行程・コース
この登山記録の行程
【1日目】
笹ヶ峰(06:20)・・・黒沢橋[休憩 10分](07:35)・・・富士見平[休憩 10分](09:45)・・・黒沢池ヒュッテ[休憩 60分](11:00)・・・大倉乗越(12:12)・・・長助池分岐[休憩 10分](13:00)・・・妙高山北峰(14:20)・・・妙高山南峰(14:36)・・・妙高山北峰(14:45)・・・長助池分岐[休憩 10分](15:43)・・・大倉乗越(16:25)・・・黒沢池ヒュッテ(16:45)
【2日目】
黒沢池ヒュッテ(05:45)・・・高谷池ヒュッテ[休憩 30分](07:10)・・・天狗の庭(08:03)・・・火打山[休憩 10分](09:32)・・・天狗の庭(10:42)・・・高谷池ヒュッテ[休憩 60分](11:10)・・・富士見平(13:36)・・・黒沢橋(15:35)・・・笹ヶ峰(16:08)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
§1, 妙高山登山
秋雨前線で天気が続かない。シルバーウィーク前の週、天気予報と睨めっこ。水曜日は登山日和で木曜日が崩れそう。難しいな~・・・
笹ヶ峰キャンプ場は火打山登山口、標高1,350mくらいに広がるキャンプ場だ。シーズン過ぎで、進入規制のコーンをどけて自由にキャンプできるようで、一番便利そうなビジターセンター付近で野営した。
翌日朝、登山届けを投入し、入口ゲートを潜って登山道へ進む。整備された木道を緩やかに2kmくらい谷筋を登っていく。小さな沢を3度渡り、進んでいくと、沢の音が大きく聞こえ出し、少し下ったところが黒沢橋だ。
橋を渡り緩い斜面をトラバース気味に進むと、折り返し急登が始まる。1/12の立て札があり十二曲りの始まりだ。折り返すたびに数字が増え励みになり、30分ほどで12/12地点の尾根上へ到着、下りのパーティーと交代で休憩する。
此処まで2時間、すぐ上に3/9の指導票があり火打山山頂まであと6kmと知れる。
1800mを過ぎる辺りから針葉樹林が混じってきて、亜寒帯の林層になってくる。
4/9の指導票を過ぎ少しなだらかな尾根を歩くようになり、再びゴーロ石の登山道になって、やっと富士見平に到着する。此処で、高谷池を経て火打山へ至る道と、黒沢池へ下り黒沢池ヒュッテへの道と分岐する。3時間20分歩いてきた。
しばらく休憩。目の前に朝日を受けるリンドウが大きな蕾を開こうとしている。辺りの木々が紅葉し始め、明るく輝いている。爽やかな風景が此処までの疲れを癒してくれる。あと1時間ぐらいでテン場だ、頑張ろう。
黒沢池手前では有名な?丸太橋が現れる。近づくと、ちゃんと迂回路が有り、飛び石伝いに沢を渡れるようになっていた。池尻というらしい。
さらに高層湿原の草紅葉を楽しみながら平坦な木道を奥へ進んでいくと黒沢池が見えてくる。ダケカンバが奥の黒沢岳の斜面に屏風絵のように、そして手前に草紅葉、あし元にはリンドウやチングルマ 素晴しい景色が広がっている。
池から少し下ると黒澤ヒュッテのテン場だ。ちょうど11時に到着しお昼にする。荷を解き身軽なアタックザックに変え、妙高山へ登る。
昼前出発。まず大倉乗越を目指して登っていく。大きなダケカンバやナナカマド・ウチワカエデなどが紅葉し始めて素晴しい。大倉乗越は2,150m、此処からは外輪山の内側をトラバースしながら下り、1つ沢を越え長助池分岐で、ツバメ温泉からの登山道と合流する。
此処からはほぼ一気に妙高山へ直登していく。大きなゴーロ岩が続く登山道は中々手強い。上から落ちてきそうな岩もあったりして、面白いと言えば面白い。
連れも大分へばってきて良く立ち止まるようになっている。標高差400mを何とかクリア、頂上稜線へ乗る。14:14分頂上手前の祠を通過、北峰山頂へ16分に到着した。
マイ山頂、貸切だ。記念撮影してから南峰へ向かう。南方からの景色は360度見渡せるが、遠望はなく、三田原山の外輪山や、黒姫・火打山の裾野が見えるくらい。
北峰に帰り14:20分下りにかかる。下りは連れが先導してくれる。長助池分岐まで80分大倉乗越までは35分テンバ到着は16:42分2時間20分のくだりだった。因みに登りは2時間35分でした。
黒沢池ヒュッテベンチで夕食を戴き日暮れと供にZZZZZ・・・夕焼けが出たので明日も天気かな~
明け方ハプニングが!!
