北奥千丈岳と国師ヶ岳そして天狗岩へ

日帰り

北奥千丈岳　国師ヶ岳　天狗岩（関東）

2025.10.12（日）

パーティ： 1人 (ムラチャンさん )

ムラチャンさん

行程・コース

天候

曇り時々晴れ

登山口へのアクセス

マイカー
その他：大弛峠の無料駐車場は午前７時というのに満車。川上村方面に進んだところに路上駐車した。未舗装。牧丘側にも多数の路上駐車あり

この登山記録の行程

大弛峠(07:35)・・・夢の庭園分岐(07:45)・・・前国師ヶ岳(08:10) [休憩 05分]・・・三繋平(08:20)・・・北奥千丈岳(08:25) [休憩 25分]・・・三繋平(08:55)・・・国師ヶ岳(09:05)[休憩 15分]・・・天狗尾根分岐(09:35)・・・天狗岩(10:05) [休憩 30分]・・・天狗尾根分岐(11:00)・・・国師ヶ岳(11:25) [休憩 15分]・・・三繋平(11:40)・・・前国師ヶ岳(11:45) [休憩 05分]・・・夢の庭園(12:05) [休憩 05分]・・・大弛峠(12:25)

コース

総距離: 約5.3km

累積標高差: 上り約555m; 下り約555m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

　大きな岩の上で天を刺す剣、写真で見て一度は行ってみたいと思っていた天狗岩。やっと願いがかなった。秋の日曜日としては国師ヶ岳方面を歩く人は少なく、思っていたより静か。稜線の紅葉は盛りを過ぎていたが、ゆっくりと秋の一日を楽しんだ。
　大弛峠から大弛小屋の前を通って登山道に入って行く。しっかり作られた木道はいささか古くなってきたが、よく整備されている。往路は夢の庭園に寄らずまっすぐに上を目指す。登るにつれて背後の展望が開け、背後に金峰山に続く山並みが見えてきた。
　前国師ヶ岳の手前で富士山が顔を出す。遠い台風の影響か南には高い雲がかかり、富士の山頂にも雲がかかりすっきりとした姿ではないのが少し残念である。
　三繋平を右に、まず北奥千丈岳に向かう。山頂からは金峰山の五丈岩がくっきり。その左には少し雲がかかっていたが甲斐駒ヶ岳や北岳など、右手には八ヶ岳も。条件が良ければ北アルプス方面も望めるのだが雲の中だった。山頂標識のある所からは富士は見えないのだが、１００mほど南に進むと富士のビュースポットがあるので足を延ばした。
　北奥千丈岳でもそうだったが、国師ヶ岳でも先行登山者は１組ほど。ゆっくり休憩して今日の目的地、天狗岩に向かった。
　しばらく縦走路を進むと右手にロープが張ってあるところがある。ここが天狗尾根入口。足元に小さな「天狗尾根」と書いた道標があるので見落とさないように。ロープを越えると踏み跡が左右に分かれているが左が正しい。ピンクリボンを目印に樹林帯を抜けると目的の天狗岩が見えてくる。
　ここからが天狗尾根の本番。次々と現れる大小の岩場には、手掛かりや道順を示すマークもなく、ルートを探しながら通過しなければならないので気を抜けない。主脈縦走路から分かれた天狗尾根の道は、距離は短いが結構ハードなので覚悟が必要である。天狗岩直下では下山路との分岐に道標もなく分かりづらいので注意。天狗岩への岩登りもマークや手掛かりがないので慎重に行動することが求められる。
　たどり着いた天狗岩には天に向かった大きな剣が鎮座していた。南には富士が見え、東には甲武信ヶ岳などの奥秩父の山々が見渡せる。越えてきた天狗尾根の紅葉がきれいだった。この剣は麓にある那賀都神社（山梨市三富＝国道１４０号で西沢渓谷方面に向かう）の奥宮で、ヤマトタケル伝説によるものだそうである。天狗尾根の往復では４組ほどの登山者とすれ違った。
　下山はのんびり往路を戻り、夢の庭園を経由して大弛峠に戻った。大弛峠の駐車場は相変わらず満車。路上駐車の列は朝より伸びていた。
　大弛峠へのツアーバスあり。今年は１０月２６日までの土・休日。栄和交通（☏0553-26-4546）。なお大弛峠に至る牧丘川上林道は例年１１月中旬から翌年５月末まで冬季閉鎖となる。