行程・コース
天候
曇り時々晴
登山口へのアクセス
その他: 平湯キャンプ場前泊⇒マイカー⇒中尾高原キャンプ場上駐車(約20台可)
この登山記録の行程
焼岳登山口(05:15)・・・中尾峠[休憩 20分](09:10)・・・焼岳北峰[休憩 20分](10:30)・・・中尾峠[休憩 10分](11:45)・・・焼岳小屋[休憩 30分](12:05)・・・中尾峠・・・焼岳登山口(15:18)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
車で登山口の中尾温泉へ移動する。約15分で、新穂高温泉入口の中尾温泉に登ってゆく、一番上に中尾温泉キャンプ場があり、そこを過ぎると約20台の登山駐車場が設えてある。辺りは硫黄温泉の匂いが立ち込めている。
舗装林道を登って行くが次々と湯気を吹き上げる源泉がある。タマガワホホトギス、青色ホタルブクロ、オダマキ、キツリフネなど珍しい花も確認。20分ほどで、登山口に到着。ここからは山道を登る。まずはほんの少し下って、最初沢の木橋を渡り急登に取り付く。
踏み跡は確りして迷う心配は無い。しばらく頑張ると尾根上に出る。反対側の沢が足元に水音を届けてくれる。そのまま尾根をしばらく登ると、小さな草の平地があり、ここまで林道が上がってきている。車の轍も残っている。ここまでほぼ1時間。
ここにも登山道入り口表示があり。振り返ると、登ってきた道は近道と表示がしてある。
一つ九十九を折ったところに白水の滝表示がある。ここは落差45mの白水の滝展望。
大きな尾根の南斜面をトラバース気味に、サワラの大木の間を進む。やがて樹間に鍋助横手の標示が現れる。振り返ると笠ヶ岳が雪の白を残して聳え立っている。絶景だ。
さらに九十九を切って登っていくと、今度はトウヒの大木の間を登るようになる。
自分はまだ亜寒帯針葉樹林のツガ、コメツガ、シラビソ、オオシラビソやトドマツ、エゾマツなどの見分けが付かない。こうして標示してあるとホ~と思えるのだが。
岩がゴロゴロとした間を登って行くと、ヒカリゴケの岩穴が数箇所現れる。2箇所には看板もある。ヒカリゴケとは良く名付けた物だ。ほんとに蛍光色に光っている。
少し傾斜が緩くなると焼岳雨量計の観測施設がある。周りのオオバミゾホオズキの黄色い花が奇麗だ。チシマザサの間の溝のような登山道を進むと、大岩の前に秀綱神社の鳥居が祀ってある。新しい丸太ベンチも設えられて、休憩にもってこいだ。
歩き始めて3時間大休止だ。しかし虫が纏わりゆっくり休めない。花の時期は虫も忙しいのだ。早々に歩き始める。手入れされた登山道を行くと焼岳小屋への分岐に到着。
ここは迷わず旧中尾峠の道へ進んでいく。先ほどの秀綱神社の由来でも解る様に、ここは飛騨から信濃に越える旧街道。三木秀綱も峠を越え、逃れようとして討たれた伝説も有る。
稜線が近づくと視界が広がり、シナノオトギリの群落が広がる。中尾峠からは信濃側の視界が広がり、梓川の流れが目の下だ。霞沢岳・六百山が正面に、北に前穂の稜線が臨め、そして南には焼岳の荒々しい山肌が活火山の噴煙とともに聳えている。
ここから上高地のルートと一緒になり、登山者が増える。そして焼岳山腹を登る今日の核心部、最初はザレた道を快調に登って行くが、緑が無くなってくると噴煙が上がる沢を一つ越える。岩尾根をよじ登っていくと、道はトラバースするように頂上直下を巻く様になる。
北峰の下を巻いて鞍部に立つとそこに中の湯ルートが登ってきている。中の湯ルートからも登山者が登って来ている。さらに合流した道を噴煙が上がる北峰下へ登ってゆく。
最後の難所を岩に摑まりよじ登ると20人ほどで一杯になる北峰頂上だ。
数パーティー10人くらいの登山者が思い思いに休んでおられる。英語の2人組みに乗鞍をバックに撮影を頼まれた。 2人で肩を組んで写真に納まる仲の良い外人さんでした。
我々も記念撮影をし昭和火口や噴気孔の硫黄を撮って頂上パノラマを堪能する。しばらく休んで、くだりは中尾峠まで下りて、展望台へ登り返して焼岳小屋を目指す。
展望台からの焼岳はとても威厳がある。特に北峰は岩が重なり合って厳しい。
足元には噴気孔が口をあけて噴気を上げている。恐る恐る近づいて覘いて見た。
焼岳小屋で記念手拭をゲット、ついでに軒先で昼食を戴く。本日も定番のお握りとサーモスで入れたフリーズ味噌汁で気力回復。小屋にもフィンランドから見えた若者4人が、タンクトップで登ってきている。焼岳どっちと聴くので、レフトと言って降りて来た道へ案内する。
12時半。30分休憩したので下りに向かう。稜線上の西穂への道と分かれて、飛騨側斜面に下る。今度は焼岳小屋ルートから旧中尾峠の道と合流。
秀綱神社、鍋助横手、白水の滝、林道終点、登山口と順調に下山。途中13時30分頃に単独女性が登ってこられて少し話をする。焼岳展望まで登ると仰られて、後どれくらいと聞かれた。1時間くらいと答えたら、そんなには掛からないと言っておられた。とても健脚の方だ。岡山からか聴かれたので、そうだと答えたら、自分も岡山だと言っておられた。
駐車地に帰ると岡山ナンバーが2台残っていた。岡山から1人で来られて1人で登って
又一人で帰る元気な方だな~と、連れと感心頻り。
後はテント場に帰って今夜のお風呂へ直行。お風呂は昨日も今日も平湯温泉ひらゆの森で温泉三昧。露天風呂が16箇所と内湯。広い温泉場で寛ぐ。後は帰り道のあんき屋で生ビールと飛騨牛焼肉三昧。4ビートの調べも心地良く満足々々
満足し19:00~ZZZ・・・
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