行程・コース
この登山記録の行程
【1日目】
蓮華温泉(06:22)・・・兵馬ノ平(07:00)・・・瀬戸川出合(07:27)・・・白高地沢出合(08:15)[休憩 5分]・・・花園三角点(09:30)・・・白高地(11:20)[休憩 5分]・・・千代ノ吹上(11:32)[休憩 21分]・・・朝日岳(12:28)[休憩 5分]・・・朝日小屋(13:20)
【2日目】
朝日小屋(05:34)・・・水平道分岐(07:08)・・・ツバメ岩(07:14)[休憩 6分]・・・稜線出合(08:14)[休憩8分]・・・雪倉岳(09:22)[休憩 41分]・・・雪倉岳避難小屋(10:23)・・・鉱山道分岐(11:10)[休憩 8分]・・・神ノ田圃(12:40)・・・展望台(12:55)[休憩 7分]・・・瀬戸川(14:02)[休憩 6分]・・・蓮華温泉(15:00)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
北アルプス朝日岳、雪倉岳を周るテント一泊二日山行。
【初日】
蓮華温泉から朝日小屋まで。さっそく兵馬ノ平辺りから初日に目指す朝日岳、翌日に目指す雪倉岳が見える。その先、花園三角点を過ぎた五輪尾根から東を見渡せば眼下に池塘のある五輪高原、その先に焼山、火打、妙高などの頚城山塊も見通せる。この日は次第にガスとなり、登頂した朝日岳では展望が得られずも、途中このような景観を楽しめたのは良かった。朝日小屋の広いテント場に幕営。
【二日目】
ひんやりとした朝を迎える(3時起床時、気温は3〜4°ぐらいか)。前日の夕暮れ時から天気が回復。朝陽に輝く雪倉岳、白馬岳を見ながら気持ちの良いスタート。水平道はテンポよく進み、気がついたらツバメ岩まで到着。予想したほと時間はかからなかった。雪倉岳の稜線に出る手前の、印象的な岩峰を巻く辺りの急登が頑張りどころだったが、一旦稜線に出れば前日に登頂した朝日岳が背後に大きく鎮座し、さらに北東の頚城山塊全域、雪倉岳の東斜面に僅かに残る雪溪が目の前に現れ、テンションが上がる。着実に脚を進めて到着した雪倉岳のなだらかな山頂では、南方に展開する小蓮華山〜白馬岳〜旭岳〜清水岳の大パノラマが迎えてくれた。ここから下山に使う鉱山道との分岐までは、白馬岳の景観だけでなく、鉢ヶ岳の東に展開する広いお花畑も楽しむことができる(もうこの時期は花は終わっていたが、草紅葉が見事であった)。最後に鉱山道で下山。二日目の疲労もあって行程が長く感じられ、かつてウェストンも通過したこのルートの痕跡(精錬所跡や鉱山事務所跡など)が何か残っているのかと期待したが、残念ながら何も残っていなかった。無事に蓮華温泉に到着した後は、歴史のある野天風呂で汗を流し、帰宅の途についた。
追記:
①このルートでは水の補給ができる場所が多く、特によかったのは鉱山道標高2200m付近にある水場(ヤマケイのmapには印なし)。「うまい水」と石にスプレーで書かれている通り、キンキンに冷えた混じりっけのない天然ミネラルウォーター(伏流水)であった。この時期でも豊富に出ていたので、おそらく枯れることのない水場と思う。
②朝日小屋のテン場は非常に使い勝手が良い。フラットな地面、小屋・トイレ・水場すべて近くにあり、ここでも水が豊富に入手できる。尚テン場の外トイレにトイレットペーパーは置いてないので持参必要。
③鉱山道は比較的歩きやすい道であったが、神の田圃手前(南側)の数百メートルのエリアで比較的新しい熊の糞を複数見つけた。地形がフラットであり水場もあるため、熊が住み着きやすい環境と思われる。単独行での通過のため、鈴を鳴らす以外に手を叩くなどしながら通過した。ここ以外に熊の糞はほとんど見当たらなかった。












