行程・コース
天候
初日:晴。2日目:大雨、強風。3日目:大雨、強風。
利用した登山口
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
自宅(埼玉県所沢市)を午前3時発。長野道安曇野ICより扇沢駅(カーナビ検索 電話0261-22-2526)を目指す。国道147号線(糸魚川街道)、県道45号線(大町アルペンライン)を通り約1時間走って午前7時に扇沢に到着。幸い県営無料駐車場に停めることができた。満車の場合は、扇沢駅前下の有料駐車場に入れる(第1・2は12時間1,000円、第3・4は24時間1,000円)。7時30分の始発に乗車し、9時15分室堂到着。
この登山記録の行程
(初日)扇沢駅7:30発…9:15着室堂ターミナル9:20…9:35みくりが池温泉(荷物預け)9:50…10:12立山室堂10:22…分岐…11:30昼食12:00… 12:35浄土山北峰…12:50南峰13:00…13:25一ノ越13:35…14:50雄山15:10…15:50一ノ越15:50…16:30立山室堂…16:45みくりが池温泉(宿泊)。
(2日目)みくりが池温泉…エンマ台(雷鳥1羽)…雷鳥荘(荷物移動)…立山室堂…室堂ターミナル…エンマ台(雷鳥1羽)…雷鳥荘(宿泊)。
(3日目)雷鳥荘7:30発…エンマ台(雷鳥5羽)…8:10着室堂ターミナル8:45発…10:21着扇沢駅。
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
登山ができたのは初日だけで、2日目も3日目も荒れた天候にうんざりしてしまった。それでも、念願だった浄土山や雄山に登頂でき、うれしかった。また、雷鳥には3回も出会えたことは、ラッキーだった。1・2回目は1羽の単独だったが、3回目は、5羽の家族連れだった。雌と幼鳥4羽のようだった。幼鳥の雄には赤い小さな鶏冠が見え、一人前に近付いて来たなと感心した。
場所は、エンマ台(地獄谷展望台)の東側斜面。火山情報ステーションの先雷鳥沢方面へ約50m進んだ登山道そば。高山植物をつまんだり、居眠りしたりして、寛いでいた。
初日浄土山北峰に着いた時には、へとへとだった。立山室堂山荘から北峰まで歩行1時間43分もかかってしまった。参考にしたコースタイムは60分となっていたので、安心して歩き出したのだが・・・。展望台分岐から浄土山北峰に向かうが急坂、大きな岩がゴロゴロ。ストックをしまい、四つん這いになって登った。正しくは 立山室堂山荘→60分→展望台→30分→浄土山北峰だったことが後で分かった。
浄土山北峰から南峰にかけての縦走路は北アルプスの峰々の展望台であった。剣岳の雄姿、遠くには白馬岳も見えた。疲れていたが雄山への登山道を見て、登頂意欲が湧いて来た。
妻は、夕食時間の関係から一ノ越から下山し、みくりが池温泉へ。私は、雄山へ向かった。この時刻に登るのは私だけ、下る人が大変多かった。登山道が交錯していた。大変な急坂で岩・石・砂だらけ。浮石が多く滑りやすい。めいめいが歩きやすい道を選んでいた。ここでは、登り優先が通用しなかった。私が歩いている道をどんどん下って来た。そのたびに私は道を譲った。
中には、四つん這いになって、後ろ向きに下りて来る女性もいた。その姿を見て、目の前で転倒して、怪我されては・・・と思い、下る人を優先もやむなしと考えたのだった。
雄山からは絶景が楽しめた。北には剣岳を始め五龍岳、鹿島槍ヶ岳、針ノ木岳、赤牛岳、黒部五郎岳、薬師岳等々。遠くには槍ヶ岳・穂高岳。ぼんやりしているが富士山も目視できた。眼下には黒部湖、湖面がキラキラと光っていた。室堂平にはみくりが池や地獄谷等々。強風と寒さのため、早々に下山を始めた。午後4時45分みくりが池温泉に着いたときは、ほっとした。すぐに温泉に入り、さっぱりして美味しい夕食を迎えた。
台風18号が接近するため日程変更したものの、今度は2・3日目には雨か降雪の予報。防寒着やアイゼン持参のため、重装備になってしまった。また、3連休で混雑が予想されるので、取りやめようかとも考えた。
しかし、実際に出かけて見て、絶景と雷鳥に出会えたことが思い出になった。紅葉は、室堂は終わっていた。今は黒部ダムが旬、扇沢は色づき始めていた。予想していたよりも混雑していなかったことも幸いであった。
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