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行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

電車
その他: 京王線高尾山口駅

この登山記録の行程

高尾山口駅(06:28)・・・1号路登山口/清滝駅前(06:34)・・・霞台(07:25/07:33)・・・薬王院(07:52)・・・高尾山山頂(08:16)・・・もみじ台(08:31)・・・学習の歩道分岐(09:03)・・・高尾林道出会(09:25)・・・防火帯歩道分岐(09:41)・・・一丁平展望台(10:09/10:35)・・・小仏城山(10:59/11:45)・・・萩原作業道分岐(12:35)・・・日影沢キャンプ場(13:40/13:52)・・・日影BS(14:07/14:14)===高尾駅北口(14:30)

コース

総距離
約11.9km
累積標高差
上り約1,024m
下り約986m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 今日は高尾山で紅葉見物、新装開店の稲荷山コースという選択肢もあったがやはり王道の1号路を登る。高尾山口駅を出るとまだ本格的な冬ではないが身体が寒さに慣れておらず早朝は寒い。
 目につく花は終わりかけのコウヤボウキくらい。今期はとうとうオオカモメヅルの果実は見つけられそうもない。キッコウハグマの花も相変わらず見つけられず閉鎖花ばかり。霞台で朝食、天気は良いものの景色は霞んでおりランドマークタワーも江の島も良く見えない。キジョランの果実を探したが見つからない(昨年は7~8個あったところにもない)。からっ風に舞う種髪はテイカカズラばかりになりそうだ。

 高尾山頂、普段より花の少なかった分だけ早めに山頂に着いたがそれでも観光客はいつもより多目だった。期待した紅葉とともに素晴らしい富士山も見ることができて皆さん嬉しそうで良かった。気温は10℃を下回って8℃、年末年始の頃にはシモバシラを期待したいが長期予報では暖冬らしい、どうなるだろうか。

 もみじ台、細田屋さんの建物がすっかり片付けられてきれいさっぱり無くなっていた。後には大きなモミジが真赤に紅葉して何本か残っている。

 学習の歩道分岐から高尾林道へ向かう。高尾林道では先日もリンドウのツボミを見たが今回も当然ツボミ。日が充分当たらないと開花しないので致し方ない。防火帯歩道では咲き残りのセンブリが一つだけあった。

 一丁平展望台で休憩。日影林道のリンドウに期待しているが早過ぎるとツボミばかりになってしまう懸念があるのでここでの休憩は重要。てっきりサルトリイバラと思っていた果実が黄色くなったので違うことに気付いた。写真を撮って調べたらツルウメモドキだった。実が割れると赤い種子が顔を出して面白い。

 小仏城山で昼休みを終え、今日こそリンドウの花を見たいと日影林道を下る。有った、いくつかの株に花が咲いている。しかし大株は見当たらない、やっぱり草刈りの後で改めて成長したようで株が小さく花付も良くない。まあそれでも今年もキレイなリンドウの花を見ることができて幸せではある。

 赤くなったヒヨドリジョウゴの果実を撮って少し下ったところで大きな一眼レフを構えて何か撮っている方がいた(仮称Eさんとする)。近づいてお聞きすると何と花が終わって枯れたようになっている植物を撮っておいでだった(被写体はヤブタバコのようなキク科の植物だったが私には何だか分からない)。花が無い植物の種類を調べる労力は何倍も大変になるので私は殆どやらない。色々な方がいるものだと興味深く思って同行させて頂くことにした。Eさんは普段は横浜の方で山野草を観察しているが「植生の多さで有名な高尾山にも行ってみよう」と思って来られたという。興味深いのはそのアプローチの方法で「今日は日影林道の下の方」と決めたら入口から中間地点辺りまでの短い区間を徹底的に観察するという。私の様にあちこち歩き回って目につけば撮るのではなく、決めた範囲内の植物を定量的に調べるという根気を要する手法を採っているそうだ。従って私の様に「ありふれた花には見向きもしない」のではなく「・・・がどれくらいある」という有用な結果が得られることにもなる。また地元との植生の違いにも興味を持ち、この辺りではありふれたアズマヤマアザミ(地元では殆ど見かけないという)なども熱心に撮っていた。そして私がウナギツカミとかウスゲタマブキなど教えてあげると(最近見つけたのでまだ覚えている)写真を撮るだけでなくいちいちスマホを取り出してメモしている、私にはとても真似できないまめ(勤勉)な方だ。Eさんにカコマハグマについて教えて頂いた。私はカコマハグマを見たことも無く一代雑種だろうと思っていた(根拠のない思い込み)ので「有るとすればコウヤボウキとカシワバハグマが両方生えているところだろう」と勝手に思っていたが、「カコマハグマは雑種ではあるが種として確立しているので子孫を残すことができる」とのこと。結局Eさんとはバスで高尾駅に着くまでご一緒させて頂き、有意義且つ楽しい時間を過ごすことができた。
 なお日影林道終盤の写真が無いのは魅力的な被写体が現われなかったということもあるが、Eさんとお喋りするのが楽しくて写真を撮る余裕が無かったということでもある。

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装備・携行品

アンダーウェア Tシャツ ソフトシェル・ウインドシェル ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック 水筒・テルモス タオル 帽子
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登った山

高尾山

高尾山

599m

小仏城山

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670m

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