標高の高い横田代やアヤメ平では、尾瀬ヶ原では終わった植物がまだ見られます
天気・気温
山と周辺の状況
久しぶりに落ち着いたお天気だった今日は、アヤメ平方面の巡回に行きました。標高の高い横田代やアヤメ平では、尾瀬ヶ原では終わった植物がまだ見られます。特に、
ワタスゲ
ワタスゲ
や
タテヤマリンドウ
タテヤマリンドウ
、
チングルマ
チングルマ
の果穂が見事でした。
同時に、夏への移り変わりも進んでおり、
キンコウカ
キンコウカ
の花もちらほらと咲き始めていました。
写真は、尾瀬ではここ以外ではなかなか見られないオノエラン。その清らかな白い姿を見ると、素直な気持ちになれる気がします。
尾瀬ヶ原では
ニッコウキスゲ
ゼンテイカ
が咲き、黄色い絨毯になっています。ほかにトキソウ、ガクウラジロヨウラク、サワラン、カキツバタ、ツルコケモモ、ナガバノモウセンゴケ、
ヒツジグサ
ヒツジグサ
、マイサギソウ、
ハクサンチドリ
ハクサンチドリ
などが見られます。
登山道の状況
至仏山が開山しました。まだ雪渓が残りますがアイゼンの必要はありません。滑落や踏み抜きには注意してください。尾瀬ヶ原の木道では牛首~竜宮区間、見晴~温泉小屋方面の一部で激しく痛んでいる箇所があります。
注意点
6/30、山ノ鼻の入山者センター付近、木道がまっすぐになるあたりでツキノワグマの目撃情報がありました。古くなった木道上には注意ください。
お知らせ
★至仏山登山の際の注意。山開き直後(7/1~7/中旬予定)は雪渓を避けるために、指定された登山道から外れて植生の上を歩行することのないようにしてください。
7/中旬くらいまでは雪渓があり、入山する方は登山ガイドと入山されるようお願いします。また雪渓歩きは転滑落の危険が伴うため、残雪歩きの技術を持たない方は入山を控えてください。
7/1(水)~シーズン終了まで東面登山道(山ノ鼻~至仏山頂)は「上り」専用(山ノ鼻~森林限界は除く)です。至仏山山頂から東面登山道を利用し、山ノ鼻まで下ることはできません。
尾瀬でストックを使用する際は、ストックの先端にキャップを付け、登山道の外側へ突かないようにしてください。
昨年の今頃の様子は?
5月16日に山ノ鼻ビジターセンターは開所。ミズバショウが咲き始めています2023.05.17
尾瀬周辺では、たくさんの白いミズバショウが咲いています。ワタスゲの花は少しずつ綿毛が出てきています。2023.05.31
尾瀬ヶ原では、ミズバショウは、ほぼ終了しました。湿原は少しずつ緑色になってきました。2023.06.07
山の鼻ビジターセンター周辺の過去の様子
山の鼻ビジターセンター
- 電話番号:
- 連絡先住所: