至仏山のお花畑という表現がぴったりの百花繚乱ぶり。景色も今がいちばんきれい。この時期を逃さずに!
天気・気温
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
連休中は入山者が多く、山の鼻のキャンプ場はカラフルなテントで賑わいました。
梅雨が開けて、尾瀬ヶ原も夏となりました。尾瀬ヶ原では、
ヒツジグサ
ヒツジグサ
が見頃です。早朝は池塘の水面と
ニッコウキスゲ
ゼンテイカ
に張られたクモの糸も朝日を受けて輝いています。人も少なくひっそりとした早朝や夕方の尾瀬は、宿泊者しか味わえない魅力がたっぷりあります。是非、泊まりがけで尾瀬を訪れてみてください。
7/15には、アヤメ平まで巡回に行って来ました。視界の良い日の横田代・アヤメ平は周囲の山々も見え、壮大な景色を楽しむことができますが、この日は霧や雨。それでも、まるで雲の中を散歩しているような感じになることもあり、それもまたこのルートの素敵なところです。
キンコウカ
キンコウカ
(ユリ科)の黄色いつぼみが、横田代、アヤメ平でもふくらんできていました。中原山付近のベンチでは、ぽつぽつ咲き始めていました。
他にも巡回中に、ネバリノギラン、オノエラン、
ギンリョウソウ
ギンリョウソウ
、
ゴゼンタチバナ
ゴゼンタチバナ
、アカモノ、
タテヤマリンドウ
タテヤマリンドウ
などが見られます。
登山道の状況
7/1から至仏山が開山しています。山ノ鼻から山頂までの直登する登山道では、はじめのうちは湿った木道を歩くことになります。木道は滑りやすいので注意してください。
森林限界を超えると一気に視界が開けて、尾瀬ヶ原・燧ヶ岳・横田代を見渡せます。この景色は今がいちばんきれいです。この時期を逃さずに!
登山道中は、お花畑という表現がぴったりの百花繚乱ぶりです。とくに、
ヨツバシオガマ
ヨツバシオガマ
のピンクが、まるで絨毯のようです。
ほかにも林内ではイワシモツケやクモイイカリソウがきれいです。高天ヶ原では、ホソバコゴメグサ、ジョウシュウアズマギク、ホソバヒナ
ウスユキソウ
ウスユキソウ
、
ヨツバシオガマ
ヨツバシオガマ
が見頃です。また、小至仏山付近では、ホソバヒナ
ウスユキソウ
ウスユキソウ
やイブキジャコウソウがきれいです。
なお、山頂から山ノ鼻への下山は禁止です。詳細は下記を確認してください。
■至仏山登山のルール(貴重な自然を守るため)
雪渓を避けるために、指定された登山道から外れて植生の上を歩行することのないようにしてください。
東面登山道は7/1(水)~シーズン終了まで東面登山道(山ノ鼻~至仏山頂)は、「上り」専用(山ノ鼻~森林限界は除く)です。至仏山山頂から東面登山道を利用し、山ノ鼻まで下ることはできません。
また、至仏山にはトイレがありません。登山口でトイレを済ませてから入山しましょう。万が一に備えて「携帯トイレ」を携行されることをお奨めします。使用済みの携帯トイレは、お持ち帰りをお願いします。
登山装備
尾瀬にはツキノワグマがふつうに生活しています。人がいない所では、鈴等で自分の存在を知らせましょう。最近では、7/12に牛首分岐~ヨッピ吊橋間で、木の根元でしゃがむクマが目撃されています。
尾瀬でストックを使用する際は、ストックの先端にキャップを付け、登山道の外側へ突かないようにしてください。尖った先端は植生や土壌を傷めるだけでなく、木道の傷みも早めることになります。
昨年の今頃の様子は?
山ノ鼻ビジターセンターは5月16日に開所予定。鳩待峠への道路の冬期閉鎖解除は4/21(金)より2023.04.19
5月16日に山ノ鼻ビジターセンターは開所。ミズバショウが咲き始めています2023.05.17
尾瀬周辺では、たくさんの白いミズバショウが咲いています。ワタスゲの花は少しずつ綿毛が出てきています。2023.05.31
山の鼻ビジターセンター周辺の過去の様子
山の鼻ビジターセンター
- 電話番号:
- 連絡先住所: