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宮之浦岳と縄文杉巡り

( 九州・沖縄)

パーティ: 2人 (Yuji-kun さん 、ほか1名 )

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行程・コース

天候

初日 曇時々雨、風強く時々晴れ間あり
二日目 曇

利用した登山口

白谷雲水峡登山口  

登山口へのアクセス

タクシー
その他: 早朝のタクシーを事前予約

この登山記録の行程

【1日目】
淀川登山口(06:35)・・・淀川小屋(07:25)[休憩 27分]・・・花之江河(09:34)[休憩 10分]・・・黒味分れ(10:00)・・・投石平(10:28)・・・宮之浦岳(12:40)[休憩 28分]・・・焼野三差路(13:30)・・・平石展望台(14:05)・・・第2展望台(14:54)・・・新高塚小屋(15:35)

【2日目】
新高塚小屋(06:54)・・・高塚小屋(07:56)・・・縄文杉(08:10)[休憩 14分]・・・ウィルソン株(10:00)[休憩 5分]・・・大株歩道入口(10:27)[休憩 17分]・・・楠川分れ(11:46)[休憩 12分]・・・辻峠(13:03)・・・太鼓岩(13:16)[休憩 5分]・・・辻峠(13:39)[休憩 7分]・・・白谷小屋(14:18)・・・白谷雲水峡登山口(15:33)

コース

総距離
約21.4km
累積標高差
上り約1,947m
下り約2,697m
コースタイム
標準14時間40
自己15時間34
倍率1.06

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

1日目
初日は淀川登山口から宮之浦岳を越え新高塚小屋までの10km超の行程。夜明けと共に行動すべくタクシーをチャーターした。淀川登山口で支度をするうちに明るさが出てきたが、曇り空で少し雨粒もあった。風が強いことは覚悟していたが、雨具は使わずに済むことを期待して山行開始。森林散策のような道を進むとやがて世界自然遺産の地域に入り、淀川小屋に到着。淀川小屋にはツアーの20名ほどの団体がおり我々の到着と同時に出発していった。この団体は楠川分岐まで同じ行程で、宮之浦岳山頂を含めこの後、何度も一緒になった。早朝初のためホテルの朝食は朝昼2回の弁当に変えてもらい、淀川小屋で朝食。淀川小屋からも緩やかな登り下りの原生林歩きが続くが、この辺から巨大な屋久杉が出始め、屋久島山行らしくなってきた。展望台からはなだらかに広がる森が見え、雲は流れていたが、時折、日の差し込みがあったので天候回復を期待した。しばらくすると雨粒を感じ、ザックカバーだけでもつけようと思っているうちに粒が大きくなってきたので、諦めて雨具を装着した。結局、一日中雨具歩行となった。花ノ江河に着く頃にはザーザー降りになった。花ノ江河の水場はよく分からなかった。なお、花ノ江河を含め所々木道、木段が整備されているが、刻みはあるものの表面は滑りやすく、油断をすると痛い目に遭うので要注意。投石岩尾までの間は、ロープで登下降する箇所があり、先刻のツアーと同ペースで進んだ。投石岩尾では少し晴れ間見え、この先、安房岳、栗生岳と風が流れ周囲の景色が見え隠れしたが、なかなか写真に収める時間が得られるほどは安定しなかった。近場に見える様々な奇岩の写真が多くなった。栗生岳を過ぎる頃は完全にガスの中で、先のわからぬまま進むうちに、ひょこっと宮之浦岳山頂に到着した。ガスで展望はなく、強風でガスが少し切れてもすぐ近くが見える程度だった。昼食で30分ほど滞在したが、雲の切れ間に青空と太陽が少し見えたのみで、風強く回復の兆しもないので、早々に下山を開始した。ツアーと抜きつ抜かれつしながら新高塚小屋に向かった。この間で屋久鹿を見ることができた。小屋に到着した際には既に満員に近く、板間のテント場もほぼ埋まっていた。幸い、この日は環境省の方が管理対応に出ており、森林内の幕営可能箇所に案内してくれた。後に聞いたところでは、一般の登山客が小屋内で無法に場所を確保することがあり、定員に至らずに小屋が満員になることがあるため、人手の多い連休などはこのような調整が行われているとのこと。とても助かるので継続して欲しいものである。

2日目
この日は登山好適日の予報が出ていたので期待したが、夜明けと共に出発する時はガスの中だった。風は夜中中吹いていたが、少しは弱まった感もあった。前日の雨露で濡れるのを嫌い雨具を装着していたが、高塚小屋に着く頃に雨が降り始めた。高塚小屋を過ぎてすぐに縄文杉に到着。ステージが周囲を取り囲み近くには寄れないが、それでもその巨大さはそれまで大きく感じていた屋久杉達が普通のサイズに思えてしまうほどだった。早朝で他に人がいないのをいいことに、三方向からじっくりと眺めた。その先も名のある屋久杉が続いたが縄文杉の大きさに触た後なので、あまり感動はなかった。この頃から登りの登山者と徐々にすれ違い始め、ウィルソン株に至る急降で前方を行くツアーに追いついてしまったが、彼らはひっきりなしに登ってくるツアーの連続でなかなか前に進めない状況だった。ツアーガイド同士は知り合いも多いようで、うまくコミュニケートしながら着実に降りてくれたので、それに便乗して先に進むことができた。ウィルソン株で写真を早々に納め、ツアーが出る前に先に進んだ。ここからは苔むすの森で穏やかな沢の流れと太古の森を感じた。大株歩道入口から楠川別れまでのトロッコ道はレールの間に木道が敷かれ、緩い下りのため軽快に歩が進んだが、楠川別れで白谷雲水峡方面は山道復活と分かり少しげんなりした。辻峠でザックをデポし太鼓岩に行った。太鼓岩では漸く屋久島の峰々を一望にできたが、宮之浦岳だけは雲の中だった。白谷雲水峡までは普通の山腹をトラバースする山道だったが、白谷山荘の先の分岐からは三本足杉のコースは閉鎖となっているので要注意。右の迂回コースをいく必要があった。下山口となった白谷雲水峡は水の流れが激しく素晴らしかった。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア Tシャツ ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下
レインウェア 登山靴 バックパック スタッフバック 水筒・テルモス ヘッドランプ
予備電池 タオル 帽子 グローブ サングラス 着替え
地図 コンパス ノート・筆記用具 腕時計 カメラ 登山計画書(控え)
ナイフ 修理用具 健康保険証 ホイッスル 医療品 虫除け
熊鈴・ベアスプレー ロールペーパー 携帯トイレ 非常食 行動食 テーピングテープ
トレッキングポール GPS機器 テント シュラフ シュラフカバー テントマット
スリーピングマット ストーブ 燃料 ライター カップ クッカー
カトラリー ローソク・ランタン

登った山

宮之浦岳

宮之浦岳

1,936m

太鼓岩

太鼓岩

1,050m

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