行程・コース
天候
晴れ 稜線で少々風(実測最大7.0m程度)
登山口へのアクセス
バス
その他:
伊東駅から天城東急リゾートバス 天城縦走登山口下車
この登山記録の行程
天城縦走登山口(8:50)……万二郎岳(9:40)休憩5分……馬の背(9:55)……万三郎岳(10:30)……片瀬峠(10:45)……小岳(10:55)……ヘビブナ(11:05)……戸塚峠(11:30)……白田峠(11:50)……八丁池(12:30)休憩30分……見晴台(13:10)……青スズ台(13:20)……東猿山(らしい)(14:25)……三筋山(16:00)休憩15分……芝原湿原(17:05)……細野高原キャンプ場(17:15)休憩10分……稲取海岸(18:30)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
天城縦走登山口から万n郎岳を回り、八丁池から三筋山経由で稲取の海岸まで歩きました。
前半、万三郎岳辺りまでは他の登山客の方もそこそこいらしてましたが、八丁池まで来るとまばらになり、その先は完全に単独行となりました。
新緑の中、静かに山歩きを楽しみました。
ですが後半、分岐をある程度進んでからの三筋山には泣かされました。
最初は庭園かと思うほどの素晴らしい景色が広がり、これは掘り出し物だ!などと喜んでいたのですが、正規のコースとは言え風力発電設備用の舗装道路と山道を何度か出入りさせられたのには大分心が折れました。
その山道が三筋山山頂に至らず結局舗装道路に戻るのなら、舗装道路を歩いた方が早かったんじゃね!?などと内心何度か悪態もつきましたが、大分足も潰れていたものですみません。
(実際は山歩きの方が距離は短かった様です)
立ち並ぶ風力発電用風車は素晴らしかったです。
静かに響くモーター音と共にゆっくり風車が回っていて、設備用の道路も物凄く綺麗に整備されており、共に人工物の極みなんですが、周囲に人の気配がまるでありませんでした。
そんな中を自分一人だけが頂上を目指して歩くのは、通常の山歩きとはまた違う隔絶感がありました。
心底単独行を堪能しました。
苦労して辿りついた三筋山は、眺望としては本日の山行中ぶっちぎりの一位でした。考えてみればパラグライダーまでできる斜面です。視界の大部分が空で、歩いて来た万二郎岳、万三郎岳のみならず伊豆諸島まで見渡せました。
三筋山からの下山は完全に舗装道路。伊豆らしく傾斜も急で、潰れきった足には最早苦行となりましたが、途中のキャンプ場で休憩を入れ、日暮れまでには海に行こうと必死で歩きました。
町へ降りてからは沢山の人とすれ違いましたが、相当鬼の様な形相をしていたと思います。ごめんなさい。
次回があれば、八丁池でもっと長く昼寝をするか、三筋山でぼーっとするためだけに行きたいですね。楽しかったです!
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早朝の伊東駅。
早く着きすぎました。
とりあえず海岸に出てぼーっとしていました。
始発の7:55発のバスで天城縦走登山口入りです。
運賃1000円は四つ折りの千円札をご用意ください。お釣りは出ません。
9:00スタートは自分の中では相当遅いのですが、頑張って歩きましょう。
歩きやすい道が続きます。
標識はこれでもか!と言う位あります。
40分ほどで万二郎岳。
お兄ちゃんなんでしょうか。
平坦な部分も多いのですが、いかにも登山道な箇所もあります。
馬の背。遠くから見ると確かに馬の背でした。
遠笠山です。
万三郎岳に着きました。
やっぱり弟かなあ。
越えると歩きやすい道が続きます。
小岳に着きました。
ですが、心持ちもう少し奥の方が高そうです。
この辺りが小岳の山頂でしょうね。
ヘビブナです。最初気付かずに結構降りてしまいました。
戸塚峠通過です。
白田峠です。
八丁池に着きました。
階段状のベンチ?でしばし横になって休憩。
風が気持ち良く、いつまでも寝ていたい気分でした。
見晴台です。
見晴台からの八丁池。
青スズ台です。
天城山は至る所にビューポイントがありますね。
青スズ台の三角点です。
出荷前のピータン状態。
右下に風車群。海の向こうに利島と新島が見えました。
迷いやすい箇所には、結構「こっち来ちゃダメ」ロープが張られています。
ただオオルリ・コルリ歩道は何度か方角を確認しました。
コルリ歩道の入口ですが、正直に言えば道がないです。
一度林道に出て、本日最後の山、三筋山を目指します。
三筋山分岐です。
この時は「林道歩きかあ……」などと思っていました。
ところがものの数分で庭園の様な道になりました。
そこらの公園より格段に綺麗です。
ヤブデマリが咲いていました。
やがて普通の山道に。
だけど三筋山までは距離がありますね。
6km、自分の足だと3時間ほどでしょうか。
さっき登った青スズ台です。
今回の山行で一番のヒット標識です。
1127mピークかと思われます。
遠目に見えていた風車の足元まで来ました。
三筋山へは自然歩道と風車設備関連の舗装道路を渡り歩きます。
間近で見るとかなり巨大です。
うっかり入れないじゃないですかあ!
再び山道に。
いきなり出てきた説明。
てっきりここが鉢の山かと瞬間思ってしまいました。
位置的にも説明文的にもそれはありえないのですが、せめて「ここから見える」などのひと言は欲しかったところです。
また林道に出ました。
アスファルトの照り返しが結構厳しかったです。
とにかく人の気配がしません。
左端の直線状の部分が馬の背、右隣の丸いピークが万二郎岳です。
二つピークを挟んでなだらかな部分が箒木山です。
三筋山こっち、と。
いよいよ山頂でしょうか。
岩がころんと。視界良好ですので今回はよじ登りませんでした。
景色は最高ですが、三筋山はまだ先でした。
焦らされるなあ。
また林道に下ろされました。
負けるもんか。
本当の山頂へ至る最後の遊歩道は立入禁止でした。
おとなしく舗装道路を登ります。
やっと着いたー
素晴らしい眺めでした。
空が広い!風が抜ける!
ベンチで大の字になりました。
右奥、海の向こうは伊豆大島です。
ひと休みの後、最後の大仕事、海に向かって下山開始です。
歩いていくべき道が延々と見えています。
ウツギが咲いていました。
利島です。
伊豆諸島も登山で行ってみたいのですが、安くても往復一万円かかるんですよね……。
芝原湿原まで下りました。
花はまだですね。
細野高原キャンプ場です。
大分足が疲れましたので、靴を脱いでマッサージとストレッチをしました。
見晴台を最後に4時間、ここまで誰にも会いませんでした。
国道135号線をくぐります。
ついに海岸まで出ました。
1405.3m to 0m 達成です。
振り絞ったー!
耐え切ったー!
あっと言う間に日が暮れました。
お約束のひと巻き。
伊豆稲取から伊豆急に乗って帰りました。
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | ヘッドランプ | タオル |
帽子 | グローブ | 着替え | 地図 | コンパス | ノート・筆記用具 |
腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ | 修理用具 | ツエルト |
健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | 虫除け | 熊鈴・ベアスプレー | ロールペーパー |
非常食 | 行動食 | テーピングテープ | 軽アイゼン | トレッキングポール | ストーブ |
燃料 | ライター | カップ | クッカー | ||
【その他】 予備ヘッドライト、モバイルバッテリー、風速計 ザック重量15.5kg |
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