紅葉も草紅葉もピークは過ぎてしまいました
天気・気温
山と周辺の状況
晩秋に入り、草紅葉や周辺の木々の紅葉も盛りを過ぎてしまいましたが、上田代では、カラマツの黄葉が綺麗に色付いていました。また、葉が落ちたために森の見通しが良くなりました。
景鶴山の斜面の紅葉が一足遅れできれいです。紅葉も草紅葉もピークは過ぎてしまいましたが、陽の光を受けて輝いていました。
池塘には淡い黄緑色をしたゼラチン質のものが見られます。尾瀬で見られるのはカンテンコケムシ、マリコケムシ(コケムシの一種)のようですが、種名ははっきりしません。流れのない浅い池塘、ヨッピ橋付近(牛首寄り)の池塘で多く見られます。
研究見本園では、凍り付いたクモの巣を見つけることができます。普段は、あまり目立たないクモの巣ですが、凍り付いた巣はとても神秘的です。
また、最近、尾瀬のアイドル、オコジョをバッチリ見ることができました。
登山道の状況
木道は雨で濡れたり、霜でつるつるに凍ったりしています。足下には細心の注意を払い、急がずにゆっくりと歩いてください。
山ノ鼻~竜宮間では引き続き木道工事が行われています。資材の搬入等でヘリが運行することがあります。注意して通行ください。至仏山では、原見岩付近から鳩待峠方面にかけて木道工事が新しくなっています。道中にある偽木やロープは手すりではないので(強度が弱い)、つかまらないようにしてください。
なお、山頂から山ノ鼻への下山は禁止です。詳細は下記「★至仏山登山の際の注意」をご覧ください。上ノ大堀手前の場所では木道と休憩テラスが新しいものと交換され、気持ちよく歩くことができます。
登山装備
尾瀬では氷点下を下回る日も出てきました。冠雪も観測されています。防寒対策が必要です。
注意点
★至仏山登山の際の注意。7/1(水)~シーズン終了まで東面登山道(山ノ鼻~至仏山頂)は「上り」専用(山ノ鼻~森林限界は除く)です。至仏山山頂から東面登山道を利用し、山ノ鼻まで下ることはできません。尾瀬でストックを使用する際は、ストックの先端にキャップを付け、登山道の外側へ突かないようにしてください。
尾瀬内の多くの山小屋が営業を終了していますので、事前の情報収集と準備をしっかりしてお出かけください。なお、山の鼻ビジターセンターは28日(水)正午までの開館です。雪に閉ざされる前の輝きを味わいに、ぜひお越しください。
昨年の今頃の様子は?
5月16日に山ノ鼻ビジターセンターは開所。ミズバショウが咲き始めています2023.05.17
尾瀬周辺では、たくさんの白いミズバショウが咲いています。ワタスゲの花は少しずつ綿毛が出てきています。2023.05.31
尾瀬ヶ原では、ミズバショウは、ほぼ終了しました。湿原は少しずつ緑色になってきました。2023.06.07
山の鼻ビジターセンター周辺の過去の様子
山の鼻ビジターセンター
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