山岳部のヤマザクラはようやくちらほらと開花がみられ、これから見頃を迎えます。

天気・気温

04/05(火) ■宮之浦岳コース（標高1936m）4月1日　快晴　北西の微風　山頂の気温　約20℃(11:00)　ポカポカ陽気。奥岳は最高の眺望。
■縄文杉コース（標高600～1300m）4月5日　曇り時々晴れ　朝方一時小雨　東よりの微風　やや冷たし　縄文杉デッキ上(標高1300m)の気温9～10℃ 入山者数100名程度　
■白谷雲水峡コース（標高600～1050m）4月5日　曇り　東の微風　太鼓岩(標高1050m)の気温6℃　入山者少なし

鹿児島市の天気予報

明日

曇時々雨

24℃

19℃

明後日

雨のち晴

22℃

17℃

日本気象協会提供　2024年4月29日 0:00発表

※ご利用上の注意

山と周辺の状況

4月に入って快晴の日が続き、奥岳の雪はずいぶん溶けてきました。里山では、ヤマザクラの柔らかな赤、ヤクシマオナガカエデの鮮やかな緑、スダジイの輝くような黄色など、様々な色彩の新緑が華やかです。まさに山が笑っているようで、見ているだけで心が浮き立ちます。

屋久島の桜情報ですが、里ではヤマザクラが散り始め、ソメイヨシノが見ごろを迎えています。山岳部のヤマザクラはようやくちらほらと開花がみられ、これから見頃を迎えます。縄文杉ルートの小杉谷周辺はヤマザクラが多く、屋久島有数の桜の名所になっています。この小杉谷のヤマザクラは、白谷雲水峡の太鼓岩に登ると一望できます。足元に広がる一面の淡いピンクと、鮮やかなグリーンの絨毯。目の前には名峰宮之浦岳。島民も毎年楽しみにしている絶景です。4月半ばに来島予定の方は、ぜひ訪れていただきたいスポットです。

登山道の状況

■縄文杉ルート
コース脇にはまだ積雪が見られますが、コース上に雪はなく、特に問題はありません。
雨天時や凍結時には、スリップにご注意ください。

※3月から11月末までの期間、町道荒川線入口～荒川登山口の区間は、車両乗り入れ規制が実施されます。
登山バスでの移動になりますのでご注意ください。車両乗り入れ規制に関する詳しい情報はこちらで確認できます。→http://www.yakushima-town.jp/sangaku-syaryou/

■宮之浦岳、花之江河、黒味岳など
淀川登山口～宮之浦岳間は谷や日陰に残雪があります。日当たりのよい場所はほぼ雪は溶けているので、注意して歩けば特に問題はありません。天候によっては新たな積雪や凍結の恐れがありますのでご注意ください。

宮之浦岳山頂～新高塚小屋間は、積雪で登山道に倒れかかっている灌木が多く、ヤブこぎが必要になります。特に平石展望所～第2展望台は積雪が１ｍ以上あり、非常に歩きにくい状態です。登山道が不明瞭な箇所も多く、注意深く歩く必要があります。ルートを見失った場合は、無理せず明瞭な地点まで引き返して下さい。登山道上にスノーブリッジがみられ、雪が緩むと、踏み抜きや崩壊の危険がありますので、注意して下さい。かなりの体力、時間を要しますので、縦走を予定してるかたは、事前の情報収集をしっかり行い、万全の装備と計画で臨んで下さい。　地図やコンパスを使ったルートファインディング能力が必要です。縦走、残雪期の登山経験のない方の、安易な入山はお勧めできません。

県道の通行規制に関する詳しい情報、最新の情報はこちらで確認できます→　
http://www2.pref.kagoshima.jp/dourokisei/cgi-bin/mapframe.cgi?num=yakushima

縄文杉ルートや宮之浦岳等は、天候により道路状況も大きく変化しますので、ご注意下さい。

登山装備

靴・カッパ・ザックなど基本装備の万全な防水対策が必要です。暖かくなってきましたが、急に冷え込むこともありますので、事前にしっかり天候を確認し、必要な防寒具もご用意ください。晴れた日の陽射しは強烈ですので、帽子や日焼け止めなど、日焼け対策も必要です。

また、長いルートに挑まれる方は、特に万全の装備をご用意ください。屋久島での登山は想像以上に行動時間がかかることがありますので、ヘッドライトは必須です。縦走路では、道迷いや、計画通りに避難小屋に到達できないケースも起きていますので、地図やコンパス、ビバークできる装備も必要です。

屋久島では、登山グッズレンタルショップのほか幾つかのホテル、エコツアー会社などで登山グッズのレンタルを行っています。装備に不安のある方はご利用ください。

注意点

屋久島の各避難小屋は、電気、水道、暖房等ありません。小屋内は非常に冷え込みますが、火災の恐れがありますので、小屋内での火の使用は控えて下さい。
利用スペースはコンパクトに収め、騒音など、迷惑行為にご注意ください。利用後は必ず清掃し、利用前よりも美しい状態で、気持ちよく避難小屋を後にしましょう。
また、避難小屋内にはネズミが頻発しています。ザック内にも入りこみますので、食料は丈夫な食器に入れたり、吊るして保管するなど自衛してください。