この辺りでは笠ヶ岳にしかないミヤマムラサキを、登山道の中腹で発見!このような珍しい高山植物を見つけに来てください。
天気・気温
山と周辺の状況
ここ数日、雨音の聞かない日はなく陽射しの恋しくなるこの頃ですが、そんな散策の中、華を添えるかの様にお洒落な女性の姿が増えていて、まるで尾瀬の花がまたひとつ咲いたようです。それに負けじと、木道脇ではカキツバタの紫紺色が目をひきます。最近色濃くなってきた緑とのコントラストが眩しいくらいです。
また、池塘に目を移すと、オゼ
コウホネ
コウホネ
が咲き始めました。夏の陽射しを待ちわびるかのような、鮮やかな黄色が私たちの目を楽しませてくれます。
7/3には笠ヶ岳へ柵立てに行って来ました。登山者の皆さんが登山道を踏み外さないように柵を立て、ロープを張って来ました。登山の途中で雨も降られましたが、作業中は雨も降らず、笠ヶ岳周辺の豊富な高山植物を満喫することができました。この辺りでは笠ヶ岳にしかないというミヤマムラサキという花を探し回り、なかなか見つからなかったのですが、笠ヶ岳登山道の中腹で、一株だけ発見!感激しながら写真を撮りました。皆さんも、このような珍しい高山植物がある笠ヶ岳に出かけてみませんか。
登山道の状況
7/1は至仏山が山開きでした。至仏山の貴重な自然を守るため、至仏山を登る際は、下記ルールに従ってください。
■至仏山登山のルール(貴重な自然を守るため)
雪渓を避けるために、指定された登山道から外れて植生の上を歩行することのないようにしてください。年によって違いますが、山開きから7月中旬くらいまでは雪渓があります。入山する方は登山ガイドと入山されるようお願いします。また雪渓歩きは転滑落の危険が伴うため、残雪歩きの技術を持たない方は入山を控えてください。
東面登山道は7/1(水)~シーズン終了まで東面登山道(山ノ鼻~至仏山頂)は、「上り」専用(山ノ鼻~森林限界は除く)です。至仏山山頂から東面登山道を利用し、山ノ鼻まで下ることはできません。
また、至仏山にはトイレがありません。登山口でトイレを済ませてから入山しましょう。万が一に備えて「携帯トイレ」を携行されることをお奨めします。使用済みの携帯トイレは、お持ち帰りをお願いします。
登山装備
尾瀬にはツキノワグマがふつうに生活しています。人がいない所では、鈴等で自分の存在を知らせましょう!6/9には尾瀬ヶ原(上田代)の最初の池塘のあるベンチ付近で、木に登っている2頭の子グマが目撃されています。
尾瀬でストックを使用する際は、ストックの先端にキャップを付け、登山道の外側へ突かないようにしてください。尖った先端は植生や土壌を傷めるだけでなく、木道の傷みも早めることになります。
お知らせ
現在、山の鼻地区では公衆トイレの改修工事とあわせ、ビジターセンター外壁の塗装と屋根の修理を行っています。
7月には装いを新たにした建物で皆さまをお迎えできる予定です。工事期間中はご不便・ご迷惑をおかけしますが、ご協力をお願いいたします。
昨年の今頃の様子は?
山ノ鼻ビジターセンターは5月16日に開所予定。鳩待峠への道路の冬期閉鎖解除は4/21(金)より2023.04.19
5月16日に山ノ鼻ビジターセンターは開所。ミズバショウが咲き始めています2023.05.17
尾瀬周辺では、たくさんの白いミズバショウが咲いています。ワタスゲの花は少しずつ綿毛が出てきています。2023.05.31
山の鼻ビジターセンター周辺の過去の様子
山の鼻ビジターセンター
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