7/1より至仏山が開山。今年は残雪が多めなので、注意してください。尾瀬ヶ原は恵みの雨で植物が見られるようになりました
天気・気温
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
尾瀬も梅雨に入り雨の日が多くなっています。ただ、植物には恵みの雨のようで尾瀬ヶ原でも多くの植物が見られるようになりました。
竜宮付近では茎の模様が特徴的なマムシグサが目をひきます。名前の由来は茎の柄からではなく、花の形がマムシが舌を
出した時の姿に似ているところからきているそうです。花が終わると今度は真っ赤な実を付けるので楽しみです。
他にも、
ヒメ
シャクナゲ
シャクナゲ
ヒメ
シャクナゲ
シャクナゲ
、
タテヤマリンドウ
タテヤマリンドウ
、
レンゲツツジ
レンゲツツジ
、クルマバソウ、
コバイケイソウ
コバイケイソウ
、
イワカガミ
イワカガミ
などが見られるようになっています。
また、春先に楽しませてくれた花たちが、姿を変えて湿原を飾っています。
ワタスゲ
ワタスゲ
の果穂、
リュウキンカ
リュウキンカ
の実なども、ぜひ観察してみてください。
登山道の状況
鳩待峠から尾瀬ヶ原までは雪は消えていますが、木道は濡れて滑りやすくなっているので、注意してください。
鳩待峠~富士見峠および富士見峠~竜宮方面の長沢新道は、雪は消えました。ただし、ぬかるんでる箇所があります。また、濡れた岩や木道には注意してください。
途中の湿原や林中では、タテヤマリンド、
シラネアオイ
シラネアオイ
、
ヒメ
シャクナゲ
シャクナゲ
ヒメ
シャクナゲ
シャクナゲ
、
イワカガミ
イワカガミ
、
チングルマ
チングルマ
、モウセンゴケ、
ワタスゲ
ワタスゲ
(果穂)、
サンカヨウ
サンカヨウ
、ムラサキヤシオなどの花を楽しめます。
平滑ノ滝および三条ノ滝は、この時期は雪解け水で大迫力です。ただし、登山道にはまだ残雪が残っていたり、ぬかるんだりしています。軽装では行けませんのでご注意ください。
八木沢橋の破損で通行止めになっていた富士見峠~見晴(十字路)は6/23に通行できるようになっています。
6/20に富士見峠~白尾山~皿伏山~大清水平~尾瀬沼ルートを視察しました。皿伏山山頂から大清水平へ向かう下り道は、雪が多く登山道が見えていないため、何度か方向を見失うほどでした。
至仏山は7/1より閉鎖が解除されます。7/26から開山に向けて、柵を立てたり、植生を保護するためのロープを張ったりする作業を行っています。今年は残雪が多く、花の時期も少し遅れている様子です。なお、至仏山への入山の詳しいルールなどは、以下をご確認ください。
★至仏山への入山について
至仏山への入山は残雪期の植生保護のため、5月7日(土)~6月30日(木)は至仏山登山道(鳩待峠~オヤマ沢田代~至仏山頂~山ノ鼻)を閉鎖します。閉鎖解除は7/1を予定しています。
開山以降は雪渓を避けるために、指定された登山道から外れて植生の上を歩行することのないようにしてください。年によって違いますが、山開きから7月中旬くらいまでは雪渓があります。入山する方は登山ガイドと入山されるようお願いします。また雪渓歩きは転滑落の危険が伴うため、残雪歩きの技術を持たない方は入山を控えてください。
登山装備
まだ、風が吹いた時や、樹林帯の中は、防寒具は必ずお持ちください。
昨年の今頃の様子は?
5月16日に山ノ鼻ビジターセンターは開所。ミズバショウが咲き始めています2023.05.17
尾瀬周辺では、たくさんの白いミズバショウが咲いています。ワタスゲの花は少しずつ綿毛が出てきています。2023.05.31
山の鼻ビジターセンター周辺の過去の様子
山の鼻ビジターセンター
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