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三方岩岳・ 野谷荘司山登山

( 東海・北陸・近畿)

パーティ: 1人 (もんた さん )

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行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 白川郷インターチェンジから車で約40分で、とがの木台駐車場に着きます。途中白山白川郷ホワイトロードの有料道路を通りますが、片道(Uターン)なら、普通車1,700円、軽自動車は1,400円です。朝の8時から通れます。トイレがあります。

この登山記録の行程

とがの木台(09:17)・・・ふくべ谷上園地展望台(09:46)・・・三方岩ふくべ谷分岐(10:10)・・・三方岩岳(11:03)・・・鶴平新道分岐(12:20)・・・野谷荘司山(12:38)・・・鶴平新道分岐(13:25)・・・三方岩岳(14:40)・・・三方岩ふくべ谷分岐(15:38)・・・ふくべ谷上園地展望台(15:57)・・・とがの木台(16:24)・・・とがの木台(16:25)

コース

総距離
約8.1km
累積標高差
上り約1,026m
下り約1,026m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

秋晴れの予報と紅葉の便りに背中を押され、岐阜と石川の県境にある三方岩岳へと車を走らせた。途中、ひるがの高原SAから見上げた白山は、澄み切った空にくっきりと浮かび上がっており、今日はきっと良い山日和になると期待が高まった。

ところが、白川インターチェンジを降りた途端に空が灰色に変わり、周囲はどんよりとした雲に包まれてしまった。せっかくの紅葉登山なのにと少し不安になったが、ホワイトロードの料金所まで上るころには再び青空が広がり始め、ようやく安心することができた。

「もしかすると、雲海が見られるのではないか」と思い立ち、白川郷展望台へ立ち寄ってみる。そこには、想像をはるかに超える光景が待っていた。白川郷の街が一面の雲海に包まれ、まるで白い海の上に浮かんでいるよう。遠くには剱岳の鋭い峰が薄く霞んで見え、幻想的な朝の風景にしばらく時を忘れた。

三方岩駐車場に着くと、平日にもかかわらず車がほとんど埋まっていた。紅葉の最盛期とあって、皆同じ思いで山へ向かっているのだろう。私は少し先の栂の木台駐車場に車を止め、そこから登山道へ入った。

登り始めは気温が8℃ほど。ソフトシェルを羽織って歩き始めたものの、0.5kmも登らないうちに体が温まり、すぐに上着を脱いだ。時折吹く風が頬を冷やし、シャツ一枚でもちょうどいい。ブナやナナカマドの紅葉が、陽を受けて輝く姿が美しい。

山頂へ近づくにつれ、展望が開けていく。振り返れば北アルプスの名峰がずらりと並び、剱岳や槍ヶ岳の姿もはっきりと見えた。空の青、紅葉の赤と黄、そして遠くの稜線の白――秋の色が折り重なり、これ以上ないほどの贅沢な眺めだった。

三方岩岳から野谷荘司山への縦走路は、ところどころ崩落気味の箇所もあり慎重さが求められる。それでも足を進めるたびに、木々の間から見える紅葉や稜線の美しさが疲れを癒やしてくれた。

帰り道、紅葉に染まる山々を見上げながら、秋という季節の儚さを感じた。ほんのわずかな期間だけ、山が一年で最も華やぐこの時期。今日という一日に恵まれたことを、ただ感謝したい気持ちだった。

なお、現在(~11月7日まで)は東海環状自動車道が平日の20時から翌6時まで夜間通行止めとなっている。平日や土曜日に早出や夜間移動を予定している方はご注意を。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ソフトシェル・ウインドシェル ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ 予備電池
タオル 帽子 グローブ サングラス 着替え 腕時計
カメラ ツエルト 熊鈴・ベアスプレー 行動食 トレッキングポール GPS機器

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登った山

三方岩岳

三方岩岳

1,736m

野谷荘司山

野谷荘司山

1,797m

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