行程・コース
天候
曇り
登山口へのアクセス
その他
その他:
北沢長衛小屋テント場から北沢峠登山口へ
この登山記録の行程
長衛小屋(04:45)・・・北沢峠(05:00)・・・五合目(大滝ノ頭)[休憩 10分](07:14)・・・小仙丈ヶ岳[休憩 10分](08:50)・・・仙丈ヶ岳[休憩 10分](10:35)・・・仙丈小屋[休憩 60分](11:09)・・・小仙丈ヶ岳(13:00)・・・五合目(大滝ノ頭)[休憩 10分](13:38)・・・北沢峠(15:30)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
仙丈ヶ岳登頂記録 3日目
一夜明け、今日は仙丈ヶ岳登山。昨日の夕立でテントはビショビショ。取り合えず3時過ぎに起き出して、テントの撤収をするころには少し明るくなってきた。
4時半撤収を終えて22Lのバックパックとオスプレーのソージョン80Lを引いて北沢峠へ向かう。こもれび山荘で大荷物を預ける。
5時スタート。今日は昨日下ってきた山と林道をはさんで反対側の斜面を登ってゆく。
最初はシラビソやツガの針葉樹林帯をジグを切って登り、朝日の中を1合目の指導票につくと尾根に乗る。今日は1日ほぼ尾根歩きになった。テント場から直接2合目に合流したほうが近道だろう。
3合・4合と同じような樹林の中を登る。少しづつでは有るが、傾斜が付いてきたようだ。
一息頑張った所で、大滝頭 5合目に到着する。ここは藪沢道の分岐になっている。残雪が多いそうで、まだ黄色テープが張ってあり閉鎖中。
しかし昨日と同じで、高度が増すと息が上がり足が出なくなった。やはり高所を歩いた経験が少なく時間がかかるようだ。昨日の疲れも手伝って8合くらいからは、本当に牛歩の歩みになってしまった。
さて、5合目からは、明らかに傾斜が増して急な尾根筋を岩を掴みながらの登りとなる。しばらく頑張ると樹林帯を出、森林限界へたどり着いた。今度はハイマツやナナカマドなどの低木帯を登るようになる。見晴らしが利く所に出ると6合だ。7時53分到着
ここは回りの眺望が利き、逆光気味だが 鋸岳 駒ケ岳、栗沢山 アサヨ峰 鳳凰三山、北岳が広がる。そして目の前に緩やかに登るハイマツの斜面が、小仙丈ヶ岳へと続いている。
ナナカマドや残雪、向こうの斜面に見える馬の瀬ヒュッテなど景色を見て苦しさを紛らわせる。8時45分小仙丈ヶ岳到着、登り始めて3時間半大分疲れてきた。八合は9時23分通過、仙丈小屋分岐は9時46分。
最後の稜線はキバナシャクナゲ、イワウメ、オヤマノエンドウ、ミヤマシオガマの咲くお花畑を進み、藪沢カールの上を巻いて頂上へ、下のカールの中に仙丈小屋がよく見える。
10時33分仙丈ヶ岳の頂上に立てた。山頂はガスが掛かって眺望は無い、日が照っても、すぐに暗くなって来たりするので、我々は仙丈小屋まで下りてお昼にすることにする。
カールの淵をそのまま進みしばらく下ったところで雪渓に出た。雪渓の上を数十M下り、もう一度雪渓の上を下って小屋に到着。
小屋前のベンチをお借りしてお昼にする。小屋番の方が15時までは雨は降らない、ごゆっくりといってくださり、お腹も膨らんでちょっと気分がゆったりする。
ひょっと15時のバスに間に合うか、とも思ったが我々の足ではたぶん無理だろう。仙丈小屋分岐までカールの中をトラバースしながら登っていく。目の前にキバナシャクナゲの花畑だ。
8合に下り岩場に差し掛かると珍しいイワヒゲが可愛い花をつけている。ミヤマダイコンソウ、ツガザクラ、アオノツガザクラ、ミネズオウも見られる。ランが1株何でしょう?
小仙丈ヶ岳は巻き道を下り、6合上方で合流する。5合の大滝頭は14:04分。4・3・2・1合とテンポ良く連れが先導してくれる。そして15時30分北沢峠に降りてきた。
こもれび山荘で大荷物を受け取りバスへ、10人くらいで仙流荘へ下る。
仙流荘で温泉に浸かりさっぱりした所で、17時30分、いざ帰路に。我々のアルプス登山は標準タイムの1.4倍は見ておく必要があること、傘は必要、事前調べは出来る限り調べておく。等感じたところです。何より経験を積むことが必要と思いました。
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