アヤメ平、横田代ではキンコウカがピークを迎えています。湿原全体が黄色いジュウタンのように染まっています
天気・気温
山と周辺の状況
アヤメ平、横田代では
キンコウカ
キンコウカ
がピークを迎えています。湿原全体が黄色いジュウタンのように染まっています。他にも、
オトギリソウ
オトギリソウ
、
イワショウブ
イワショウブ
、
タテヤマリンドウ
タテヤマリンドウ
が咲いています。
樹林帯では、
ゴゼンタチバナ
ゴゼンタチバナ
、
ギンリョウソウ
ギンリョウソウ
が咲いています。また、
サンカヨウ
サンカヨウ
やハリブキが実を付けています。竜宮十字路からヨッピ吊り橋方面に少し歩いたあたりには、珍しい白い
コバギボウシ
コバギボウシ
の姿が見られます。
研究見本園や尾瀬ヶ原では、オゼミズギクが咲き始めました。オゼミズギクは、尾瀬に多いことから名付けられたそうです。初夏の花が終わりを迎え、徐々に季節が秋へと近づきつつあります。
ビジターセンター前では羽化したばかりのコエゾゼミに出会えました。天候が良い日は、「ギー、ギー」と盛んに鳴いていることもあります。セミ以外にも尾瀬ヶ原の池等周辺でトンボが羽化する姿もみることができます。
登山道の状況
至仏山が開山しています。登山道は蛇紋岩という岩石が露出していて、表面が磨かれてツルツルになっているので気をつけてください。高天ヶ原や山頂付近では、時折、強風が吹くことがあります。フリースなどの上着を用意してください。また、登山道中の偽木ロープは強度がありませんので、つかまるのはたいへん危険です。
至仏山への道中には、タカネ
ナデシコ
カワラナデシコ
、イブキジャコウソウ、
ハクサンイチゲ
ハクサンイチゲ
、
チングルマ
チングルマ
などが咲いています。
なお、山頂から山ノ鼻への下山は禁止です。詳細は下記「★至仏山登山の際の注意」をご覧ください。
尾瀬ヶ原の木道では牛首~竜宮区間、見晴~温泉小屋方面の一部で激しく痛んでいる箇所があります。また、長沢新道、鳩待峠~横田代間の登山道は一部ぬかるんでおり、滑りやすく危険です。特に長沢新道を下りで利用する場合は、やや急な岩場が続きますのでご注意ください。
注意点
先週、熊の目撃情報が多数ありました。主なものは以下のとおりです。
・7/30、12:15尾瀬ロッジセンサー前で小~中型のクマがセンサー脇のシラカバに登っていて人間に気づいて逃げていった。一時的に通行止めとなり、12:27ごろに西から東に木道を渡ったので通行止めを解除した。
・8/2、13:45に見本園右側入り口~橋で小型のクマが木道すぐ脇のカラマツの樹上で寝ていた。通行止めのうえ追い払いを行ったところ、一時草むらに隠れた。15:05頃に木道をわたり見本園外に出た。通行止めは翌早朝まで継続し、安全確認のうえ解除した。
お知らせ
★至仏山登山の際の注意。7/1(水)~シーズン終了まで東面登山道(山ノ鼻~至仏山頂)は「上り」専用(山ノ鼻~森林限界は除く)です。至仏山山頂から東面登山道を利用し、山ノ鼻まで下ることはできません。尾瀬でストックを使用する際は、ストックの先端にキャップを付け、登山道の外側へ突かないようにしてください。
昨年の今頃の様子は?
5月16日に山ノ鼻ビジターセンターは開所。ミズバショウが咲き始めています2023.05.17
尾瀬周辺では、たくさんの白いミズバショウが咲いています。ワタスゲの花は少しずつ綿毛が出てきています。2023.05.31
尾瀬ヶ原では、ミズバショウは、ほぼ終了しました。湿原は少しずつ緑色になってきました。2023.06.07
山の鼻ビジターセンター周辺の過去の様子
山の鼻ビジターセンター
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