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仙丈小屋泊

仙丈が岳( 南アルプス)

パーティ: 2人 (ショウタロウ さん 、ほか1名 )

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行程・コース

天候

8/14(木) 日中は晴れ、夕方~夜にかけて断続的に雨
8/15(金) 朝~夕方頃まで晴れ 仙丈ケ岳は正午前後に一時的にガスが登ってきたが、夕方位までは概ね展望良好。その後は曇り。
8/16(土) 日の出前後くらいに一時的に晴れたが、後はほぼ曇り。下界は晴れ。

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 13:00頃自宅発 → 圏央道、中央道 八王子JCT前後で若干の渋滞 → 15:00頃 双葉SAで休憩 → 諏訪ICから一般道 → 
17:00頃 桜の湯着。入浴+夕食+入浴19:45時頃発。 → 20:10頃 戸台パーク着。ここで車中泊。

この登山記録の行程

【1日目】
北沢峠(06:50)・・・二合目(07:20)[休憩 15分]・・・五合目(大滝ノ頭)(08:40)[休憩 15分]・・・小仙丈ヶ岳(10:15)[休憩 30分]・・・仙丈ヶ岳(12:00)[休憩 60分]・・・地蔵尾根分岐(13:10)・・・仙丈小屋(13:20)

【2日目】
仙丈小屋(06:15)・・・馬の背ヒュッテ(06:50)[休憩 15分]・・・藪沢小屋(07:20)・・・五合目(大滝ノ頭)(07:45)[休憩 5分]・・・二合目(08:50)[休憩 5分]・・・北沢峠(09:25)

