信州側に伸びている雪庇が崩れる時期です。通過する際は、あまり信州側に行かないように。
天気・気温
山と周辺の状況
このところ良いお天気が続いています。今日は暖かめですが、朝は凍結します。
小屋周辺の積雪はだいぶ融雪が進みましたが吹き溜まりにはまだたっぷりあります。2階の窓下まで雪が残っています。
日当たりの良いところでは土が出ているところもあります。
登山道の状況
八方尾根から来る場合は必ず「尾根ルート」を通ってきてください。上ノ樺や丸山辺りはベンガラを撒きましたので、その赤い印に伝ってお越しください。
稜線では岩が見えているところも増えてきていますが、夏道はまだ見えていない状況で、山荘まではすべて雪道を通るものと考えてください。
下りでは、下ノ樺の分岐で、南東に下りてしまうことがあります。間違わないように、ルートファインディングをしっかり行ってください。
稜線では雪庇が出ていますが、信州側に伸びている雪庇が崩れる時期です。通過する際は、あまり信州側に行かないようにしてください。
五竜岳方面は、とくに大黒岳の唐松側、五竜側の急斜面に雪田が広がっています。滑落および悪天候時にルートを間違えないように注意してください。今日ベンガラを付けに行っています。なお、五竜山荘は6月12日にならないとオープンしません。
不帰方面は、まだ見に行っていませんが、7月初旬までは雪の状況が非常に不安定です。ザイルによる確保および、適切なルートファインディング能力がなければ通過できません。6月中旬までは、行かない方が良いでしょう。
登山道の雪面はスプーンカットになっており、朝晩は凍結して表面はツルツルになります。滑落しないように十分に注意してください。
登山装備
冬山装備、10本爪以上のアイゼンおよびピッケルが必携です。ストックでは滑落したときに止まれません。
注意点
雪解けの早いところでは、踏み抜きに注意してください。特に下りはスピードもあり、体重もかかるので注意が必要です。
水分は多めに持ってきて、行動中にしっかり補給してください。今の時期は朝夕は雪面がツルツルになって滑りやすくなります。10本爪以上のアイゼンでないと、朝晩は歯が立ちません。
トレースはあてになりませんので、地図とコンパスでしっかりとルートファインディングをしてください。
昨年の今頃の様子は?
2023年のGWは4/27~5/6迄営業(要予約)。前爪のあるアイゼン、ピッケルなど雪山登山装備が必要2023.04.27
2023年の夏山営業は7/1~10/21。利用には予約が必要。予約は6月中旬から受付予定2023.05.11
2023年の夏季営業は6/24(土)泊~(テントは7/1~)。利用には予約が必要。予約は一ヶ月前から受付2023.05.24
唐松岳頂上山荘周辺の過去の様子
唐松岳頂上山荘
- 電話番号:
- 090-5204-7876
- 連絡先住所:
- 長野県北安曇郡白馬村北城6336