風も涼しく、秋がしっかりと感じられるようになってきました。木道のすぐ傍に静かに咲いている花があります
天気・気温
山と周辺の状況
未明からの雨も8:30頃にはあがり、明るい陽が射していた日中。午後からはわたる風も涼しく、秋がしっかりと感じられるようになってきました。
尾瀬ヶ原には、「姿が大きい・色が鮮やか」ということで目立つ花もありますが、多くの人が行き交う木道のすぐ傍にも目立たず静かに咲いている花もあります。
例えば、ノッポロガンクビソウ。ビジターセンターから十数メートルの所に咲いています。下向きにつく頭花が花名の由来になっているようです。
また、ミゾソバは、水辺に生える可憐なソバに似た花。枝先に10個ほどかたまってつきます。ウシノヒタイは、葉っぱの形がそのまま名前になっています。
そのほか、
ヒツジグサ
ヒツジグサ
、
コバギボウシ
コバギボウシ
、
キンコウカ
キンコウカ
、チョウジギク、
サワギキョウ
サワギキョウ
、オゼミズギク、オタカラコウなどの花、
ニッコウキスゲ
ゼンテイカ
の実などが見られます。
登山道の状況
至仏山は7/1に開山して、登山できます。山ノ鼻から山頂までの直登する登山道では、はじめのうちは湿った木道を歩くことになります。木道は滑りやすいので注意してください。また、森林限界を越えてからも、蛇紋岩で滑りやすいので注意してください。
東面登山道は、さまざまな花が咲いています。高天ヶ原近辺では、ホソバツメクサ、ミヤマウイキョウ、ホソバコゴメグサ、シブツアサツキが見られます。森林限界を超えた、高天ヶ原から小至仏山までで目立つのは、タカネ
ナデシコ
カワラナデシコ
の流麗な姿です。ほかにも、イワシモツケ、ジョウシュウオニアザミ、
クルマユリ
クルマユリ
、ヒメシャジなど、たくさんの花を見ることができます。
また氷河期の生き残りと言われる、オゼソウも見ることができます。
なお、山頂から山ノ鼻への下山は禁止です。詳細は下記を確認してください。
■至仏山登山のルール(貴重な自然を守るため)
雪渓を避けるために、指定された登山道から外れて植生の上を歩行することのないようにしてください。
東面登山道は7/1(水)~シーズン終了まで東面登山道(山ノ鼻~至仏山頂)は、「上り」専用(山ノ鼻~森林限界は除く)です。至仏山山頂から東面登山道を利用し、山ノ鼻まで下ることはできません。
また、至仏山にはトイレがありません。登山口でトイレを済ませてから入山しましょう。万が一に備えて「携帯トイレ」を携行されることをお奨めします。使用済みの携帯トイレは、お持ち帰りをお願いします。
注意点
尾瀬でストックを使用する際は、ストックの先端にキャップを付け、登山道の外側へ突かないようにしてください。尖った先端は植生や土壌を傷めるだけでなく、木道の傷みも早めることになります。
湿原は照り返しがとても強いので、熱中症には十分に注意してください。とくに小さい子供は、背が低いぶん注意が必要です。また、夕方の雷雨に注意してください。
尾瀬にはクマが生息しています。湿原の植物を食べるために出てくるツキノワグマが多数目撃されています。直近では、7/27に至仏山登山口で階段を登っている姿が目撃されたり、中田代で泳いでいる姿が目撃されたりしています。人がいない所では、鈴等で自分の存在を知らせましょう。
荒れている木道や滑りやすい木道に注意!
雨で濡れているときは滑りやすいので、慎重に歩きましょう。
お知らせ
尾瀬ヶ原見晴公衆トイレについて
合併浄化槽に亀裂が入っていることにより使用できなくなった見晴公衆トイレについて、代替措置による仮設トイレになっています。
利用者の皆さまに大変ご不便をお掛けしています。
開山当初は5基(男女兼用)でしたが、7月6日に5基を増設して10基で運用しています。引き続きご不便をお掛けいたしますが、現状をご理解いただきますようお願い申し上げます。
昨年の今頃の様子は?
山ノ鼻ビジターセンターは5月16日に開所予定。鳩待峠への道路の冬期閉鎖解除は4/21(金)より2023.04.19
5月16日に山ノ鼻ビジターセンターは開所。ミズバショウが咲き始めています2023.05.17
尾瀬周辺では、たくさんの白いミズバショウが咲いています。ワタスゲの花は少しずつ綿毛が出てきています。2023.05.31
山の鼻ビジターセンター周辺の過去の様子
山の鼻ビジターセンター
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- 連絡先住所: