登山記録詳細

無雪期登山
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海風に吹かれて 開聞岳と指宿の砂蒸し風呂 (2B) 開聞岳(九州・沖縄)
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記録したユーザー

すてぱん さん
  • 日程

    2016年3月24日(木)

  • 登山口へのアクセス

    バス
    その他:<行き>前夜泊の指宿から路線バスにて開聞中前バス停まで
    当初、開聞登山口バス停から2合目登山口までタクシーを拾うつもりであったが、バス車中で待ち受けタクシーはなくなったと聞き、二合目最寄りの開聞中バス停にて下車。
    偶然通りかかったタクシーで二合目登山口まで
    <帰り>
    行きに利用したタクシーを五合目で呼び出し、二合目で拾ってもらい、JR開聞駅まで
    開聞から指宿へは、バス、JRが利用できるが、JRは本数が少ないので注意。今回は14:08発のJRを利用。

  • 天候

    快晴

この登山記録の行程

二合目登山口(09:01)・・・五合目(救助第4ポイント)(09:41)・・・仙人洞(10:20)・・・開聞岳[休憩 60分](11:00)・・・仙人洞(12:15)・・・五合目(救助第4ポイント)[休憩 10分](12:44)・・・二合目登山口(13:29)

総距離 約6.9km 累積標高差 上り:約823m
下り:約823m
コースタイム 標準:4時間10分
自己:3時間18分
コースタイム倍率 0.79
春休みの南九州の山巡り二座目は、指宿を起点にして開聞岳へ。交通の便が良いとは言えないが、バスやタクシー運転手さんの心遣いや、知り合った方々のおかげで思い出深い登山となった。指宿の砂蒸し風呂も楽しめる。

<宮之浦岳登山とどうやって組み合わせるか>
計画段階で、屋久島から指宿に1日1本だけだが高速船があるのを知り、これなら開聞岳登山もなんとかできそうだと考えた。こういうとなんだが、開聞岳はそれだけのためにわざわざ飛行機に乗って出かける山なのか、確信がない。大枚叩いて鹿児島まで飛ぶのなら、屋久島のついでに(申し訳ありません)開聞岳も登れないものか?屋久島から鹿児島市まで戻ってしまうとかなりアプローチに時間がかかるが、指宿からなら無理なく登山できそうだ。しかし、せっかく指宿に宿泊するなら、有名な砂蒸し風呂も楽しみたい。これが計画上のポイントだった。

<屋久島から指宿へ高速船で移動>
宮之浦岳縦走を終えて屋久島南部の尾乃間地区のホテルに一泊、海を眺める素晴らしい温泉で疲れを癒した。コインランドリーで衣類が洗えたのもありがたい。また、これ以降の登山は日帰りなので、屋久島から寝袋、マット、軽アイゼンなど不要な装備を宅配便で送り返し、なるべく軽量化。

翌日は大川の滝や平内海中温泉などを楽しんだ後、17:00宮之浦港出発の高速船で指宿(18:15到着)に移動した。
屋久島での登山の様子は、下記参照。
http://www.yamakei-online.com/cl_record/detail.php?id=54745

<指宿から開聞岳へのアプローチ>
翌朝は宿で知り合った福岡からの二人連れと路線バスにて開聞を目指す。事前情報では、「開聞登山口バス停」でタクシーにて二合目登山口を目指すつもりだったのだが、バス運転手さんや地元客の話では最近タクシーサービスが廃止されたとのこと。二合目登山口に最寄りの「開聞中前」バス停にて下車して歩こうということになった。ところが、バスを降りたら目の前をタクシーが通りかかった。運転手のTさんは、自身のカメラで我々の写真を撮って後で渡すとおっしゃる。下山後に迎えに来てもらうように約し、登山開始。なお、二合目登山口のトイレは使用禁止になっていた。

山の有り様は火山独特のものだが、植生などは同じ九州でも屋久島のそれと比べれば、ずっと関東の山で見る植生に近い。南国らしい常緑の照葉樹は目立つけれども、見慣れたずっと穏やかな印象だ。薩摩富士とも呼ばれるコニーデ式火山の山体をぐるりと巻くように登っていく。五合目あたりで展望が開け、七合目あたりからは南に東シナ海の眺めが広がる。海から吹き上がる風が心地よい。山頂からは360度視界が広がる。

下山は元来た道を引き返すが、火山灰のザラザラの道なのでスリップに注意。五合目で先ほどのTさんに連絡をして二合目まで迎えに来ていただく。なんと出発の時に撮ってもらった大きな写真を渡してくださる。ぜひ見ていけという、重要文化財指定の枚聞神社にも途中で寄ってもらい、参拝。土が盛ってあるだけの小さな開聞駅から日本最南端の駅「西大山」を経てJRで指宿に戻る。技術的には何も問題のない山だが、マイカーを持たない出戻り登山者のような人は、交通手段の確保に留意すべきだろう。

今回は14:08開聞駅発のJRで指宿に戻り、砂蒸し風呂も楽しむことができた。

九州の登山は宮之浦岳を含めて初めての経験だが、土地勘が乏しいのでまごつくことも多い。交通事情も事前に調べていたものから変わっていることもあり臨機応変が必要だが、今回の山旅を通して鹿児島の方のお心遣いにずいぶん助けていただいた。もう一つの魅力は温泉。下山後の疲れを取ることができ、美味しい食事とともに翌日の登山の英気を養うことができた。

(韓国岳登山につづく・・・)
https://www.yamakei-online.com/cl_record/detail.php?id=54803

ルート定数18.3、途中鎖場や岩場もあり、主観的なグレーディング2B

登山中の画像
  • 前泊した指宿の朝。昨夜来の雨も上がり、快晴。本日も登山日和
  • バスの車中、長崎鼻付近から望む開聞岳
  • 事前情報では、開聞駅そばの開聞登山口バス停でタクシーを拾えるはずだったが、最近タクシー待ちは廃止したとのこと。二合目登山口に最寄りの開聞中前バス停で下車、歩くつもりでいたら、なんとタクシーが通りかかる。
  • タクシーにて二合目登山口まで
  • 火山灰でザラザラ滑る登山道に桜の花びらが
  • 見上げても目立たないが、山桜が控えめに咲いている
  • 五合目からの眺め
  • 地表から何層かの土が見える。表土はせいぜい20センチばかりか。
  • 七合目あたりから大きな岩がゴロゴロしている。ストックもしまった方が良い。
  • 東シナ海の眺めが広がる。吹き上げてくる風が心地よい
  • 仙人洞。巨岩の間に大きな隙間が洞窟となっている。
  • ロープやはしごもあるが、技術的に難しいところはない
  • ここでも着生植物が見られるけれど、屋久島のそれと比べるとずっと温和な印象
  • すごく精度が高い距離表示(笑)
  • 山頂に到着
  • 山頂から南東方向
  • イッシーが潜んでいる?池田湖方向の眺め
  • 五合目付近まで降りてくると時折低いドラミングの音が聞こえてくる。キツツキだろうか?
  • 侵食で大きくえぐれた登山道を下る。スリップに注意
  • 重要文化財に指定されている枚聞神社(地元の方はかいもんさんと呼ぶそう)。正面には開聞岳
  • 大きな楠には、桜の木が木生している。
  • 記念写真まで用意してくれていたタクシー運転手のTさん(写真の掲載も快諾頂いた)
  • 開聞駅はなんとも小さな駅
  • 下山後は指宿まで戻って砂むし風呂を楽しむ
この山行で使った山道具
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