行程・コース
天候
南岳までは晴時々曇り、南岳から早朝、霧、中岳から晴時々曇り。槍ヶ岳山荘から朝は霧、徐々に晴に。
登山口へのアクセス
バス
その他:
大阪からの直行の昼行バスがなくなったので夜行バスで5時過ぎ上高地到着。
この登山記録の行程
5つのGPXを1つにまとめると、日帰りのようになってしまったので、行程・時間を修正しています。
【1日目】
Start上高地バスターミナル(07:37)・・・河童橋(07:44)・・・明神(08:26)・・・徳沢(09:31)
【2日目】
徳沢(08:13)・・・横尾(09:03)・・・一ノ俣(10:13)・・・槍沢ロッヂ(11:06)
【3日目】
槍沢ロッヂ(05:35)・・・ババ平(06:29)・・・水俣乗越分岐(06:51)・・・天狗原分岐(07:56)・・・天狗原(09:02)・・・天狗原稜線分岐(13:03)・・・南岳小屋(13:54)
【4日目】
南岳小屋(09:05)・・・南岳(09:22)・・・天狗原稜線分岐(09:39)・・・中岳(10:46)・・・大喰岳(11:42)・・・槍ヶ岳山荘(12:31)・・・槍ヶ岳(14:14)・・・槍ヶ岳山荘(14:45)
【5日目】
槍ヶ岳山荘(06:20)・・・槍ヶ岳殺生ヒュッテ(06:43)・・・グリーンバンド(07:14)・・・天狗原分岐(07:40)・・・水俣乗越分岐(08:23)・・・ババ平(08:43)・・・槍沢ロッヂ(09:32)・・・一ノ俣(10:50)・・・横尾(11:34)・・・徳沢(13:06)・・・Goal徳沢ロッヂ(13:11)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
昨年は徳澤園で強い頭痛に襲われ、まるで魔物に取り憑かれたかのように南岳小屋と槍ヶ岳山荘の予約をキャンセルしてしまった。槍沢ロッジまでは行き宿泊、水俣乗越の分岐を越えたところくらいまでは行った。体力、体調の問題はなくなっていたが、小屋全てキャンセルしてしまっていたので、あえなく撤退。今回はそのリベンジ。
大阪からのバスの直行便で昼行便がなくなったので夜行便で行く。若い頃は夜行便でも初日に槍沢ロッジまで歩けたが、今回は体力を温存しつつ山の時間を愉しむため、徳澤園に宿泊することにした。槍沢ロッジでも静かな時間を愉しみ、贅沢な2日間になった。3日目がいざ本番、氷河公園、天狗池までは槍を右に見ながらの愉しい山行。天狗池でも何とか逆さ槍が見え一つの目的達成。このあとが結構苦しい岩登りが続いた。「鉄梯子はまだか」と思いながら岩をよじ登るが、なかなか現れない。わずか数メートル歩くだけで動悸が激しくなり、休み休み進んだ。何とか天狗原の分岐に辿り着いた時には達成感とともに、心がふっと軽くなった。その後、南岳を巻きながら登り、登頂、そのすぐ先に南岳小屋がある。小屋では飲料水は雨水と明記され設備も今一だが、夕食は何とバイキング料理、と言っても山の食事が単品ごとに選べ、おかわり自由とのこと。フルーツゼリーは体に沁み二回おかわり、美味かった。
さあ、翌日は南岳から槍ヶ岳までの3000m越えの山々、4峰。愉しみ~と思っていたが朝は濃霧で真っ白、ガックリ。出発を予定より1時間遅らせ、9時頃何とか先が見えそうになったので出発。再度南岳3033mを越えたあと、中岳3084mへの登りは結構きつく、間違いそうな道もあったが、何とか登頂。次の大喰岳3101mでは間近に槍が見え絶景。槍に近づいたころ輸送ヘリが向ってきて、やや風にあおられながら荷下ろしする様子を捉えることができた。槍ヶ岳山荘に12時過ぎに到着し、昼食後、槍ヶ岳3180mに。これで3000m超えの4峰一挙に踏破。 下山は槍ヶ岳山荘を6時半出発、徳沢ロッヂ13時到着で約3万歩、15kmの下りで結構足に来た。受付や風呂はまだ準備中かと思いきや、「ご案内できますよ」とまるで女神のような言葉をかけてもらい、助かった。徳澤園は2人程度の小さい湯舟だったが、徳沢ロッヂは5~6人くらいは入れる大きな湯舟。足の疲れが癒された。
今回の山行で、北アルプスの3000m峰をすべて踏破し、ひとつの大きな目標を達成した。南岳への登りであれだけ疲れ果てたにもかかわらず、次なる山行の目標を早くも考え始めている自分にふと驚いている。
フォトギャラリー:67枚
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5時過ぎ上高地到着。給水などなどで時間をつぶし6時開店の上高地食堂でゆっくり朝食。
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ISO: 80 Speed:10/500 f値:1.7
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上高地では早速、熊注意の掲示。
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早朝から相変わらず賑わっている。奥穂高岳が何とか見える。
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熊、発見の目撃情報。この先槍沢ロッジでも今日、目撃したとの話があった。
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あちらこちらで熊情報
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徳澤あたりによくあるこのような眺め、空気には癒される。
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Sony SO-51C
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徳澤園に到着。右端が前穂、中央が明神岳。
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チェックインまで時間があり蝶が岳への登山道を少し登ったり
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ISO: 64 Speed:10/4000 f値:1.7
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周辺をブラブラ散策。いつもは右の横尾方面にさっと行くが、時間あるので左を探索。その先は単に河原に出るだけだった。
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Sony SO-51C
ISO: 64 Speed:10/1000 f値:1.7
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昼食は人気のピザ。スプーンには蜂蜜がたっぷり。
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Sony SO-51C
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蜂の巣のような寝床、中にはライトやコンセントもありカプセルホテルとまではいかないが、個室のようで快適。
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Sony SO-51C
ISO: 200 Speed:10/150 f値:1.7
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夕食はイワナの塩焼きにステーキもある。
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Sony SO-51C
ISO: 200 Speed:10/200 f値:1.7
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右側は前穂高岳、中央には明神岳が良く見える
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ISO: 64 Speed:10/2000 f値:1.7
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横尾を過ぎて槍見河原では槍がくっきり見えた
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ISO: 32 Speed:10/1000 f値:2.8
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一の俣の休憩場、二の俣は下山時に撮影
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槍沢ロッジでも槍がくっきり見える。
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「槍が見えるよ」と望遠鏡を設置してくれていた。
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これはスマホの拡大写真だが、望遠鏡ではもっと大きな鮮明画像が見えていた。
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ISO: 50 Speed:10/2500 f値:2.8
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槍沢ロッジ到着
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ISO: 320 Speed:10/150 f値:1.7
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2日目 天狗原分岐を南岳方面に少し進むと早速、槍の雄姿が現れた。
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ISO: 64 Speed:10/20000 f値:1.7
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右側に槍を見ながらひたすら進む。
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Sony SO-51C
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眼下に小さな天狗池。計画時、右回り(時計回り)で行くか、左回り(反時計回り)で行くか迷ったが、他の登山記録によくある右回りで行った。しかし逆さ槍は池のちょうど向こう側(対面)から見えるし、そこまで岩も少なく、南岳もその向こうがルート。なので左回りの方が良かったか。
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ISO: 64 Speed:10/12500 f値:1.7
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近くに来れば意外と大きい天狗池。槍がくっきり、ただ風で水面が揺れ逆さ槍はぼんやり。
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ISO: 64 Speed:10/32000 f値:1.7
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この写真のタイミングでは槍の穂先は雲に隠れたが、池には比較的よく逆さ槍が写っている。
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天狗のコルまではまだまだ。雲行き悪し。
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前穂のギザギザ。一時北穂も見えていたがすぐに雲の中に隠れた。
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ここまで5mほど登るに鼓動がドキドキ、まだかまだかと岩をよじ登ってきて、やっとのことで梯子まで来た。このあとは鎖場。それを過ぎれば何とかなる。
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やっと天狗原稜線分岐、到着。ここまで来ればもう大丈夫。重たい水もガブガブ。
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南岳。あの登山道を進み裏から回れば頂上。
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意外と距離がある。頂上からは宿泊地、南岳小屋が見えるはず。
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到着。
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南岳を少し下れば、すぐに南岳小屋。
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やっと来ました。
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槍沢ロッジで注文した昼弁当。錦糸卵などがトッピングされた押し寿司、美味しかった。
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この前方、少し登れば大キレットが見えるはず。疲れ果てていたので明日早朝にと期待したが、翌朝は濃霧、風強く寒く断念。この日行けばよかった。
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夕食は何とバイキング。厨房近くに並べられた各種おかずがお代わり自由。焼き魚を2つ取ろうとしたら、それはまずは1つにしてくださいと注意される。ポトフは持ってきてくれた。左側の黄色いものはゼリー、疲れた体に沁み美味しかった。2回お代わり。
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小屋の前からの夕焼け雲が清々しく綺麗。
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明日から槍ヶ岳までの3000mピーク制覇、稜線歩きが愉しみ。
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気温は9℃で寒い。
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3日目 朝、霧が濃く、半袖、長袖のインナー、登山シャツの上からさらにウィンドウブレーカーでも寒い。予定より1時間遅らせ9時出発。
