行程・コース
天候
1日目、曇り時々晴れ、夜間降雪 2日目、快晴
利用した登山口
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
早朝のマイカーでアクセス、林道は除雪されており凍結部分はありますがスタッドレスなら問題ありません。朝6時到着時点で3台目、ガラガラです。日曜日帰りは7割程度の駐車率でした。
この登山記録の行程
【1日目】
瑞牆山荘(06:30)・・・富士見平小屋[休憩 60分](07:00)・・・瑞牆山[休憩 10分](09:50)・・・富士見平小屋(11:30)
【2日目】
富士見平小屋(05:00)・・・大日小屋[休憩 10分](05:50)・・・砂払ノ頭[休憩 10分](07:00)・・・金峰山[休憩 10分](08:00)・・・砂払ノ頭[休憩 10分](09:00)・・・大日小屋[休憩 10分](09:50)・・・富士見平小屋[休憩 30分](10:30)・・・瑞牆山荘(11:30)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
当初は1日目に金峰山に登る予定でしたが、曇り先行の天気だったために予定変更、富士見平にテントを設営した後、寒気の影響で天候が悪化してもすぐ撤退できる瑞牆山へ。
瑞牆山は天鳥川を越えた後は、雪山というよりは氷の山、沢から染み出た水がガチガチに凍り、濡れた岩盤はツルツルになっています。そんな登山道をアイゼン装備で両手を使って登ります。ストックもピッケルも出番が無い、という意味ではテクニカルな山です。
山頂からは翌日登る金峰山が靄に覆われながらも雄々しく稜線を伸ばしていました。
テント場は積雪は10~20cm程度、掘るとすぐ地面が出てしまうのでスノーフライは使いづらかったです。張れないことはないですが、夏のフライでも十分に機能すると思います。アンカーは地面を掘りだしてペグダウンの方がマシではないでしょうか、掘る雪もなく、押さえる石もありません。水場も凍っていますので、雪を溶かす装備を持っていきましょう。登山口からテント場が近いので水を持ち込むのもアリかもしれません。
寝てる間に雪が降ったのかテントに積雪、朝食を手早くすませ、外に出るとあたりは一面の新雪、まだ降雪が続いているのか新雪が樹上から風で舞っているのか・・・ヘッドライトの光輪の中にはダイアモンドダストが輝いています。森の隙間から見える空は見事な星空、今日こそいい天気になることでしょう。朝5時、登山開始です。
富士見のスキー場が常夜灯のように輝いているのを背後に、登りつめていくと大日岩を越えたところで日の出。ここでアイゼンを装着します。千代の吹上に出る直前でピッケルに装備変更、強風に備えバラクラバを被り、いつでも出せる位置にゴーグルを持ちます。
覚悟を決めて稜線に出ると想定通りの強風、10~20m程度の強風が常時北西側から吹き付けてきます。
ここから先はトレースは無し、強風でそもそも期待できない上に、昨晩の新雪が吹きだまっており時に膝下ラッセル、記憶にある夏ルートを繋ぐようにトレースを伸ばします。視線を上げれば舞い上げられた雪が稜線でオレンジの雪煙になり、吹きあがっているのが見えます。右手に南アルプス、富士山、背後に八ヶ岳、左手に小川山と瑞牆山、絶景の稜線を登りつめると、雪がつくこともなく佇む五丈石の待つ、金峰山山頂です。