つづく・・・・
§2 火打山登山
さて、テント場での出来事。
朝方、外でなにやらブヒブヒと声がする。シシが来ている。食べ物の臭いに釣られたのだと思い、襲われると大変と思って、手をパンパンと叩いて人が居る事をアピールしたつもりだった。
ところが、あちらさんは鉄砲と思ったのかキィーキィーと騒ぎ立てて興奮してしまった。
となりのテントの方やロッジの皆さんを起こしてしまったようだった。3時過ぎだったので、皆さんぼちぼち起きようかと思っていらっしゃったとは思うのだが、要らぬ手叩きをした感じで申し訳なかった。
猪は吠えながら、間もなく奥のほうへ移動していった。
さて、5時45分から行動に移った。
今日は、少し軽くなったバックパックを担いで高谷池ヒュッテまで100mほど登り、其処に荷物をデポして火打山を往復する。
5時45分黒沢池ヒュッテテント場を後に黒沢池に沿って登ってゆく。振り返ると池とヒュッテが絵のようだ。
見晴らしの良い丘をだらだら登って小1時間で茶臼山に到着。今日も何組か登山者にお会いする。天気は下り坂だけど結構登山者がいらっしゃる。
茶臼山を過ぎた辺りからポツポツ落ちてきだしたが、大したことは無いのでそのまま高谷池を目指す。高谷池手前はゴーロ道で足場が悪い。バックパックに振られバランスを崩すと岩から転げ落ちるので、ゆっくり慎重に池を目指し下る。
高谷池沿いの分岐に出て、小屋を目指す。7時過ぎで黒沢池から1時間半の行程だった。黒沢池より1段高い高谷池は紅葉も一段と進んで、天気は崩れても充分観賞に堪えてくれる。
小屋へ荷物をデポし、再び身軽になって火打山を目指す。まづ、天狗の庭へ、次にライチョウ平へそして頂上へと、ルートを進むのだが、雨と風が出て落ち着いて行動できなくなってきた。
うつむき加減で木道やゴーロノ道を登ってゆく。少し登って方向が変わるとライチョウ平だ、此処からは木製階段を九十九を切って登ってゆく。公園レンジャーの方がライチョウの観察をしておられた。視線の先に雷鳥の姿があり、お初のライチョウが撮影出来た。
しんどい登りが済むと小ピークを越えて、頂上へ伸びる平らな稜線へ載る。ハイマツの中を進んでいくと再びのぼりになり、登り詰めると突然頂上広場へ到着した。
雨風が強く長居は無用、少し下ったハイマツの影でエネルギー補給し下りに向かう。
来た道を引き返し小屋まで降りてやっと一息つけた。靴を脱いで座敷に上がりお昼にする。
雨は益々強く、到着される登山者の方も、此処で泊り停滞される方もいらっしゃる。
12時半に小屋を後にする。今度は黒沢岳西斜面をトラバースしながら下り、昨日分かれた富士見平の分岐を通り、登った道を十二曲り、黒沢橋と降りてゆく。
黒沢橋からの緩い木道下りがとても長く感じたが、無事に登山口ゲートに帰着できた。用意していた下山届けを投函し今回の遠征終了。
フォトギャラリー:29枚
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
傘 | タオル | 帽子 | グローブ | サングラス | 着替え |
地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) |
ナイフ | 修理用具 | ツエルト | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 |
虫除け | ロールペーパー | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ | トレッキングポール |
GPS機器 | ストーブ | 燃料 | ライター | カップ | クッカー |
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