いよいよ至仏山の開山ですが、まだ残る雪渓が気になるところです
天気・気温
山と周辺の状況
いよいよ至仏山の開山です。珍しい高山植物が咲き誇る素敵なお山ですが、まだ残る雪渓が気になるところです。昨日、関係者がスコップを担いで山に登り、除雪作業を行いました。アイゼンの必要はありませんが、滑落や踏み抜きには充分ご注意ください。
また、雪渓を滑って遊ぶ方を時々見かけますが、植物の保護と何よりご自身の安全のため、ご遠慮ください。尾瀬ヶ原の上ノ大堀と牛首の間では、食虫植物コタヌキモを見つけました。泥中にのばした捕中嚢でプランクトンをとるそうです。人差し指ほどの大きさですので、目を凝らして探してみてください。
登山道の状況
至仏山が開山しました。まだ雪渓が残りますがアイゼンの必要はありません。滑落や踏み抜きには注意してください。
木道が古く危険な箇所があります。十分注意して歩いてください。ぬかるみが多く滑りやすいのでご注意ください。ヨッピ吊り橋付近には、休憩ベンチが作られ始めました。牛首~ヨッピ吊り橋間は、木道工事が行われています。片側通行にご協力ください。鳩待峠から山ノ鼻への登山道と木道、尾瀬ヶ原の木道には雪はありません。
注意点
雪の「踏み抜き」に注意が必要です。また、靴裏に雪が付いたまま木道におりるととても滑るので、雪を落としながら慎重に歩いてください。
お知らせ
至仏山の際の注意。山開き直後(7/1~7/中旬予定)は雪渓を避けるために、指定された登山道から外れて植生の上を歩行することのないようにしてください。
7/中旬くらいまでは雪渓があり、入山する方は登山ガイドと入山されるようお願いします。また雪渓歩きは転滑落の危険が伴うため、残雪歩きの技術を持たない方は入山を控えてください。7/1(水)~シーズン終了まで東面登山道(山ノ鼻~至仏山頂)は「上り」専用(山ノ鼻~森林限界は除く)です。至仏山山頂から東面登山道を利用し、山ノ鼻まで下ることはできません。尾瀬でストックを使用する際は、ストックの先端にキャップを付け、登山道の外側へ突かないようにしてください。
昨年の今頃の様子は?
5月16日に山ノ鼻ビジターセンターは開所。ミズバショウが咲き始めています2023.05.17
尾瀬周辺では、たくさんの白いミズバショウが咲いています。ワタスゲの花は少しずつ綿毛が出てきています。2023.05.31
尾瀬ヶ原では、ミズバショウは、ほぼ終了しました。湿原は少しずつ緑色になってきました。2023.06.07
山の鼻ビジターセンター周辺の過去の様子
山の鼻ビジターセンター
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