台風は尾瀬から夏を連れて行ってくれたかのようです。尾瀬ヶ原では少しずつ、草紅葉の季節が近づいてきています
天気・気温
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
台風は尾瀬周辺には、それほど雨を降らしませんでしたが、夏を連れて行ってくれたかのようです。9/10に、朝の最低気温は久々に10℃を下回り、日中も涼しく過ごしやすい一日となりました。
尾瀬ヶ原では少しずつ、草紅葉の季節が近づいてきています。中田代の中程から牛首のほうを眺めると、湿原が少し色づき始めているのがわかります。にわかに秋らしくなり、これからの湿原の色の変化が楽しみです。紅葉で今、目立ってきているのはウルシですが、触るとかぶれるので注意してください。
先日から竜宮近くで、なぜか、初夏の花ミツガシワが数輪だけ咲いています。季節はずれの「変わり者」の株なのでしょうが、近年、ニホンジカの食害で減っているだけに、繊細な白い花が際立って見えました。
夏の花はもう終了の様子で、現在は
トリカブト
ヤマトリカブト
、オヤマリンドウ、ミヤマワレモコワ、
キツリフネ
キツリフネ
、
ウメバチソウ
ウメバチソウ
、そして尾瀬の花の最終ランナーのエゾリンドウなど秋の花が見頃です。
登山道の状況
至仏山は7/1に開山して、登山できます。ただし、登山は山ノ鼻からが登り専用となっています。詳細は下記に記しているので確認してください。
至仏山へは森林限界を超えると、背後に尾瀬ヶ原の大展望が広がります。また、山頂からは360℃の大展望ですが、晴天でも午後は雲に包まれてしまうので、9時には出発したほうが良いでしょう。また森林限界以降は、蛇紋岩の登山道で滑りやすくなっているので注意してください。
鳩待峠~横田代間は、木道改修工事中です。通行には十分に注意してください。
■至仏山登山のルール(貴重な自然を守るため)
指定された登山道から外れて植生の上を歩行することのないようにしてください。
東面登山道はシーズン終了まで東面登山道(山ノ鼻~至仏山頂)は、「上り」専用(山ノ鼻~森林限界は除く)です。至仏山山頂から東面登山道を利用し、山ノ鼻まで下ることはできません。
また、至仏山にはトイレがありません。登山口でトイレを済ませてから入山しましょう。万が一に備えて「携帯トイレ」を携行されることをお奨めします。使用済みの携帯トイレは、お持ち帰りをお願いします。
登山装備
変わりやすい天気です。雨具の用意を忘れずに。
注意点
尾瀬でストックを使用する際は、ストックの先端にキャップを付け、登山道の外側へ突かないようにしてください。尖った先端は植生や土壌を傷めるだけでなく、木道の傷みも早めることになります。
湿原は照り返しがとても強いので、熱中症には十分に注意してください。とくに小さい子供は、背が低いぶん注意が必要です。また、夕方の雷雨に注意してください。
尾瀬にはクマが生息しています。湿原の植物を食べるために出てくるツキノワグマが多数目撃されています。
昨年の今頃の様子は?
山ノ鼻ビジターセンターは5月16日に開所予定。鳩待峠への道路の冬期閉鎖解除は4/21(金)より2023.04.19
5月16日に山ノ鼻ビジターセンターは開所。ミズバショウが咲き始めています2023.05.17
尾瀬周辺では、たくさんの白いミズバショウが咲いています。ワタスゲの花は少しずつ綿毛が出てきています。2023.05.31
山の鼻ビジターセンター周辺の過去の様子
山の鼻ビジターセンター
- 電話番号:
- 連絡先住所: