穂高連峰と槍ヶ岳
槍ヶ岳
蝶ヶ岳ヒュッテ
蝶ヶ岳山頂
常念岳
穂高連峰と槍ヶ岳
瞑想の丘からの常念岳
瞑想の丘からの安曇野側の眺め
瞑想の丘からの穂高連峰
蝶ヶ岳ヒュッテからの槍ヶ岳
3日目、強風と濃霧の中、出発
高山植物
わかりにくいですが、雷鳥の親子
横尾分岐が見えてきた
横尾分岐より樹林帯に向かう
樹林帯の中、少し明るくなってきた。眼下に梓川
槍見台、横尾尾根だろうか手前の山見えるが、槍ヶ岳は雲の中
横尾登山口
徳澤園に到着
4日目も天気が悪い
明神池
明神橋
下山後、松本城からの北アルプス
中央が常念岳、蝶ヶ岳は蝶槍が見えるが山頂部は鍋冠山に隠れて見えない
松本城からの北アルプス
画面右、常念岳の左側鞍部から槍ヶ岳の穂先が見える
画面左、蝶槍を確認できる
装備・携行品
| シャツ | アンダーウェア | Tシャツ | フリース | ロングパンツ | サポートタイツ |
| 靴下 | レインウェア | 登山靴 | バックパック | スタッフバック | 水筒・テルモス |
| ヘッドランプ | 傘 | タオル | 帽子 | 着替え | 地図 |
| コンパス | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | 修理用具 | 健康保険証 |
| ホイッスル | 医療品 | 虫除け | 熊鈴・ベアスプレー | 携帯トイレ | 非常食 |
| 行動食 | テーピングテープ | トレッキングポール | GPS機器 |




