雨の少ない湿原では、池塘の水位が減っています
天気・気温
山と周辺の状況
肌に感じる風はいよいよ秋です。爽やかな秋の風に吹かれ登る至仏山は、いつも以上に心地よく感じます。
原見岩(鳩待峠登山口から2.5kmほど)付近の木道の掛け替え工事が始まりました。幅が狭く迂回路がとれないので、登山時には充分注意してください。
山ノ鼻は夏休み明け初めての週末となりましたが、毎日おだやかな日が続いています。一時の混雑も感じられず、ハイカーの皆様はのんびりと尾瀬散策を楽しまれているようです。
雨の少ない湿原では、池塘の水位が減っています。池塘の水が雨のみに頼ることの証しであり、こんな事に注目して尾瀬ヶ原を歩いてみるのも、楽しいかもしれません。
8/14から、ツキノワグマ出没のために閉鎖していた研究見本園は、8/29の朝にようやく通行止めが解除されました。クマも
ミズバショウ
ミズバショウ
の実を食べ尽くしたのでしょうか、最近は姿を見せなくなりました。これで再びゆっくりと広々とした見本園を歩くことができます。
登山道の状況
至仏山の登山道は、蛇紋岩という岩石が露出していて表面が磨かれてツルツルになっているので気をつけてください。なお、山頂から山ノ鼻への下山は禁止です。詳細は下記「★至仏山登山の際の注意」をご覧ください。
尾瀬ヶ原の木道では牛首~竜宮区間、見晴~温泉小屋方面の一部で破損が激しく注意が必要です。また、長沢新道、鳩待峠~横田代間の登山道は一部ぬかるんでおり、滑りやすく危険です。特に長沢新道を下りで利用する場合は、やや急な岩場が続きますのでご注意ください。
上ノ大堀手前の場所では木道と休憩テラスが新しいものと交換され、気持ちよく歩くことができます。
登山装備
ツキノワグマ出没のために8/14から閉鎖していた研究見本園は、8/29の朝にようやく通行止めが解除されました。
★至仏山登山の際の注意。
7/1(水)~シーズン終了まで東面登山道(山ノ鼻~至仏山頂)は「上り」専用(山ノ鼻~森林限界は除く)です。至仏山山頂から東面登山道を利用し、山ノ鼻まで下ることはできません。尾瀬でストックを使用する際は、ストックの先端にキャップを付け、登山道の外側へ突かないようにしてください。
注意点
尾瀬内の山小屋の中には、8月下旬~9月初旬で営業を終了するところがありますので、ご注意ください。
昨年の今頃の様子は?
5月16日に山ノ鼻ビジターセンターは開所。ミズバショウが咲き始めています2023.05.17
尾瀬周辺では、たくさんの白いミズバショウが咲いています。ワタスゲの花は少しずつ綿毛が出てきています。2023.05.31
尾瀬ヶ原では、ミズバショウは、ほぼ終了しました。湿原は少しずつ緑色になってきました。2023.06.07
山の鼻ビジターセンター周辺の過去の様子
山の鼻ビジターセンター
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- 連絡先住所: