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混む前に!女王謁見!!GW前半ド快晴の燕岳

燕岳( 北アルプス・御嶽山)

パーティ: 1人 (tak.fotografia さん )

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行程・コース

天候

快晴。無風。 燕山荘から山頂にかけて若干風あり。

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 中房温泉登山口 第一駐車場まで、延々と細く曲がりくねった道が続く。
夜は対向車のライトで接近がわかるが、日中は要注意。
中房温泉までノーマルタイヤで問題なし。
※5月3日午後、土砂崩れが発生し、通行止めになっている模様。

この登山記録の行程

※写真撮りまくりの為、相当スローです。
02:56 第一駐車場
03:06 登山口(登山届ポスト)
06:44 合戦小屋
-大休止-
07:22 合戦小屋
09:20 燕山荘
-小休止-
09:50 燕山荘
10:23 燕岳山頂
-写真撮影など-
10:35 燕岳山頂
11:00 燕山荘
-ランチ-
11:55 燕山荘
12:29 合戦小屋
14:27 登山口
14:36 第一駐車場

コース

総距離
約12.2km
累積標高差
上り約1,892m
下り約1,894m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

【コース状況/その他周辺情報】
<登りコース状況>
※はじめのほうは夜明け前時点での情報
※全体通してトレース、旗あり。危険個所もなし。

◆登山口~第一ベンチ
 完全夏道。

◆第一ベンチ~第二ベンチ
 雪道出現するも、夏道と半々くらい。
 雪はやわらかい。

◆第二ベンチ~第三ベンチ
 雪の割合増えるも、夏道も多い。
 氷も目立つようになるが、雪はまだやわらかい

◆第三ベンチ~富士見ベンチ
 ここからアイゼン装着。
 完全雪道。第三ベンチ直前から雪もガチガチになってきた。(夜明け前時点)

◆富士見ベンチ~
 ずっと雪道。
 雪はやわらかく、ザクザク状態。

<下りコース状態>
※昼時点
◆燕山荘~合戦小屋
 ずっとアイゼン装着。
 雪はやわらかいが、踏み抜きが多い。
 坂は急だが、尾根は広く、すれ違いできる。

◆合戦小屋~第一ベンチ
 アイゼン装着
 雪はやわらかく、斜面が急なうえに、コースがせまい。
 ポール、アイゼンは必要と思われる。
 第二ベンチあたりになると雪は少なくなるものの、急斜面に残ってたりするので、
 第一ベンチまでは装着した。

【感想/記録】
ゴールデンウィーク中に、北アルプスのどこかへ行きたいと思っていた。

せっかくだから、週休一日の普段ではいけないところ、と思ったのである。

アプローチや標高、眺めなどを調べて、ロックオンしたのが、
燕岳!!

北アルプスの女王。
ゴールデンウィーク中ともなれば、激混み必至である。

毎日天気予報を見ていたが、どうも2日がドンピシャな感じ!
いやしかし、ゴールデンウィーク中とはいえ、金曜日、平日である。
いくらか混雑も緩和されるはずだと思い、出発当日に決行を決意。

夜、20時すぎに新潟市を出発。
とくに渋滞にも巻き込まれずに長野自動車道 安曇野ICを下車。
しばらく街中を走り、いざ山のほうへと入っていく。。
細い山道をしばらく走る。
。。。走る。
。。。。。。走る。。
どこまで続くんだこれ!?
小一時間も走ったかと思うころ、ナビによると目的地、
中房温泉登山口手前の駐車場に到着。
運よく、第一駐車場にはまだまだ空きがあった。
時刻は01時すぎ。

さてどうしたものか。。
いっそすぐに用意して登り始めようか。
もしかしたら日の出を山頂で見られちゃったりなんかして♪
…でも冷静に考えると、4時間を切るスピードは絶対ありえなさそうだ。。
どうせ頂上で見られないなら、少し寝て、”それなりな場所”で日の出を迎えようではないか。

いそいそと車中泊モードにトランスフォームし、寝袋に潜り込む。
厳冬期ではないので寒くないのがありがたい。

ちょっと寝て3時に出発(笑)

コーフンしてほとんど寝れなかったw

車道を10分ほどあるくと中房温泉が見えてきた。
登山届ポストがあるので、記載して投入。
いざ、登山口スタート!

いきなり急登が始まる。
とはいえ、さすがは人気の山。九十九折に登山道がよく整備されており登りやすい。

今日は長丁場。しかも北アルプス3大急登のひとつというではないか!
いつもの調子でいくと速攻バテるに違いない。
わざとゆっくり、深く呼吸しながら登る。
暗いこともあり、まわりの景色も見ず、集中してぐんぐん登っていく。
第一ベンチ到着。
ちょっと休もうかと思ったが、後ろから数人登ってくるようだ。
まだ疲れてないから、先に進もうっと。
第二ベンチ到着。
後続との間にはちょっと差があるようだから、少しだけ座って休憩♪
ここまでは雪もあるが、夏道もあり、アイゼン装着するほどではあるまい。
第二ベンチを出発すると、雪の割合ががぜん増えてきた。
雪自体も若干硬くなってきたようである。
アイゼン…つける場所もないからもう少しこのままでいこう。

第三ベンチ手前くらいでふと視界が開けたので見てみると、空もだんだん明るくなってきており、
眼下には豪快に雲海が広がっている。
そして、見上げると北アルプスのかっちょいい姿がひろがっているではないか!!
それまで暗いことをいいことに、黙々と良いペースで登っていたのに、
そこでいつもの写真モードに突入してしまった。。

後続に追い抜いてもらい、思う存分撮影登山の開始である。

第三ベンチに到着。
なんだか肌寒くなってもきたので、アウターパンツとアイゼンも装着。
IPhoneのGPSによると、合戦小屋まではまだ少し距離がありそうだが仕方がない。
登るのみ、である。

何度も立ち止まり、写真を撮り、息を整え、IPhoneで縮まらない距離を確認し、また歩き出す。

いつも登ってる山なら、そろそろ頂上って感じだぜなぁと思っていると、
突然に合戦小屋を発見!!
完全に登頂しちゃったテンションで休憩に入る。
腹も減ったので、大好きな”すみれ”のワンタンと、おにぎり二個をむしゃむしゃ食べる。
ふと、山頂方面から下って来る人がいる!
小屋から降りてきたのか!?と思っていると、どうやら合戦小屋の小屋番さんだったよう。
ご苦労様です!!

40分ほどたっぷり休んで、気分も新たに登山再開!
んもう、急だし、雪はやわらかくなってるしで、大変だが、目の前に広がる大天井岳の姿をエネルギーに、
ひたすら登る。ひたすら登るしかないのである。

急なパートを登り終えると、景色は一気に広がる。

ものすごく早い時間に出発したおかげで時間だけはたっぷりある。
写真も撮りまくり、何か所かでは三脚を使ってセルフまでして、ゆっくり登っていく。

燕山荘に到着することにはもうヘロヘロw
でも、燕山荘の入り口に回り込むときに、そのヘロヘロは何割か吹っ飛ぶのである!
真の前に繰り広げられる、アルプス・ショー☆
ちょっと前までヘロヘロだったのに、意気揚々と小屋に到着♪

山頂まで行きたいが、荷物をどうしたものか。。
山頂から戻る人たちはみな、荷物を持っていない。
つまりどこかにデポしたわけだ。

でも、、デポって言っても、ただ置いていくだけでしょ?
なんか盗まれたりしたらどうするのさ!?
でもでも、みんな置いていってるし、山に登る人に悪い人はいないんだよ、きっと!
ピッケルとかもみんな持ってるみたいだし、人の持ってく人なんかいないんじゃない?
えー?まじで~!?
だって荷物もって行きたくないだろう?
そりゃそうだけどさぁ。。。

と、もう一人の自分と相談した結果、
まわりの人たちにならい、カメラとお金などをもち、思い切ってデポしていくことに!
いやぁ、軽い軽いw
ただでさえザックが重たいワタクシ。
荷物から解放された、羽のように軽いからだで山頂を目指す。
途中、有名なイルカ岩なんかを鑑賞しつつ、
案外遠い山頂を目指す!
あ、ほかの人にならい、アイゼンは装着したままである。

山頂直前の強烈な踏み抜きポイントもなんとか通過し、やっと山頂に到着!!!
そんなに広くない山頂からの眺めはやっぱり最高♪

山頂でご一緒した方と写真を撮りあったりなんかして、
おなかもすいたことだし、荷物も心配だし、また燕山荘へ!
戻る途中、行きで見逃していたメガネ岩も発見♪

燕山荘に戻ってから荷物も回収。
そしてランチに山荘のカツカレー大盛りを注文!
外で食べても良いとのことなので、外のテーブルでコーヒーを用意しながら待つこと数分。
カレー到着♪
奥のテーブルでやっていた鍋を見てヨダレがたれそうだったので、超うれしい♪

最高の景色と天気とカツカレー♪
こんな贅沢ってあるんだね~♪

身も心もすっかり満足したので、いよいよ下山。
時刻はちょうど12時。
実に名残惜しいが、下りちゃう!!

すっかりやわらかくなった雪に苦戦しながら10分ほど降りたところでふと思い立ち、
ザックを下してみた。。
ザックの外側、真ん中にはピッケル、右には休憩用のシート、左にはカメラ用の小さい三脚が
・・・!!!
ない!
三脚がないぞ!?あれ!??
ザックから落ちないように、ポケットにさしこんでタイトにしばりつけてあったのに!?
どこかで落としたか!?
燕山荘で休憩中に。。。いやぁ、最後にベンチから立ち去る際にはなにも落ちてなかったし。。
はっ!!!
ひょっとしてデポして山頂にいる間に。。。。。

…今更登り返して探す元気は。。。無い(T-T)

ショック!!やはりデポは危険だ!
せめてデポするなら、ザックの周りについているものをザックの中に入れてからにするべきだった。。
と、反省しながら、小屋に泊まるのであろう100人近い人とすれ違いながら、
もくもくと下山したのであった。。

もうすぐ登山道というところまで下りたとき。
視界の隅を何かが動いた!!
思わず立ち止まり、凝視すると。。。。
簡素な囲いのなかに、、風呂場!?
風呂場があり、何かが動いた・・・・
おやおやー!?
アホな期待を持ちつつ、もう少し気合を入れてみてみると。。
なんとサルが入浴してるではないか!
えー!?サルの露天風呂があるの!?
思わずびっくりして、同じようなタイミングで下山してきた女性に話しかけてしまった(笑)

昨日は泊まったらしいこの女性、実は燕山荘を出発する際、
山荘の前で準備している姿が実にかっこよくて、覚えていたのだった^^;
アイゼンの締まり具合を慎重に調整していたり、ザックも装備もなんだかベテランというか、
本物の「山ガール」といった感じ。

山頂で憧れの眼差しで見ていた女性と、短い間だが会話できたことがうれしく、
三脚のことはすっかり忘れて、中房温泉につかり、岐路についた。

ああ、また行きたいなー!
次は泊まりでw

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装備・携行品

みんなのコメント

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  • 今月、初めて燕岳に登り残雪の頃に行きたい山に感じました。
    登山記録を拝見してこの上なく羨ましい限りです。
    三脚は残念でしたがこの上ない天候は最高の贈り物だと思います。
    やっぱり平日の天気の良い日を狙うべきですね。
    5月になれば第一駐車場まで車で行けるんですね。参考になりました。
    来年は是非行きたいと思います。

登った山

燕岳

燕岳

2,763m

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