コース

総距離
約8.8km
累積標高差
上り約1,151m
下り約1,151m
コースタイム
標準7時間15
自己7時間15
倍率1.00

高低図

標準タイム比較グラフ

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

8/14(木)
13:00頃自宅発 → 圏央道、中央道 八王子JCT前後で若干の渋滞 → 15:00頃 双葉SAで休憩 → 諏訪ICから一般道 → 
17:00頃 桜の湯着 駐車場があまり広くなく、停めるまでに少し待ち。
    湯質は無色無臭だが、ぬるぬるする感じ。刺激は強くない。
    ここで食事も済ませた。休憩室で仮眠は取りやすそうな感じ。19:45時頃発。 → 
20:10頃 戸台パーク着。ここで車中泊。
 駐車場はとても広い。トイレ、バス停共に仙流荘側にあるため、できるだけ駐車場入り口付近に駐車したい。
 バス停の場所を確認したところ、すでに物を置いて順番取されていた。
 うちもそれに倣い、バス乗り場の列、乗車券販売所の列にそれぞれ、ペットボトルとマットを置いて場所取りした。
 外気温は到着時点で22℃位。車の窓を少し開けて就寝。夜中~未明で若干寒くなってきたが、薄手のブランケットをかければ十分なくらい。
8/15(金)
4:00起床。息子はまだ寝かせておいて、自分だけ荷物整理+場所取りしていた場所の様子見。
 荷物整理が完了したザックを、場所取りのペットボトルとマットと交換しておく。
5:00頃。息子を起こして、バス待ちの列に並ばせる。この時間に軽く朝食。(おにぎり、パン)
5:15頃。バス乗車券売り場オープン。
5:55頃。バス発。土日祝は始発5:30だが、お盆期間と言えど平日は6:05が始発らしい。
 バスは数台まとめて来て、満員になり次第次々発進する。
 前日からの場所取りのおかげで最初のバスに乗れたため、始発時刻より少し早めに出発できた。
6:45頃。北沢峠着。トイレだけ行って、直ぐに登山開始。
 計画では、大平山荘経由で藪沢ルートを登る予定だったが、バスで来た林道を折り返す形になるため、五合目(大滝の頭)経由で登るコースに変更。
 藪沢ルートで登る場合は、バスで北沢峠まで行かずに、大平山荘で途中下車する方が良い。殆どの人は北沢峠まで行くため、事前に運転手に伝えておいて、前の方に座らせてもらう必要がある。
7:10頃。一合目着。小休憩。
7:25頃。二合目着。小休憩。
8:15頃。四合目着。小休憩。この間にも何度か小休憩。息子が小間隔で止まり始める。
8:40頃。五合目着。小休憩。ここで分岐の為、判断を下す。
 本来はこの日は仙丈小屋に行ってから、余裕があれば仙丈ケ岳へピストンするつもりだったが、段々天気が悪くなる予報の為、尾根上コースで小千丈岳経由で仙丈ケ岳へ行き、仙丈小屋へ降りることにする。
9:20頃。六合目着。このあたりから後ろがものすごい良い景色。八ヶ岳、甲斐駒等が良く見える。
 同時に空気も薄くなり始め、急登のためキツイ。息子は頻繁に止まってしまう。自分も結構キツイ。
 息子は少し歩いてすぐに座ってしまうため、以下の方式で登ってみた。
 ・息子を往来の邪魔にならなくて座りやすそうな岩に座らせておいて、自分が先に行く。
 ・息子が見える範囲で、次の座りやすそうな岩を探して、息子を呼んでそこまで来させる。その間は、自分も座って一休み。
 ・息子が追い付いてきたら、そこに座らせて、自分は次の座れる岩を探す・・・以下繰り返し。
 ※天気が良くて、人もそこまで多くないからできた登り方である。
10:15頃。小仙丈ケ岳着。長めの休憩。絶景。
 八ヶ岳、北岳辺りは山頂が雲がかぶってき始めているが、仙丈ケ岳ピークはまだ平気。
 ガスってくる前に山頂まで行きたいので気は焦るが、長男がペースが上がらない。
 小仙丈ケ岳までの登りに比べればさほどの急登ではないのだが、これまでの疲労+酸素の薄さの為か。
12:00頃。仙丈ケ岳ピーク着。
 ガスが大分上がってきたため、360℃絶景とはいかないが、240℃位の絶景。
 写真、ビデオ撮影を一通りしてから、昼食。
 お湯を沸かしてカップスープを作っている間にどんどんガスが上がってきた。先に撮影しておいて良かった・・
 と、思ったら、また晴れた。
 昼食後は息子も機嫌がよくなったため、良い笑顔で再度撮影ができた。
 一昨年の乗鞍岳同様、山頂がいたく気に入ったようで、そろそろ行こうと言っても、「まだここに居る」と言って、
 結局1時間程山頂に居た。天気が良くて本当に良かった。日が出ている間は、半袖Tシャツでも寒くない。
13:00頃。仙丈小屋に向けて出発。
13:20頃。仙丈小屋着。受付して、荷物整理してから、外でまた撮影。
 時々陽がかげるものの、少ししたらまた晴れる。この日は本当に良い天気に恵まれた。
 息子は相当疲れているはずだから、昼寝しようと誘ったが、寝ない。
 小屋の畳敷きの共有スペースでしばらく私のスマホで遊んでいた。私は小屋の漫画を読んでいた。「岳」面白いな。
15:00頃。息子がついに「寝る」と言い出したので、一緒に昼寝。
 息子は寝つくまでブツブツ独り言を言うので、他の寝ている方にご迷惑かと心配もしたが、
 すごいいびきのおっさんや、小学生以下の子ども5人くらい連れたグループの方がうるさかったため、多分大丈夫だったろう。
 山小屋なんてそんなもんだと皆さん分かっているよね。
17:00夕食。ご飯、味噌汁はお代わり自由。おかずはエビフライ、角煮みたいな肉、ポテトサラダ、トマトキャベツ。
 息子が食欲あまりないみたいで、ほとんど残した。
 もったいないから息子の分まで頑張って食べようとしたが、ポテトサラダとご飯1/3くらいはギブアップして残した。
 でも、味噌汁はお代わりした。
 夕食後に再度外で撮影。このころにはさすがにガスって来ていて、あまり景色は見れない。
19:00頃就寝。他の人もほとんどこの時間には床に就いていた。
 山小屋の消灯は20:00だが、それまで電気が消えない。(自分たちで電気が消せることには翌日出発間際に気付いた。)
8/16(土)
3:50頃起床。4:00出発組がガサゴソ動いているので、3:00頃から目は覚めていたが、この時間までは横になっていた。
 息子はまだ寝かせておいて、ご来光を見に行ける準備をする+外の様子を見に行く。上も下も見事にガスっている・・
 ※前日夕食の際に、山小屋の方がご来光のおすすめポイントを教えて下さった。
  曰く、小仙丈ケ岳への道を尾根上まで登って、少し仙丈ケ岳側に行ったところにロープが張られたスペースがあり、
  そこからだと甲斐駒、北岳、富士山も良く見えるとの事。小屋から15分程度。
4:20頃。ご来光を見るつもりならそろそろ出発する必要があるため、再度外の様子を伺う。
 ガスが切れて甲斐駒は見えてきているため、息子を起こして支度をさせる。
4:30頃。小屋発。ただし、少し登ったらすぐに息子が座り込んでしまった。前日の疲れ+起きてすぐだったせいか・・
 ビューポイントまで登るのはあきらめ、小屋のテラスで、日の出を待つことにする。
4:45頃。甲斐駒方面がガスが切れて、ある程度は景色は見えた。角度的に小屋からはご来光は見えない。
 諦めて小屋の中に戻った。
5:00朝食。ご飯、味噌汁はお代わり自由。おかずは、のり、梅干し、焼き鮭、菜の物、卵焼き。
 息子は昨夜よりは食べた。でもおかずはほとんど残した。もったいないので私が二人分食べた。(今度は残さなかった。)
 朝食中にどんどん天気は良くなってきた。この感じだと尾根まで登っていればご来光は見えたのではないかと思う。残念。
6:15頃。小屋発。もはや一面ガス。
 最後に水場で二人分のボトルに水補給。(南アルプス天然水だ)
 山頂直下100mくらいの所で天水ではない水が採れるって素晴らしい。
 少し下ったら、ガスが切れて、180℃絶景の尾根歩きになった。甲斐駒が良く見える。(それより遠くの山は見えない。)
 ただし、本日の絶景はこれが最後。
6:50頃。馬の背ヒュッテ着。ここも良さそうな山小屋。外のベンチとテーブルを使用させてもらって休憩+行動食。
 ここでも南アルプス天然水が補給できるため、再度ボトルを満水に。
7:05頃。発。
7:20頃。藪沢小屋通過。ここは常駐管理人なしの避難小屋。泊っている人もいた。
 (小屋からのっそり出てきたおじさんを見て、段ボールハウスに住み着いているホームレスを連想したのはナイショ。)
7:45頃。五合目(大滝の頭)着。小休憩。ずっとガス。
 ここからの下りは、登りの方と頻繁にすれ違う。
8:50頃。二合目着。小休憩。
9:25頃。北沢峠着。10時のバスに間に合った。
10:00頃北沢峠発。
10:45頃。戸台パーク着。北沢峠までは涼しかったのに、一気に暑くなった。

