行程・コース
天候
晴天
登山口へのアクセス
マイカー
この登山記録の行程
登山道入口(7:14)・・・四辻(7:37)・・・万二郎(8:59)・・・万三郎(10:43)・・・四辻(13:46)・・・登山道入口(14:08)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
5月の山行は川苔山(7月穂高の訓練山行)に行く予定でしたが、メンバーが集まらなかったので前日に予定を変更して、娘(5歳)の6月磐梯山山行の訓練を兼ねた天城山を登ることとなりました。
山の候補は大弛峠からの金峰山、瑞牆等がありましたが、天城山のシャクナゲが見頃の時期なので花を目的に天城山に行くことに決定しました。天城山は距離は多少長いですが標高差が小さく、これまで娘が登ってきた山と比較しても特別難易度は高くないと判断していましたが、実際には小さな子供にはハードルが高かったようです。
天城高原ゴルフ場には7時過ぎに到着しましたが、すでに8割程度駐車場が埋まっており、登山道の混雑状況が気になりましたが、結果的には全く問題ありませんでした。
今回のルートは天城高原ゴルフ場登山口から万二郎岳、万三郎岳へと周回する最も一般的なコースを選択しました。登山道入口から四辻までは下り、四辻から万二郎岳までは緩やかな登りが続き、最後に僅かな急登がありますが危険個所はなく子供でも問題はありませんでした。目的のシャクナゲは登山道から離れた場所に1か所、ツツジは多くがつぼみの状態でした。万二郎岳山頂はつつじの群生が見所のようですが、今年は開花が遅れているようでまだつぼみの状態でした。万二郎岳から万三郎岳へは最初急な下りが続きます。この下りの途中に今回のコース唯一と言ってもよい眺望があります。この日もきれいな富士山が見えました。下り終わるとそこから馬の背と言われる尾根があり、あせびのトンネル、シャクナゲの群生と見所満載です。今回あせびはまだ開花していませんでしたが、まるでトトロのトンネルのようで娘は大はしゃぎでした。万三郎岳の直前にも急登はありましたが距離は短く子供でも楽に登れます。
万三郎岳山頂で休憩後、今回のルートで最も心配な急な下りに差しかかります。予想した通りかなりの苦戦を強いられました。娘には木の階段にしても、岩場にしても段差が大きいためかなりの時間を要しました。それでも時間をかけ慎重に下り終わり一安心。しかしこの後の道が今回一番の誤算でした。残りの道は緩やかな歩きやすいアップダウンが続くと勝手に思い込んでいましたが、これが大間違いでした。道が非常に狭く、いくつもの枯れた沢を渡ります、岩場が多く歩きにくい。永遠とも思われるアップダウンを繰り返す。娘は急な下りで相当な体力を使ったようで、残り3Km弱の地点で動けなくなってしまいました。仕方なく休憩を取りつつ緩やかな登りは抱っこ、危険な岩場は自力で歩くを繰り返していると、抱っこの途中で急にもう歩くと言い出しました。ザックも背負うと言い出し?と考えてみると、直前ですれ違ったおじさんに『楽でいいね~』と声を掛けられたのを思い出しました!!最近は下りの途中で疲れて抱っこすることが多々あったのですが、そこには親も子供も甘えがあったことは勿論承知していました。しかし今回、おじさんに言われた言葉に娘が何かを感じ取り最後は黙々と歩く姿を見ていると、子供の成長を感じずにはいられませんでした。
結局、想定した時間を1時間オーバーする7時間の山行になりました。
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