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笊ヶ岳,布引山,生木割山,桧横手山~老平より~

笊ヶ岳,布引山,生木割山,桧横手山( 南アルプス)

パーティ: 1人 (ISSUNMAKKI さん )

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行程・コース

天候

1日目:曇り,2日目:曇り時々晴れ

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 老平の駐車広場は道路を挟んで2面有。入って右手側は防火水槽やゴミ置き場があるようなので、日によっては邪魔になりそう。というわけで左側の笊ヶ岳の看板がある方のスペースに駐車。

この登山記録の行程

【7/16】
老平駐車場(4:53)
→隧道(5:07)
→林道終点(5:19)
→廃屋(5:26)
→タケ沢の吊橋(5:35)
→ガレ場のトラバース(5:49)
→広河原~渡渉(6:25)
→山の神(7:05)
→4本ヒノキの肩(8:16)
→桧横手山(9:17)
→布引山(11:20-11:36)
→鞍部(12:10)
→笊ヶ岳(12:55-13:12)
→椹島下降点(13:50)
→水場分岐(14:40)
→生木割山(15:24)
→水場分岐で幕営~上倉沢源頭付近で取水(16:11-17:30)

【7/17】 
水場分岐(6:12)
→椹島下降点(6:59)
→笊ヶ岳(7:28)
→鞍部(7:58)
→布引山(8:35)
→桧横手山(9:55)
→4本ヒノキの肩(11:10)
→山の神(11:23)
→広河原~渡渉・水遊び(11:56-12:17)
→ガレ場のトラバース(12:40)
→タケ沢の吊橋(12:55)
→廃屋(13:04)
→林道終点(13:11)
→隧道(13:23)
→老平駐車場(13:36)

コース

総距離
約26.6km
累積標高差
上り約3,789m
下り約3,795m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

笊ヶ岳は、2年半前に近くの大谷嶺(行田山)から眺めたとき、双耳峰があまりにも美しく感じて、いつか絶対登ってやりたいと思っていた。調べてみると本州でも有数の過酷な山らしく、憧れは一層大きいものになっていった。実際に計画をたてる上で、稜線上の生木割山にも併せて登ってみたいと思っていた。そのためには野営が必要ということで、水を確保する方法や、テントはどの程度のものを用意するか、といったことを考える必要があった。そのためなかなかふんぎりがつかず、計画も温めたままになってしまっていた。
そのような経緯を経て今回挑戦してみたわけであるが、盛夏のこの季節、テントを背負って標高500m程の地点から一気に2,000m以上登るのは過酷そのものだった。これまでにも2,000m以上の標高差なら、剱岳の早月尾根、甲斐駒ヶ岳の黒戸尾根、富士山御殿場口などなど登ったことがあるが、そのどれよりも明らかにきつかった。剱や甲斐駒はまた行きたいな、と思うけどここは・・・もう行きたくない(笑)
しかしながら、達成感はひとしお。また同じような道に挑戦してみたいと思うから不思議なものである。

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フォトギャラリー:35枚

4時過ぎに駐車。八王子Numberの方が1名。日帰りとのこと

少し歩くとゲートと登山ポストが現れる

ここの山行記録では有名なトンネル(隧道)

林道が二手に分かれているが右が正しいと案内してくれている。

廃屋。石垣がこの近くには多数有り、かつてこのあたりには集落があったように見える。里山の登山口ではこういう場所をよく通る。民俗学が好きなのでとても興味深いっす

タケ沢の吊橋。けっこう揺れる!高度感があって古い!というこの山の第一関門でしょう。

土砂で通路が使えないので隣の梯子を使います。見た目よりも怖いっす

崖からシャワー!左に避けようとすると落っこちそうなので浴びて行きますw

去年崩れてしまったガレ場。田中陽希さんが通る直前に地元消防団の方々がステップを入れてくださったとのこと。感謝です。でも応急処置的な感じがしてまた崩れそう。かなり脆かった。

広河原の渡渉点。靴は脱いで渡りました

渡渉を過ぎると怒涛の急坂。しかもものすごく蒸し暑い(+o+)山の神に着いた時点で既にきついぞ・・・

かつての林業の痕跡が。急登はまだまだ続く。とにかくきつい(´Д⊂ヽ!ここまできつい登りって・・・と少し諦めかけてくる

桧横手山山頂。登りはまだまだ続く

ギンリョウソウ現る!これによって蒸し暑いということがよりはっきりと分かった。全くもって蒸し暑い。急登はまだ続く

そしてようやく空が現れる。布引大崩だ

ガレを抜けると布引山山頂。もう少しで森林限界を超えそうだがギリ超えられない感じだ

標高2,500mに咲くシャクナゲ。

そして・・・、ついに、あの!笊ヶ岳先生!登頂ーっヽ(`▽´)/!!

しかし景色が微妙でした・・・。展望は明日の帰りに期待して先へ行こう。生木割方面の道もはっきりとしていた。

偃松尾のザレは上端を歩く。この下の谷が上倉沢の源頭になるみたい

生木割の山頂。ここも標高2,500m以上にもかかわらず、樹林に覆われている。CATVのアンテナが目を引く不思議な光景である。まるでテントを設営するためかのようなスペースが5~6箇所ほどあった

元きた道を戻ります。偃松尾からの下りでようやく笊様の双耳峰が見えました(*´∀`*)

偃松尾と椹島分岐点の間くらいが鞍部になっており、テントが数張りできそうなスペースが有る。今回はここで幕営。地面が柔らかく、とても良い場所でした(*˘︶˘*).。.:*♡

テントを建てたら水を汲みに行く。山と高原の地図では、一応水場まで破線があるけど・・・薮のような道やこんなガレ場を横切ったりと、なかなかハードな水汲みだった(T_T)

なんとか上倉沢の水場へ到着。100mくらい上から水が湧き出ているのが見える。ここでがっつり、2.5リットルほど取水

翌朝出発すると、早速富士山登場!昨日は一切見えなかったのにー・・・

笊ヶ岳への登り返しの途中、偃松尾と生木割山を振り返る

再び笊ヶ岳山頂。昨日は小笊すら見えなかったのに!

肝心の赤石山脈南部のビッグスリー(悪沢・赤石・聖)はおがめず・・・。しかし布引大崩からは白峰南嶺の南側の展望が開けておりました^_^青薙山に大無間山、この辺りこそ南アルプス南部の真髄ではないでしょうか

そしてまた怒涛の激下り。いきではめんどくさかった渡渉で、脚を冷やしたり水とひとしきり戯れさせていただきました(∩´∀`)∩

その後もまだまだ油断は禁物・・・

気を緩めず・・・

慎重に・・・

ああ懐かしいw

下山!とにかく厳しい山だった。それでも雨に打たれず富士山も見れて良かった/(^o^)\!また登りたいとは思いませんがねっ(笑)

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装備・携行品

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登った山

笊ヶ岳

笊ヶ岳

2,629m

布引山

布引山

2,584m

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