鳩待峠~尾瀬ヶ原の残雪は消えました。現在はミズバショウが見頃、尾瀬は春の花たち共演の中です。
天気・気温
山と周辺の状況
梅雨入りしてしばらくたちましたが、尾瀬ヶ原の残雪もなくなり、尾瀬は春の花たち共演の中です。雪解けのもっとも早い尾瀬ヶ原の中田代では
ミズバショウ
ミズバショウ
が見ごろを迎えていて、
リュウキンカ
リュウキンカ
の黄色と
ミズバショウ
ミズバショウ
の白とがキレイなコントラストを描いています。
また、竜宮十字路からほんの少し長沢方面に入った所の
ミズバショウ
ミズバショウ
群生地も見頃で、こちらの方が最近は株数も多いし、良い場所だと思います。
今後の見頃は、下田代やヨシッポリ田代、次に研究見本園、次に尾瀬沼近辺と、どんどん
ミズバショウ
ミズバショウ
の見ごろポイントが尾瀬内を移り変わっていきます。
また、林内にも花が見られるようになりました。オオバキ
スミレ
スミレ
やヒメイチゲや
ニリンソウ
ニリンソウ
などの可愛いお花たちが迎えてくれます。林内では木々の芽吹きがはじまり、新緑がきれいです。一息入れた時などに上を見ていただければ緑が疲れを取ってくれそうです。
他にも周辺では、
タテヤマリンドウ
タテヤマリンドウ
、ムラサキヤシオ、
タムシバ
タムシバ
、アズマ
シャクナゲ
シャクナゲ
などが見られます。
登山道の状況
鳩待峠から尾瀬ヶ原まで、雪が消えています。木道は滑りやすくなっているので、注意してください。
鳩待峠~横田代・アヤメ平~富士見平は、鳩待峠から20分ほど登ったあたりから残雪が出始めます。あとは樹林帯ではずっと残雪歩きとなります。ぬかるみ箇所も多く、注意して通行してください。
富士見峠~竜宮方面の長沢新道も、雪が多く残っていたり、雪解けでぬかるんでいたりしています。残雪箇所はマーカーを確認しながらの通行となるので、道に迷わないように注意してください。なお、冨士見小屋の前には公衆トイレがすでにオープンしています。
平滑ノ滝および三条ノ滝は、この時期は雪解け水で大迫力です。ただし、登山道にはまだ残雪が残っていたり、ぬかるんだりしています。軽装では行けませんのでご注意ください。
八木沢橋の破損及び沢の増水により通行することが困難な状態のため、富士見峠~見晴(十字路)は5/19(木)から当分の間通行止めとなっています。長沢新道の御利用をお勧めします。
なお、ヨッピ吊橋の修繕工事は終了し、通行できるようになっています。
★至仏山への入山について
至仏山への入山は残雪期の植生保護のため、5月7日(土)~6月30日(木)は至仏山登山道(鳩待峠~オヤマ沢田代~至仏山頂~山ノ鼻)を閉鎖します。閉鎖解除は7/1を予定しています。
開山以降は雪渓を避けるために、指定された登山道から外れて植生の上を歩行することのないようにしてください。年によって違いますが、山開きから7月中旬くらいまでは雪渓があります。入山する方は登山ガイドと入山されるようお願いします。また雪渓歩きは転滑落の危険が伴うため、残雪歩きの技術を持たない方は入山を控えてください。
登山装備
まだ、風が吹いた時や、樹林帯の中は、防寒具は必ずお持ちください
昨年の今頃の様子は?
5月16日に山ノ鼻ビジターセンターは開所。ミズバショウが咲き始めています2023.05.17
尾瀬周辺では、たくさんの白いミズバショウが咲いています。ワタスゲの花は少しずつ綿毛が出てきています。2023.05.31
山の鼻ビジターセンター周辺の過去の様子
山の鼻ビジターセンター
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- 連絡先住所: