連日良い天気が続いて尾瀬も暑い日が続いています。至仏山山頂近くでは、希少種のオゼソウも咲き誇る
天気・気温
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
時折吹く風が心地よく感じるときもありますが、連日良い天気が続いて25℃を超えて尾瀬も暑い日が続いています。池塘の水面には夏空の風景が写り込んで、とてもきれいです。研究見本園から見る至仏山もすっかり残雪もなくなり、池塘も沢山の
ヒツジグサ
ヒツジグサ
やオゼ
コウホネ
コウホネ
の葉で覆われています。
鳩待峠から山ノ鼻間の林内にも
クルマユリ
クルマユリ
の花が綺麗なオレンジ色が太陽に照らされ輝いていました。
尾瀬ヶ原は
ニッコウキスゲ
ゼンテイカ
が見頃をすぎ、花たちは次々とバトンタッチしていて、お花たちの共演です。現在は
ヒツジグサ
ヒツジグサ
、
コバギボウシ
コバギボウシ
、
キンコウカ
キンコウカ
などが見頃です。また沢山の花が咲き誇る中で、草むらにひっそりと咲く花、ラン科の仲間でカキランが今年もけなげに咲いていました。盛りが短く場所も限られるレアな植物です。
竜宮十字路の近くでは、
サワギキョウ
サワギキョウ
が咲いているのを発見し、気の早い秋の気配を感じます。この花をみると、秋が近いなあと感じます。
アヤメ平や横田代では、
ワタスゲ
ワタスゲ
の花穂ままだ見られ、
キンコウカ
キンコウカ
との組み合わせで白と黄色のコントラストがキレイです。ほかにも、
ゴゼンタチバナ
ゴゼンタチバナ
、
オトギリソウ
オトギリソウ
、
タテヤマリンドウ
タテヤマリンドウ
、
ギンリョウソウ
ギンリョウソウ
などが見られます。
登山道の状況
登山道は一部、ぬかるむ箇所があります。防水性の高い登山靴をオススメします。とくに鳩待峠からアヤメ平方面や見晴から富士見峠方面はぬかるみに注意してください。
7/1から至仏山が開山しています。山ノ鼻から山頂までの直登する登山道では、はじめのうちは湿った木道を歩くことになります。木道は滑りやすいので注意してください。また、森林限界を越えてからも、蛇紋岩で滑りやすいので注意してください。
現在、高天ヶ原~至仏山山頂付近は紫のジュウタンで覆われています。中でも目をひくのがタカネシオガマです。葉っぱが特徴的なので探してみてください。ほかにも、イブキジャコウソウやタカネ
ナデシコ
カワラナデシコ
なども紫に染めています。
また、至仏山山頂近くでは、希少種であるオゼソウも咲き誇っていました。
ほかにも、高天ヶ原までは
クルマユリ
クルマユリ
や
コバギボウシ
コバギボウシ
が、高天ヶ原より上ではエゾ
ウサギギク
ウサギギク
やイワオトギリなどが見られます。
なお、山頂から山ノ鼻への下山は禁止です。詳細は下記を確認してください。
■至仏山登山のルール(貴重な自然を守るため)
雪渓を避けるために、指定された登山道から外れて植生の上を歩行することのないようにしてください。
東面登山道は7/1(水)~シーズン終了まで東面登山道(山ノ鼻~至仏山頂)は、「上り」専用(山ノ鼻~森林限界は除く)です。至仏山山頂から東面登山道を利用し、山ノ鼻まで下ることはできません。
また、至仏山にはトイレがありません。登山口でトイレを済ませてから入山しましょう。万が一に備えて「携帯トイレ」を携行されることをお奨めします。使用済みの携帯トイレは、お持ち帰りをお願いします。
注意点
尾瀬でストックを使用する際は、ストックの先端にキャップを付け、登山道の外側へ突かないようにしてください。尖った先端は植生や土壌を傷めるだけでなく、木道の傷みも早めることになります。
湿原は照り返しがとても強いので、熱中症には十分に注意してください。とくに小さい子供は、背が低いぶん注意が必要です。
また、夕方の雷雨に注意してください。
お知らせ
尾瀬ヶ原見晴公衆トイレは、合併浄化槽に亀裂が入っていることにより使用できなくなっているものがあります。7月6日に5基(男専用3基・男女兼用2基(簡易水洗式)を増設して10基で運用しておりますが、引き続きご不便をお掛けいたします。
昨年の今頃の様子は?
山ノ鼻ビジターセンターは5月16日に開所予定。鳩待峠への道路の冬期閉鎖解除は4/21(金)より2023.04.19
5月16日に山ノ鼻ビジターセンターは開所。ミズバショウが咲き始めています2023.05.17
尾瀬周辺では、たくさんの白いミズバショウが咲いています。ワタスゲの花は少しずつ綿毛が出てきています。2023.05.31
山の鼻ビジターセンター周辺の過去の様子
山の鼻ビジターセンター
- 電話番号:
- 連絡先住所: