尾瀬ヶ原は、ここ数日で一気に冷え込んできて、至仏山も寒そうなたたずまいです
天気・気温
山と周辺の状況
尾瀬ヶ原では、ここ数日で一気に冷え込んできて、至仏山も寒そうなたたずまいです。音もなく舞う落ち葉の中、だんだん寂しくなる山ノ鼻。葉が繁っているころ見えなかった至仏山が見えてきました。
景色の移りゆきは季節の変わり目でもあるのでしょうか。今年をふり返りつつ、また来年と期待する時期になりました。初冠雪はまだですが、足を速めるように冬の近づきを感じます。
至仏山の入山口のシラカンバとダケカンバも草紅葉と同じように黄色く色づいています。
今年はきのこが豊作のようで、各所できのこを見ることができます。かわいらしいナメコや、クリタケも生えています。食欲の秋。おいしそうなキノコがたくさんありますが、尾瀬では動植物の採取はできません。普段は食卓でしか見ないキノコ達が、自然の中で生きている様子を是非観察してみて下さい。
登山道の状況
周辺は霜が降りる時期です。木道が滑りやすくなるので、足元には十分に注意してください。
また、植生保護のため山ノ鼻登山口から至仏山山頂までは登り専用登山です。
■至仏山登山のルール(貴重な自然を守るため)
指定された登山道から外れて植生の上を歩行することのないようにしてください。
東面登山道はシーズン終了まで東面登山道(山ノ鼻~至仏山頂)は、「上り」専用(山ノ鼻~森林限界は除く)です。至仏山山頂から東面登山道を利用し、山ノ鼻まで下ることはできません。
また、至仏山にはトイレがありません。登山口でトイレを済ませてから入山しましょう。万が一に備えて「携帯トイレ」を携行されることをお奨めします。使用済みの携帯トイレは、お持ち帰りをお願いします。
また、尾瀬ヶ原の各橋の橋板取り外しを実施します。以下の日程以後は通行止めになりますので注意してください。なお、下記日程は降雪等の影響で変更する可能性があります。
○原の川上川橋、竜宮沼尻橋・・・・11/7までに撤去
○上ノ大堀川橋、下ノ大堀川橋・・・・11/5~117に撤去
○見晴沼尻川橋・・・・10/下旬撤去
○ヨッピ吊橋・・・・10/18に撤去 ※東電尾瀬橋は撤去しません
登山装備
変わりやすい天気です。雨具の用意を忘れずに。
注意点
尾瀬でストックを使用する際は、ストックの先端にキャップを付け、登山道の外側へ突かないようにしてください。尖った先端は植生や土壌を傷めるだけでなく、木道の傷みも早めることになります。
湿原は照り返しがとても強いので、熱中症には十分に注意してください。とくに小さい子供は、背が低いぶん注意が必要です。また、夕方の雷雨に注意してください。
尾瀬にはクマが生息しています。湿原の植物を食べるために出てくるツキノワグマが多数目撃されています。
お知らせ
周囲の小屋、休憩所、キャンプ場、トイレなどの営業は間もなく終了いたします。十分に確認を行って入山しましょう。
昨年の今頃の様子は?
山ノ鼻ビジターセンターは5月16日に開所予定。鳩待峠への道路の冬期閉鎖解除は4/21(金)より2023.04.19
5月16日に山ノ鼻ビジターセンターは開所。ミズバショウが咲き始めています2023.05.17
尾瀬周辺では、たくさんの白いミズバショウが咲いています。ワタスゲの花は少しずつ綿毛が出てきています。2023.05.31
山の鼻ビジターセンター周辺の過去の様子
山の鼻ビジターセンター
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