行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
バス
その他:
往)JR中央線 上野原駅から井戸行きバス8:10発-佐野川バス停8:25着
復)数馬バス停-JR武蔵五日市駅
この登山記録の行程
佐野川バス停(8:30出発)-(岩神社参拝)-倉子峠(9:00)-(富士塚)-鎌沢軍刀利神社(9:48)-(蚕山平)-佐野川峠(10:03)-甘草水(10:20)-三国山(10:35着/生藤山ピストン/10:45発)-軍刀利神社元社(10:53着/11:05発)-熊倉山(11:13)-浅間峠(11:53着/12:00発)-日原峠(12:38)-土俵岳(12:52着/13:15発)-小棡峠(14:15)-檜原街道、笛吹入口バス停(14:23)-数馬の湯(15:00)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
甲州裏街道、佐野川の倉子峠から生藤山に延びる尾根を登って、笹尾根の小棡峠まで歩いてみました。
『字福尾根』と呼ばれる尾根の途中には、富士塚や東国養蚕発祥の石碑などが佇んでいて、忘れられた古道の雰囲気を醸し出していました。
≫奥武蔵初デビューの反動でしょうか、御前山と数馬の湯が無性に恋しくなり、八十八夜の茶畑も気になる佐野川を目指して上野原駅に降り立ちました。
生藤山の麓、日本の里百選にも選ばれている佐野川の村落は、とても長閑な雰囲気に包まれていて、
倉子峠に向かう道で地元の方から声を掛けられれば、早くも良き山行の予感がします。
春なれや名もなき山の朝霞(はせを)~
倉子峠には、この場所にぴったりの俳句の碑が佇んでいます。 はせを、は松尾芭蕉のことだそうです。
馬頭観音や庚申塔に囲まれた峠の石段から尾根に取付きます。
豊かな土地の恵みに畏敬の念を込め、地元では『字福尾根』と呼ばれるこの尾根は、生藤山への手頃なハイキングコースとして人気の尾根で、石楯尾神社や鎌沢から一般ルートが通っています。
倉子峠からのルートは山と高原地図には載っていませんが、踏み跡は明瞭で歩き易い尾根でした。
宝永大噴火の折、富士山の怒りを鎮める為に築かれたという富士塚が、薄暗い植林帯の中に忘れられたように佇んでいます。 その当時は、噴煙を上げる富士山が一望できるカヤトの尾根だったに違いない、、、などと想像を膨らませながら歩くのも楽しいものです。
鎌沢の軍刀利神社で一般ルートと合流しますが、このあたりから桜のプロムナードと呼ばれるように、山桜の巨木が目に付くようになります。
既に桜のピークは過ぎていた為か、GWにしては静かな尾根歩きが楽しめました。
佐野川峠を越え、がっかり名所の甘草水を過ぎると、ハイカーで賑わう三国山は直ぐそこです。
生藤山をピストンしてから、静かで眺めの良い軍刀利神社元社のピークで小休止を取り、そのまま西に向かいます。 緑に包まれた笹尾根は若葉のエネルギーに満ち溢れていました。
北側に展望が開ける土俵岳から、お目当ての御前山と大岳山の山容をじっくり堪能すると、その先の 小棡峠から笛吹集落まで一気に駆け下り、そのまま檜原街道を歩いて、正月以来の数馬の湯へドボーン。
ホームグランドのいつもの湯上りセットで、今週もしっかり締まりました~。
本日の総歩数36,107歩、歩行距離23.4km、消費カロリー1,360kcal、脂肪燃焼量97g也。
フォトギャラリー:66枚
上野原駅から井戸行きのバスに乗ります。
富士急バスの案内のおじさんが色々な山情報を教えてくれます。
佐野川バス停で下車。
商店の角から「甲州裏街道」の標識のある路地に入って行きます。
岩神社に寄り道して入山のご挨拶。
鳥居脇には狛犬の代わりに丸い石が据えられていました。
神社手前の三叉路を左に登って行きます。
尾根の斜面には茶畑が点在しています。
真っ白な富士山も見えます。
更に細い路地に入り尾根に向かいます。
南側には小渕丘陵が繋がっています。
くらご峠に向かう甲州裏街道。
峠には芭蕉の句碑と案内板があります。
「春なれや名もなき山の朝霞」・・・芭蕉の句です
句碑の後ろに尾根に入る階段があります。馬頭観音や祠が据えられています。
尾根の様子。
左から、御霊バス停からの小径が合流します。
樹林帯の中に、不自然な盛り上がりの地形があり、登ってみると『富士塚』の標札がありました。
庚申塚。「左 さの川道 享和三」と読めます。
鎌沢への分岐点の近くに、鎌沢の軍刀利神社が佇んでいました。
尾根上の平坦地の奥に『蚕山平』の石碑があります。
蚕山平(こやまたいら)の社の御神体は、麓の神社に遷座しているそうです。
佐野川峠を通過
山桜の巨木が多く、桜のプロムナードと呼ばれているようです。
日本武尊にまつわる甘草水に立ち寄ります。
塩ビ管からちょろちょろと水が流れる、ちょっとガッカリな名所です。
三国山迄、平坦な尾根道が続きます。
狭野宮の名残を見ると、三国山はもうすぐです。
生藤山をピストン。
僅かに残った山桜から、花びらがひらひら舞い落ちてきます。
軍刀利神社元社のピークへの登り階段。
残念ながら雲がかかってしまいましたが、軍刀利元社元社の正面が、笹尾根で一番の富士山ビューポイントだと思います。
青地に墨書きされた軍刀利社参道の案内板は、全て白旗史朗さんの直筆だという事です。
名前覚えたてのヒトリシズカを直に見ることが出来ました。
桜の花びらもひらりひらり・・・。
笹尾根はすっかり緑に包まれました。
浅間峠に到着。
ゲゲゲのオヤジが出てきそうな、浅間峠の祠です。
杉の樹林の一角に広葉樹の若木が育ち始めていました。理科の教科書の様な光景に思わずパチリ。
日原峠を通過。
土俵岳の山頂から、大岳山と御前山が望めます。
御前山の眺めは今日のお目当てのひとつです。
こちらは大岳山。
おにぎりと柏餅を頂きました。今日は子供の日ですね。
小棡峠から笛吹に下ります。何故か通せんぼする様に枝が積まれていましたが、
通行に支障はありませんでした。
もう一度御前山、いつみても美しいと思います。
笹尾根を隔てて三頭山も見通せました。
北側には浅間尾根と『人里』の集落が見えます。
尾根を下り切ると笛吹の集落です。
笛吹神社はかなり登り返すので、今回は鳥居で下山の挨拶を済ませます。
気持ちは早や温泉なので、不動の滝もパス。
檜原街道に合流。このまま数馬の湯まで歩きます。
新緑、新緑、新緑!
街道沿いにヘリポートが。これも歩きならではの発見です。
今年の八重桜も見納めでしょう。
龍神の滝もパス。
久しぶりの数馬湯上りセットでカンパーイ。
今日は風が吹きませんでした・・・。
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア | 登山靴 |
バックパック | スタッフバック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | 予備電池 | タオル |
帽子 | 地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | 登山計画書(控え) | ナイフ |
ツエルト | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | ロールペーパー | 携帯トイレ |
非常食 | 行動食 | GPS機器 |
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