唐松岳 | 唐松岳頂上山荘

小屋周辺の雪は融け、雷鳥は徐々に白から茶色に変わりつつあります。

唐松岳頂上山荘から見た立山連峰 (2010.05.27 唐松岳頂上山荘 )
唐松岳頂上山荘から見た立山連峰 (2010.05.27 唐松岳頂上山荘 )
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天気・気温

06/22(火) 曇り時々晴れ。日中の気温+15℃。
富山市の天気予報
明日
雨のち曇
15℃
12℃
明後日
18℃
10℃
日本気象協会提供 2024年4月30日 16:00発表
松本市の天気予報
明日
曇のち雨
15℃
9℃
明後日
曇のち晴
20℃
8℃
日本気象協会提供 2024年4月30日 16:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

小屋周辺の雪は融け、裏に少し残るだけです。 クロユリ クロユリ が蕾をつけました。 ハクサンイチゲ ハクサンイチゲ が咲いています。雷鳥は白から徐々に茶色に変わりつつあります。八方池山荘辺りではウメハタザオ、ハルリンドウ、 ショウジョウバカマ ショウジョウバカマ ユキワリソウ ユキワリソウ 、ハクサンコザクラなどが咲いています。

登山道の状況

八方尾根から来る場合は必ず「尾根ルート」を通ってきてください。八方尾根のルートで桟橋を過ぎた辺りにトラバースできそうな夏道が出ていますが、決してその夏道を行かないようにしてください。誘惑に負けてそこを行った為、滑落者続出しています。上ノ樺や丸山辺りはベンガラを撒きましたので、その赤い印に伝ってお越しください。稜線では岩が見えているところも増えてきています。下りでは、下ノ樺の分岐で、南東に下りてしまうことがあります。間違わないように、ルートファインディングをしっかり行ってください。
稜線では五竜岳方面の稜線の暗部、大黒岳の手前に雪田が広がっています。雪庇があり信州側は崩れる危険性があり、通過する際は信州側に行かないようにしてください。ベンガラをつけましたが、つけたところが崩落している箇所もあり、ルートファインディングをしっかりお願いします。
不帰方面は、未確認ですが、7月初旬までは雪の状況が非常に不安定です。ザイルによる確保および、適切なルートファインディング能力がなければ通過できません。山荘のスタッフに確認してください。
登山道の雪面はスプーンカットになっており、朝晩は凍結して表面はツルツルになります。滑落しないように十分に注意してください。

登山装備

冬山装備、10本爪以上のアイゼン、ピッケル。雨の時期になりましたのでしっかりした雨具をご用意ください。

注意点

水分は多めに持ってきて、行動中にしっかり補給してください。
雪融け箇所では、踏み抜きに注意してください。特に下りはスピードもあり、体重もかかるので注意が必要です。今の時期は朝夕には雪面がツルツルになって滑りやすく、10本爪以上のアイゼンがお勧めです。
トレースはあてになりませんので、ベンガラや地図とコンパスでしっかりとルートファインディングをしてください。

昨年の今頃の様子は?

2023年のGWは4/27~5/6迄営業(要予約)。前爪のあるアイゼン、ピッケルなど雪山登山装備が必要2023.04.27

2023年の夏山営業は7/1~10/21。利用には予約が必要。予約は6月中旬から受付予定2023.05.11

2023年の夏季営業は6/24(土)泊~(テントは7/1~)。利用には予約が必要。予約は一ヶ月前から受付2023.05.24

唐松岳頂上山荘周辺の過去の様子

  • (みんなの登山記録 akira さんの投稿から)
  • 山荘裏山より剣岳、立山連峰の眺望
  • 氷点下の寒い朝。快晴の稜線は真っ白な雪に覆われています。
積雪は少なく吹溜りで20㎝ほど。信州側は雲海、雲が切れて時折山麓が見えます
  • 朝の静かな稜線です。遥か遠くに富士山のシルエットが見えました。八ヶ岳の連山と富士山の遠望です
  • 立山連峰と剱岳。稜線のタカネナナカマドは落葉し、枝先に残る赤い葉もわずかとなりました
  • 快晴 唐松岳山頂より山荘方面 
  • 気温1℃と寒い朝を迎えました。 霜柱がたち氷がはっています。
  • ウラシマツツジの草紅葉と唐松岳
  • 牛首登山道より ウラシマツツジと山荘
  • 秋色の稜線と唐松岳
  • 山荘周辺に生息するライチョウ 春はまれたヒナたちがそろそろ親離れの時期を迎えています
  • 雲海と日の出

唐松岳頂上山荘

電話番号:
090-5204-7876
連絡先住所:
長野県北安曇郡白馬村北城6336

地図で見る
http://karamatsu.jp/

施設の詳細を見る

関連する山

富山県 長野県 / 飛騨山脈北部

唐松岳 標高 2,696m

 後立山連峰のほぼ中央に位置するが、地味な存在である。ピラミッド型をしたこの山が大きく美しく見えるのは、主稜線の大黒岳付近からである。  主稜線を振り分けに、長野・富山両県からそれぞれ1本ずつの登山道が通じている。東からの八方尾根は、山岳スキー場として知られるが、途中の八方池は不帰ノ嶮を間近に仰ぐ憩いの場である(八方集落よりリフトなど利用して所要4時間)。西からの南越(なんこし)の道は、黒部渓谷からのもので、難路であったが、昭和61年、大黒鉱山跡まで尾根上をたどる新道に切り替えられた(祖母谷温泉より所要9時間)。  唐松岳北方の主稜線は、両側面からの浸食によって険しいやせ尾根となって、不帰ノ嶮と呼ばれている。ここは白馬岳からの縦走では、電気回路における抵抗のような存在となっているのである。南方への稜線はすぐに牛首岳を起こすが、ここも険路である。  八方尾根と主稜線とのジャンクションをなす小突起の西側に、抱かれるようにして唐松岳頂上山荘が建っている。間に深い黒部の谷を挟んで望む、ここからの剱岳の眺めは、後立山八景の1つに数えられよう。

富山県 長野県 / 飛騨山脈北部

鑓ヶ岳 標高 2,903m

 後立山連峰北部にあり、白馬三山の一峰。白馬岳または唐松岳方面から主稜線を縦走する際に踏まれることが多く、頂は広いザクに覆われ、眺望はすこぶるよい。  頂から信州側に、南・北2つの大きな岩稜を相似形に派生させ、それがこの山の姿を形造っている。  登山道は、東山麓の猿倉から鑓温泉を経るものが鑓ヶ岳の南鞍部に通じている(猿倉より所要7時間30分)。この登路になる東山腹は、登山最盛期近くまで大雪田を残し、融雪後は一面のザクとなる氷河地形を残す大斜面で、圏谷底にあたる大出原(おいでつばら)は、シナノキンバイなどの群落に彩られている。西面の中背尾根の道は廃道になって久しく、越中側からの登路はない。南へ主稜線をたどると天狗池で、池畔には天狗山荘が建つ。構造土の広がる天狗山稜を漫歩すれば、天狗ノ大下りを経て不帰(かえらず)キレットに達する。  なお、この山の東山腹、大出原の下部にある鑓温泉は標高2100mもの高さにある、わが国でも最高所にある温泉の1つ。鑓温泉小屋の背後の岩間から大量の湯が湧き出しており、泉質は含食塩土類硫化水素泉。慢性関節炎、糖尿病、神経痛、皮膚病などに効能があるという。

富山県 / 飛騨山脈北部 後立山連峰

五竜岳 標高 2,814m

 後立山連峰の中央部にあり、雄大な山容をもち、鹿島槍ヶ岳とともにこの連峰の重鎮的存在である。この山の景観が優れているのは、東麓からの唯一の登路である遠見(とおみ)尾根からのものである(神城駅からテレキャビンを利用して所要6時間)。尾根の名称の起こりである、いくつものタワミ(遠見)の上下を繰り返す、きついアルバイトを打ち消して余りあるのが、五竜岳東面と鹿島槍ヶ岳北壁の豪壮な眺めである。五竜岳東面は、いくつものバリエーション・ルートをもっているが、その1つ、G2稜の上部に顕著な武田菱に似た岩が見られ、この山の名の由来となっている。この地を支配していた武田の紋所「武田の御菱(ごりよう)」からきたもので、菱(ひし)は岩の方言でもある。また「後立(ごりゆう)山」の音読みから「五竜」となったという説もある。  五竜岳北隣の白岳(しらたけ)は、初雪のころ真っ白な姿を見せるのでこう呼ばれたが、その南側には主稜と遠見尾根に挟まれた、白岳沢のカールが広がっている。五竜岳から鹿島槍ヶ岳にかけての主稜線は、八峰(はちみね)の稜線と呼ばれる鋸歯状の突起を連ね、東面足下のカクネ里や、黒部峡谷を距てた剱岳の眺めとともに、縦走の醍醐味が味わえる所でもある。

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