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個性派揃いの三つの滝、海沢探勝路を遡って大岳山へ

海沢探勝路~大岳山~白倉( 関東)

パーティ: 1人 (ガバオ さん )

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行程・コース

天候

曇り

登山口へのアクセス

電車
その他: ホリデー快速1号 8:21奥多摩着、駅からは徒歩。

この登山記録の行程

奥多摩駅出発(8:35)-愛宕神社(9:10)-登計林道~大加作業道終点(9:40)-海沢神社~一付橋(城山トンネル)分岐(10:05)-海沢林道を経て海沢園地(10:58着/11:10発)-大滝(11:35)-沢筋で休憩(12:17/12:25)-支尾根稜線(12:45)-主稜線分岐(13:03)-大岳山山頂(13:10着/13:15発)-馬頭刈尾根、白倉の分岐(13:33)-白倉バス停(14:08)-五日市行きバス(14:22)

コース

総距離
約14.9km
累積標高差
上り約1,500m
下り約1,529m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

三つ釜、ネジレ、大滝の個性的な三つの滝が見どころの海沢探勝路。大岳山に向かって正に遡っていく醍醐味を堪能できました。ハイキングマップを見ながら寄り道した登計林道ですが、土砂崩れで通行止めになっていますので注意が必要です。

前から気になっていた海沢探勝路を伝ってみようと、ホリデー快速1号で奥多摩駅へ。 
ビジターセンターのハイキングマップを見て、足慣らしがてら、愛宕山から登計林道、大加作業道を
ぐるりと回って海沢谷に続くハイキングコースに寄り道することにしました。

駅から愛宕山登山口へは、真直ぐ昭和橋を渡れば目と鼻の先ですが、折角なので奥氷川神社の脇から
氷川小橋、登計橋の吊り橋を渡って雰囲気を楽しみます。愛宕山では一直線に伸びる長い石段が現れ、
いきなりハードな足慣らしとなりました。

愛宕山を越えると登計峠で、ハイキングマップに従って左の登計林道に入りますが、程なく鎖のゲート
があり「土砂崩落により通行止め」と書かれています。
「車両」通行止めだと勝手に解釈して進んでいくと、確かに十数メートルに亘って崩落した個所があり、
道が塞がれていました。 崩落の高さはそれ程でもなく、再び崩落する様な気配はありませんでしたが、
通過するには足場が不安定で、気軽なハイキングコースとしては決してお勧めできません。

林道の終点は見晴らしの良い集落に抜け出します。道行くおじさんと挨拶しますが、このあたりが登山
ルートから外れている為か、やや不思議そうな目で見られてしまいました。

海沢神社にも無事お参りを済ませ、一旦国道139号まで下った後、真新しい城山トンネルの手前から海沢
林道に入ります。やや場違い感のあるアメリカキャンプ村を通り過ぎると、海沢谷に沿って静かな林道
歩きとなり、沢の景観を楽しみながらの小一時間で海沢園地に到着しました。ここまでは車も入れます。

探勝路に踏み込むと程なく、開放的で姿の良い三つ釜の滝(全長12.5m)に出会います。
続いて現れるネジレの滝(上段6m、下段3m)は一転して、暗く深淵なオーラを放っています。
最後の大滝(全長20m)は、正しく悠然堂々とした立ち姿で、しばらく見とれてしまいました。
これだけ個性的な三つの滝を一度に堪能できるのも、奥多摩の奥深さなのだと思います。
ちなみに大滝の上にもう一つ、第四の滝があるそうですが、一般装備では辿り着けない様です。

大滝からは、沢の左右を伝いながら、大岳山に向かってひたすら登り続けます。
破線ルートだけに決して歩き易くはありませんが、まさに「遡っていく」感じで、尾根登りとは一味
違った趣があります。 踏み跡は比較的明瞭ですが、悪天候では厳しいルートとなるでしょう。

最後のキツ~イひと登りで沢を詰め切り、支尾根を伝って大岳山頂への主稜線に合流します。
主稜線と海沢ルートの合流点には「大岳山-鋸山」の道標が立っていますが、「海沢探勝路」の表記
は無く、分岐の袂に白杭が打ってあるだけでした。下山に使う場合はこれが目印となります。

2ヵ月ぶりの大岳山頂は、展望はありませんでしたが、トンボが飛び始めていたのが印象的でした。

山行の最終目的を達成すべく、白倉バス停まで一時間で駆け下り、3時には瀬音の湯にドボーン!
太腿はガチガチですが、いつもの湯上りセットで、今週もきっちり締まりました!!

本日の総歩数31,562歩、歩行距離21.7km、消費カロリー1,256kcal、脂肪燃焼量89g也。

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フォトギャラリー:76枚

今日はそこそこの人出です。

これから向かう大岳山も見えますが、写真では飛んでしまいました。

奥氷川神社の三本杉。境内を通って川に向かいます。

奥氷川神社の狛犬(左)

愛宕山。これから登ります。

神社の脇から多摩川に降りていきます。

氷川小橋で日原川を渡ります。

多摩川に掛かる昭和橋。釣り人もいました。

今度は登計橋で多摩川を渡ります。

一旦、国道沿いの正面登山口に出ます。

愛宕山に踏み入ります。

おっと、いきなり凄い階段が現れました。

いきなりハードな足慣らしとなりました。
鋸山に向かう皆さんも大変です。

愛宕山山頂。五重塔は鉄筋コンクリートです。

平和の鐘は・・・スピーカーになっているようです。

山頂の愛宕神社。南氷川の守り神ですね。

愛嬌のある狛犬。

直ぐ近くには子安神社がありました。

こちらの狛犬は平成の作でした。
何やらポケモン系の雰囲気が・・・

愛宕山を越えると直ぐに登計峠です。
左の登計林道に入ります。

鋸山への登山口。

土砂崩落のため、この先通行止めの看板が・・・
自己責任で進ませて頂きます。

崩落個所。10数メートルに亘って道が埋まっています。

林道から城山の眺め。

崩落個所さえなければ静かな林道なのですが・・・。

林道終点にも通行止めの看板がありました。
奥多摩町地域整備課の皆さん、ごめんなさい。

林道は眺めの良い山腹の集落へ抜け出ます。

海鳴りの様な音の正体は、水力発電の調整池でした。

一種異様な光景でした。

集落を下って行きます。

紫陽花もそろそろ見納めでしょうか・・・

海沢神社に参拝。

前髪?をおろしたような丸顔の狛犬。

一旦、国道139号に合流します。
正面は六つ石山方面です。

国道沿いに鱒の養殖池。

真新しい城山トンネルは、昭文社の地図には未だ載ってていません。手前で右に分かれます。

ここから海沢林道に入ります。

やや場違いな雰囲気のアメリカキャンプ村。

海沢トンネルから先は静かな林道歩きを楽しめました。

苔生す石垣の法面が続きます。良く積み上げたものだと感慨します。

谷の左岸に掛かる無名の滝。15メートルくらいでしょうか。

海沢園地に到着。ここまで車が入れ、トイレも設置されています。林道では2台ほどに追い越されました。

園地から先は沢沿いの山道になります。

いきなり、三つ釜の滝に出会います。
とてもバランスの良い滝です。

この岩の影にあるのがネジレの滝です。
正しく捻じれています。

上段と下段の向きが捻じれたネジレの滝。
深淵なオーラを放っています。

大滝までは少し下って行きます。

落差20メートルの大滝。悠々としています。

沢沿いにはわさび田があり、作業用モノレールが設置されていました。

やっとの思いで大岳山の主稜線に合流します。
海沢探勝路の道標は無いので、下山に使う時は注意が要ります。

大岳山山頂。もうトンボが飛び始めました。

14:04藤倉発のバスに乗りたくて、白倉まで一気に駆け下りました。

尾根の途中に展望の効くベンチがありましたが、今日は何も見えません。

人里が近づいてきました。

ようやく先が見えてきました。
何とかバスに間に合いそうです。

鳥居と庚申塚。

集落が近づき、奥多摩では珍しい?竹林が広がります。

細い沢を渡った大嶽神社の裏手で、登山道は終わりです。

立派な造りの大嶽神社。

ちょっと頼りなさげな狛犬です。

神社からバス停まで、未だまだあった~。

ようやくバス道が見えました!

白倉バス停に無事到着。バスに間に合いました。

バス停向かいの酒屋さん。何かほっとします。

バス停から眺める馬頭刈尾根。

こちらは十里木バス停から眺める馬頭刈尾根です。

いつもの湯上りセットで今週も締まりました~

ビジターセンターで貰ったコースマップ。
赤線コースを歩きました。

同じく、海沢三滝の案内図です。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
トレランシューズ バックパック スタッフバック ヘッドランプ タオル
帽子 サングラス 着替え 地図 ノート・筆記用具 カメラ
ナイフ 健康保険証 医療品 虫除け ロールペーパー 行動食

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登った山

大岳山

大岳山

1,266m

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