帰りは、大芝の湯に立ち寄る。戸台パークからだと小一時間ほどかかるが、妻のリクエストのお土産を買うため、途中のスーパーに寄る予定があったため、同じ方面の日帰り温泉を選んだ。
広い敷地に、温泉、屋内運動場、BBQ場、散策路等がある。
温泉は、500円でそこそこの設備なので、コスパは非常によい。
(しかし、露天のジェットバスには係のおっちゃんがバスクリンをガンガン入れていたので、少なくとも全ての湯が温泉では無いものと思われる。効能とかも特に書いてなかったし、本当に温泉なのか・・)
館内から出なければ、再入浴可能なので、入浴→食事→入浴で、3時間半ほど滞在した。

【感想】
3000mクラスの高所にある山小屋に泊まりたい、という欲求から始まった今回の計画だが、仙丈小屋はとても良い小屋で良かった。
天気は例によって直前まで微妙な予報であったが、結果的には晴れた絶景を拝むことができた。
しかし、一昨年の乗鞍岳同様に、自分も息子も高所でのパフォーマンスが上がらない。
来年のリフレッシュ休暇で槍穂縦走を・・等と夢見ていたのは、根本的に考え直さなければならないと反省。
今の自分の実力では、3000m級に家族を連れて登るのなら、日帰りか、山小屋泊1泊、多少冒険しても2泊が限界と思われる。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア フリース ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック 水筒・テルモス ヘッドランプ 予備電池
タオル 帽子 着替え 地図 コンパス ノート・筆記用具
登山計画書(控え) ナイフ ツエルト 健康保険証 ホイッスル 医療品
熊鈴・ベアスプレー ロールペーパー 非常食 行動食 燃料 ライター
クッカー
【その他】 食料:3食分(8/15朝・昼、8/16昼)+予備食1食分+非常食1食分+行動食 ※8/15夜、8/16朝は仙丈小屋(食事つきで予約済み)
水:8/15登山開始時点、リーダー4ℓ+α(朝食のウーロン茶の残り)、メンバー1.5ℓ
  8/16朝出発時点、リーダー2.5ℓ、メンバー1.0ℓ

※今回の荷物は小屋泊1泊にしては多すぎた。もっと軽量コンパクトにすべし。
 水は仙丈小屋、馬の背ヒュッテで補給できるため、もうマイナス2ℓでも大丈夫だったが、直前まで仙丈小屋の水場は涸れていたため、万一を考えればまあ妥当であったと思う。
 食料は、息子の食欲が芳しくなかったため、結構残ってしまったが、それは結果論。準備としてはまあ妥当であったと思う。
 問題は行動食。明らかに多すぎた。内訳は以下の通り。
 こんにゃくゼリー×3袋、ルマンドミニ1袋、クッキー×2箱、せんべい1袋、ラムネ(食べるやつ)1本、マーブルチョコ1本
 夏なのでゼリーが多めなのは良かったのだが、クッキーとせんべいはほとんど手付かず。
 小屋で酒でも飲むのならつまみにはなったかもしれないが、息子と二人で登る分には万一を考えると自分だけ酒飲んでいる場合で無いので、無駄だった。
 クッキーはいざというときは非常食にもなったかもしれないが、非常食としてはカロリーメイトもどきを4箱用意していたので、やはり無駄だった。

 また、シュラフ(夏用)を2つ持って行っていたが、小屋内はとても暖かく、シュラフは不要。インナーシーツの方が良い。今後は、インナーシュラフの購入も検討する。
 小屋ではサンダルがあった方が良いと思い、持参していたが、小屋には普通にサンダルが備えてあったため、これも不要だった。
 持参するにしても、ビーチサンダルのようなコンパクトに収納できるサンダルが良い。

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登った山

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3,033m

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