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まずは昨日も通った南岳3033m
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やや霧が晴れてきた。
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まだ霧晴れず、やや急登が続き、途中ルートを外しやすいところがあった。ガレ場、岩をよじ登ってルートに復帰、危ない危ない。
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中岳3084m
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このあと、何とか槍を見ながら進めた。
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ここにも下りの2連の鉄梯子。降りたところから振り返る。
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大喰岳、3101m
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ここから一旦下り、日本最高所の峠を通り、槍ヶ岳山荘までの見事な稜線とその先の槍。
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槍平からの登山道が見える。
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眼下に殺生ヒュッテとヒュッテ大槍。
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槍平からの登りと交差する飛騨乗越の分岐
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槍ヶ岳山荘
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本日3000m超え4峰目の槍の頂上3180m
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Sony SO-51C
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霧が晴れた槍ヶ岳。手前の荷物は目前で見たヘリから輸送されたもの。
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Sony SO-51C
ISO: 64 Speed:10/32000 f値:1.7
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4日目 4:18には夜明けからご来光のためか登山者が登っていく。この辺りは夜明け04:40、日の出05:11くらい。
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Sony SO-51C
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昨夜は大雨、6時頃まで濃霧。6:20霧がやや晴れてきたので下山。
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ISO: 64 Speed:10/3200 f値:1.7
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6:57 霧が晴れてきて安堵
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ISO: 64 Speed:10/50000 f値:1.7
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標高約2,692メートルの岩屋、播隆窟
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ISO: 64 Speed:10/3200 f値:1.7
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今回あまり見なかった花に感謝の気持ち
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ISO: 64 Speed:10/12500 f値:1.7
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トリカブト?
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Sony SO-51C
ISO: 64 Speed:10/10000 f値:1.7
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登りで撮らなかった二ノ俣。槍沢ロッジまではもうすぐ。
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Sony SO-51C
ISO: 64 Speed:10/2000 f値:1.7
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もう一度槍見河原の槍、見納め
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Sony SO-51C
ISO: 32 Speed:10/1600 f値:2.8
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徳沢ロッジの「徳沢のおいしいお水」美味しかった。
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Sony SO-51C
ISO: 250 Speed:10/500 f値:1.7
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このスマホの写真では全く見えないが、都会では味わえない満天の星空だった。(2:56 ロッヂ近くにて)
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Sony SO-51C
ISO: 6400 Speed:10/40 f値:1.7
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5日目 徳沢ロッヂの朝食
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Sony SO-51C
ISO: 200 Speed:10/500 f値:1.7
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焼岳も雄大
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Sony SO-51C
ISO: 64 Speed:10/32000 f値:1.7
装備・携行品
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