行程・コース
天候
曇り
登山口へのアクセス
マイカー
この登山記録の行程
兎平駐車場(8:41)・・吾妻小舎(8:49)・・・浄土平(9:05)〜吾妻小富士【休5分】〜浄土平(9:47)・・一切経山山頂(10:42)【休5分】・・家形山山頂(11:28)【休20分】・・一切経山山頂(12:53)・・東吾妻山山頂(14:27)【休10分】・・【休10分】・・兎平駐車場(16:41)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
東北自動車道を南下し、福島西インターで下りていったん北上し、フルーツ街道を横切って,磐梯吾妻スカイラインに入る。ここはかつて有料だったのが、今は無料の道路となっている。つづら折りの道路を快走し、しだいに高度を上げていくと岩肌に噴気が見える。一切経山の噴気である。それを見ながら車を先に進め、兎平に駐車した。
8時41分に駐車場を出発し、吾妻小屋の脇を通って浄土平に向かう。吾妻小屋は以前、山と渓谷社の本で紹介している記事を読んだ。いつか泊まってみたいような気を起こさせる山小屋だ。浄土平からは吾妻小富士に進路を変え、一気にお鉢まで登る。お鉢からは火口原が見え、それを見ながら周囲を一周した。
いったん浄土平に戻り、ここから一切経山へ向かう。鎌沼のある湿原の木道を進み、右に折れて足場の悪い道を山頂に向かう。手前を登る道もあったのだが、一切経山の火山活動が活発化したためか、手前の道は封鎖されている。山頂までの距離はそれほどでもなく、しばらく歩いていると山頂に着いた。山頂は広く、どこが山頂かよく分からないほどである。ケルンの脇を通り、さらに進むと目の前が開け、正面に家形山が見える。視線を落とせば、下に五色沼が青く佇んでいる。魔女の瞳と呼ばれる沼だ。何とも言えない透明感と深みのある青で、しばらく見惚れた。
山頂からは家形山に進む。五色沼の周辺に下りて、そこから家形山へ登り返す。こちらに足を伸ばす登山者はほとんどいない。ザレた斜面を登って家形山山頂に着いたのが11時28分。ここから東大巓に続く道は笹薮に覆われていた。
20分ほど休んで昼食を摂り、一切経山へ引き返す。こちらから見る魔女の瞳は、また素晴らしい。反対側には針葉樹林と笹原の風景が広がっていて、目を和ませる。一切経山山頂を12時53分に過ぎ、下って酸ガ平に入る。ここは広い湿原で、鎌沼の周囲には木道が設けられている。
木道を鎌沼まで歩き、そこから東吾妻山への道に足を踏み入れる。この道はえぐれた沢のようで、周囲には針葉樹が見られるようになる。急な沢の道を登り、広い山頂に着く。ここが東吾妻山である。やたらに大きい声でホシガラスが鳴いている。
東吾妻山からは木道のある小さな湿原に下り、そこから車道まで進んで車道を横切り、車道とほぼ並行するような登山道を歩いて駐車場に戻った。標高差はそれほどでもないが、歩行距離は17kmを越え、なかなか歩きがいのあるコースだった。
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