研究見本園では、ヤマアカガエルの産卵がありました。例年サンショウウオの産卵もあるのですが、今年は?
天気・気温
山と周辺の状況
尾瀬ヶ原では雪融けも急速に進んでいます。研究見本園の木道の間の水たまりでは、ヤマアカガエルの産卵がありました。これからオタマジャクシになっていくのが楽しみです。この水たまりには、例年サンショウウオの産卵もあるのですが、今年はどうなるでしょうか?
見本園をさらに奥へと進むと、ちょうど猫又川が氾濫しているところで、湿原は水浸しになっていました。そこへ至仏山が写っています。逆さ至仏が見えるのは、雪解けの進んだこの時期だけです。
水かさが増す前に出てきた
ミズバショウ
ミズバショウ
も、今日は水にすっかり浸かってしまっています。今は水の透明度が高く、これもなかなか綺麗です。
周囲は、
ミズバショウ
ミズバショウ
、
リュウキンカ
リュウキンカ
、
ザゼンソウ
ザゼンソウ
が咲き始めです。また、
ワタスゲ
ワタスゲ
の黄色い花も咲き始めました。白い果穂になるのは夏です。ほかにも、ヤチヤナギの雄花のつぼみが出ています。
雪が一足先に解けたテンマ沢湿原(鳩待峠から山の鼻への途中の湿原)では一足先に
ミズバショウ
ミズバショウ
が咲き誇っています。山の川上川付近の木道の下、イワナが人目を気にせず泳いでいました。
登山道の状況
尾瀬ヶ原では雪融けが進み、赤田代の一部と東電小屋裏を除き、木道はほぼ出ています。
また、雪融けによる増水に伴ない、木道の一部が冠水しているので注意してください。5/24は、降雨により山ノ鼻地区より最初の橋である原ノ川上川橋手前で、湿原が川と一体化の一歩手前となり、牛首分岐~ヨッピ吊り橋(尾瀬ヶ原)で一時通行止めとなりました。
今年の雪解けは遅く、鳩待峠~山ノ鼻間もまだ昨年より雪が多く残っています。
残雪期の植生保護のため、至仏山登山道が閉鎖されています。閉鎖期間は鳩待峠~オヤマ沢田代~至仏山頂~山ノ鼻
です。なお、鳩待峠から笠ヶ岳へ、笠ヶ岳から至仏山へのルートは閉鎖区間を通るため5/7~6/30は通行できませんのでご注意ください。
見晴にある沼尻橋は掛かっています。見晴の公衆トイレは工事のために閉鎖されています。休憩小屋横の仮設トイレをご利用ください。
注意点
雪の「踏み抜き」に注意が必要です。また、靴裏に雪が付いたまま木道におりるととても滑るので、雪を落としながら慎重に歩いてください。
昨年の今頃の様子は?
山ノ鼻ビジターセンターは5月16日に開所予定。鳩待峠への道路の冬期閉鎖解除は4/21(金)より2023.04.19
5月16日に山ノ鼻ビジターセンターは開所。ミズバショウが咲き始めています2023.05.17
尾瀬周辺では、たくさんの白いミズバショウが咲いています。ワタスゲの花は少しずつ綿毛が出てきています。2023.05.31
山の鼻ビジターセンター周辺の過去の様子
山の鼻ビジターセンター
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