小屋周辺は融雪が進んでおり、雷鳥のカップリングが始まりそうです。
天気・気温
山と周辺の状況
小屋周辺の積雪はだいぶ融雪が進み、日当たりの良いところでは土が出ています。雷鳥のカップリングが始まりそうです。
八方池山荘辺りではウメハタザオ、ハルリンドウ、
ショウジョウバカマ
ショウジョウバカマ
、
ユキワリソウ
ユキワリソウ
、ハクサンコザクラなどが咲き始めました。八方池の氷も融け、池の真ん中辺り水面が出始めました。
登山道の状況
八方尾根から来る場合は必ず「尾根ルート」を通ってきてください。八方尾根のルートで桟橋を過ぎた辺りにトラバースできそうな夏道が出ていますが、決してその夏道を行かないようにしてください。誘惑に負けてそこを行った為、滑落者続出しています。上ノ樺や丸山辺りはベンガラを撒きましたので、その赤い印に伝ってお越しください。稜線では岩が見えているところも増えてきています。下りでは、下ノ樺の分岐で、南東に下りてしまうことがあります。間違わないように、ルートファインディングをしっかり行ってください。
稜線では五竜岳方面の稜線の暗部、大黒岳の手前に雪田が広がっています。雪庇があり信州側は崩れる危険性があり、通過する際は信州側に行かないようにしてください。ベンガラをつけましたが、つけたところが崩落している箇所もあり、ルートファインディングをしっかりお願いします。
不帰方面は、未確認ですが、7月初旬までは雪の状況が非常に不安定です。ザイルによる確保および、適切なルートファインディング能力がなければ通過できません。山荘のスタッフに確認してください。
登山道の雪面はスプーンカットになっており、朝晩は凍結して表面はツルツルになります。滑落しないように十分に注意してください。
登山装備
冬山装備、10本爪以上のアイゼン、およびピッケルは必携です。ストックでは滑落したときに止まれません。例年より寒いので防寒をしっかりとお願いします。
注意点
雪解けの早いところでは、踏み抜きに注意してください。特に下りはスピードもあり、体重もかかるので注意が必要です。
水分は多めに持ってきて、行動中にしっかり補給してください。今の時期は朝夕には雪面がツルツルになって滑りやすくなります。10本爪以上のアイゼンがお勧めです。
トレースはあてになりませんので、ベンガラや地図とコンパスでしっかりとルートファインディングをしてください。
昨年の今頃の様子は?
2023年のGWは4/27~5/6迄営業(要予約)。前爪のあるアイゼン、ピッケルなど雪山登山装備が必要2023.04.27
2023年の夏山営業は7/1~10/21。利用には予約が必要。予約は6月中旬から受付予定2023.05.11
2023年の夏季営業は6/24(土)泊~(テントは7/1~)。利用には予約が必要。予約は一ヶ月前から受付2023.05.24
唐松岳頂上山荘周辺の過去の様子
唐松岳頂上山荘
- 電話番号:
- 090-5204-7876
- 連絡先住所:
- 長野県北安曇郡白馬村北城6336