行程・コース
天候
曇り(山頂部はガス)
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
【大丸温泉駐車場】紅葉シーズンは朝6時前で満車状態。それ以降に来た車は路上に駐車していました。
この登山記録の行程
大丸温泉駐車場(6:18)・・登山道入口(6:45)・・峰の茶屋跡避難小屋(7:19)【休10分】・・朝日岳(8:10)【休5分】・・三本槍岳(9:12)【休10分】・・1900m地点(10:20)【昼食20分】・・峰の茶屋跡避難小屋(11:45)【休10分】・・茶臼岳(12:41)・・登山道入口(13:39)【休5分】・・大丸温泉駐車場(13:55)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
栃木県の山に登るのは初めてである。今日は朝日岳、三本槍岳、茶臼岳の三山に登る。10月の連休でもっとも天気のよい日を選んで、早朝に車を走らせた。
大丸温泉駐車場には6時前に到着した。ここから峠の茶屋まで登ったところにも駐車場があるらしいが、途中のロープウェイ駅まで行ってみたところ、すでに車が数珠つなぎになっている。後で分かったことだが、この時は7時のオープン前で、そのため混んでいたらしい。7時まで待つつもりはないので、Uターンして大丸温泉駐車場に戻った。
大丸温泉駐車場を出発したのが6時18分。階段を歩いて車道に出ると、それを横切ってまた山道に入る。それを何度か繰り返し、ロープウェイ駅を左手に見ながら傾斜のある山道をしばらく行くと、峠の茶屋に着く。ここからは駐車場の向こうに鬼面山を見る。笹の斜面の木々は見事に紅葉している。
登山指導所で登山届けを出し、6時45分に鳥居をくぐって登山道に入る。登山者が多く、入口付近は渋滞していた。いつもは人の少ない山を登っているので、人の多さに少し驚く。
ここからは林の中を登り、すぐに見晴らしのよい場所に出る。右手に朝日で赤く染まった山が見えてきた。
道はやがて砂礫地帯に入る。目の前に茶臼岳が大きく見えてくる。青空が広がり、山頂部もはっきり見える。峰の茶屋避難小屋も小さく見える。ほとんど鎖を使わなくてもよい鎖場を過ぎ、鎖のように繋がった人の列を見ながら歩いていると、峰の茶屋避難小屋に着く。時計はまだ7時19分である。ここで10分ほど休憩する。写真を撮っていると、剣ガ峰や茶臼岳の山頂部にガスがかかってきた。青空もガスに隠れ始めた。
休憩後、朝日岳へ向かう。こちらに向かう登山者はそれほど多くはない。天候はあいにくと下り坂だ。剣ガ峰の山腹を巻き、紅葉を横切って、巨大な岩の柱を左手に見ると恵比寿大黒に着く。ここから先は岩場の登りだ。急なやせ尾根に取りつき、鎖をつかみながら平坦な場所まで行く。ここは両側が切れ落ちているのでスリリングだ。平坦な場所から先に岩場を横切る鎖場がある。ここの岩は平らで、雨の日は滑りやすいだろう。ここを慎重に抜けると、今度は岩のごろごろした急な斜面を登る。
登りきったところが朝日岳と三本槍岳の分岐点である。ここを右に進んで朝日岳へ向かう。風が強い。8時10分に朝日岳山頂を踏む。登山者は3人で、思ったよりも少ない。多くの登山者は三本槍岳方面へ向かったようだ。山頂はガスで見通しが利かないので、少し休んで三本槍岳に向かう。
朝日岳の肩へ下り、そこから熊見曽根へ登り、さらに1900mピークから下ると、清水平に出る。ここは大きな湿原で、木道が敷いてある。今は時期が過ぎたためだろう、花はまったくない。ここを過ぎて、再び土の道になり、笹とハイマツの平原を横切ると、北温泉分岐に着いた。ここでは休まずに三本槍岳を目指す。
道はやや急な斜面となり、周囲の木々は色づいている。いったんピークに出たが、ここは山頂ではなく、さらに左に迂回しながら、もう一度、ゆるやかな斜面を登ると、そこが山頂だった。山頂には7、8人が休んでいたが、展望はまったく利かない。時刻は9時12分である。しばらく休んで、また朝日岳方面に戻る。
清水平を過ぎ、1900mピークの手前まで来ると、ガスが薄くなってきた。那須方面に下る笹原が見え、点在する赤とオレンジの先に小さな湖と牧草地が見えた。首を90度ほど左に向けると清水平が一瞬浮かび上がった。
1900mピークで風を避けて昼食を摂り、10時40分過ぎに朝日岳の肩に向かう。朝日岳の肩からは、また岩場と鎖場が連続する難所を通り、恵比寿大黒を過ぎて、峰の茶屋避難小屋跡に着いた。ここで10分ほど休憩して、11時55分に茶臼岳に向かって出発する。今日の3座目だ。ザレた道だが、安定した石を踏んでいけば、それほど滑りやすくはない。右手に牛ガ首に向かう道が、山腹を横切ってまっすぐに伸びている。
茶臼岳へは左の登りを行く。いったん平坦な道を進み、そこからは岩場の急斜面となる。見上げると、ガスの中に茶臼岳のお鉢がうっすらと見える。ほどなく山頂付近に着くと、大勢の登山者が稜線部を歩いたいるのが見える。ロープウェイで登ってきた人たちである。人波を避け、反対周りにお鉢を回って、12時41分に茶臼岳山頂に着いた。小さな神社や鳥居があって、ここが信仰の山であることを感じさせる。山頂部は思いの外広く、岩の陰や岩の上で、たくさんの登山者が昼食を摂ったり、休んだりしていた。子ども連れの夫婦も多い。
茶臼岳からはロープウェイには乗らず、来た道を戻って、峰の茶屋跡避難小屋から峠の茶屋に下りる。登りでは足が攣りそうになって苦労したが、下りは快調である。登山道入口には13時39分に着き、木でできた展望台に上がってロープウェイを間近に見た。ここから大丸温泉駐車場までは、もうわずかである。13時55分に駐車場に戻ると、駐車場には空きが出ていたが、路上駐車をしている車も多い。今日はおそらく千人をはるかに越える人が茶臼岳に登ったのだろう。
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