尾瀬ヶ原 | 山の鼻ビジターセンター

鳩待峠~山ノ鼻間の通行止めは解除されました。復旧に向けた作業の最中ですので、ご協力お願いします

上田代では草木の葉が段々色づいてきました (2011.08.31 山ノ鼻ビジターセンター )
上田代では草木の葉が段々色づいてきました (2011.08.31 山ノ鼻ビジターセンター )
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

天気・気温

08/04(木)  8/3の天気、晴れときどき雨。最高22.7℃、最低16.4℃、09:00現在22.6℃。
みなかみ町の天気予報
明日
曇のち雨
23℃
12℃
明後日
曇時々雨
20℃
14℃
日本気象協会提供 2024年5月5日 12:00発表
会津若松市の天気予報
明日
26℃
15℃
明後日
雨時々曇
22℃
16℃
日本気象協会提供 2024年5月5日 12:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

7月28日から数日間降り続いた激しい雨により、アクセス道および登山道に通行止め箇所があります。現在では雨はやみ、水位もほぼ平常時に戻っていますが、各地で木道流失・土砂崩・路肩崩壊等が起きており、完全に復旧するには少し時間がかかりそうです。登山者の皆さまには大変ご迷惑をお掛けしますが、ご協力をお願いいたします。

尾瀬各所では、復旧に向けた作業の最中です。鳩待峠~山ノ鼻間の通行止めは解除され、すでに数名のハイカーが入っています。林内はまだ木道が破損している箇所などもありますが、テンマ湿原では、大雨にも負けず コオニユリ コオニユリ が見頃を迎えています。
尾瀬ヶ原では、 キンコウカ キンコウカ が最盛期。また、 コバギボウシ コバギボウシ ネジバナ ネジバナ クガイソウ クガイソウ 、モウセンゴケの花、マルバタケブキ、オオマルバノホロシなどが咲いています。

登山道の状況

■尾瀬の歩道・通行止め区間 (8/4(木)9:00現在)
 ●通行止め区間
  ・牛首~ヨッピ吊橋  ※木道が40基程度流失のため
  ・長沢新道(富士見峠~竜宮)  ※長沢橋が崩落の危険があるため 
  ・尾瀬沼南岸(沼尻~三平下)  ※土砂崩落のため  
  ・渋沢温泉小屋~小沢平  ※高石沢橋が流失のため
  ・キリンテ~大津岐峠  ※沢の増水のため

 ●通行注意区間
  ・鳩待峠~山ノ鼻 ※現場の係員の指示に従って通行してください。
  ・山ノ鼻~竜宮  ※一部区間(4ヶ所)で交互通行あり
  ・研究見本園  ※木道が仮復旧のため
  ・ヨッピ吊橋~竜宮十字路  ※一部区間で片側通行箇所あり
  ・大清水~一ノ瀬間  ※トマブドウ沢付近で路肩が一部崩れ
  ・富士見峠~富士見下  ※路肩が一部崩れ
  ・鳩待峠~至仏山頂  ※鳩待峠~オヤマ沢田代間、3箇所で大きな穴が開いている箇所があります。

 ●通行可能区間
  ・鳩待峠~富士見峠
  ・大清水~尾瀬沼ビジターセンター~沼山峠
  ・八木沢道(富士見峠~見晴)※見晴沼尻川橋が土台からずれており、ぬかるみ多数
  ・燧裏林道(御池~赤田代)
  ・燧ヶ岳登山道(長英新道、見晴新道、御池~俎嵓)
  ・猿倉登山口~田代山~帝釈山~馬坂峠

~注意してください~
 上記に記載のない区間については、現状把握ができない箇所もあるため、安易な入山をお控えください。

登山装備

水は多めに持っていくようにしましょう。至仏山は岩場と階段の多い山です。登山シューズは足首まで隠れるタイプのものが良いでしょう。至仏山にはトイレがないのでもしもの時のために携帯トイレを携帯すると良いでしょう。

注意点

■尾瀬周辺道路・通行止め区間 (8/4(木)9:00現在)
 ・県道水上片品線 津奈木橋~みなかみ町藤原湯の小屋橋 7/28(木)18:30から通行止め 
 ・国道352号 尾瀬船着き場~銀山平 7/28(木)17:00から通行止め
 ・国道252号 魚沼市~福島県  7/29(金)13:30から通行止め
 ・村道駒ヶ岳線 駒ヶ岳登山口バス亭~滝沢登山口 7/28(木)から通行止め
   ※会津駒ヶ岳登山は可能です。野球場駐車場に駐車のうえ、駒ヶ岳登山口バス亭から歩いての入山となります。
 ・馬坂2号線 日光市川俣~馬坂峠 通行止め

  ※桧枝岐村から南会津方面へ向かう国道352号は片側交互通行の区間が複数箇所あります。また一部区間(花木の宿周辺)で町道を迂回する必要があります。
 ・国道352号 御池~金泉橋(県境)は8/2(火)に通行止め解除しているが、金泉橋から新潟県方面は通行止め
※くわしい道路状況は、群馬県側の道路については、群馬県沼田土木事務所(0278-24-5511)へ、新潟県側の道路については新潟県地域整備部維持管理課(025-792-1304)、魚沼市観光協会(025-792-7300)へ、福島県側の道路については、福島県山口土木事務所(0241-72-2234)へご確認ください。

■バス等の運休状況 (8/4(木)9:00現在)
 ・尾瀬口~沼山峠(会津乗合自動車) 終日運休 運行再開未定
 ・銀山平~尾瀬口(奥只見観光) 終日運休 
 ・御池~会津高原尾瀬口(会津乗合自動車) 8/4(木)から小繋ライン経由で運行再開
※くわしい運行状況は、詳しくは会津乗合自動車田島営業所(0241-62-0134)、関越交通鎌田営業所(0278-58-3311)、尾瀬エコトランスファー協同組合(0278-50-5100)へご確認ください。

龍宮小屋は、この度の大雨により、床上浸水の被害が発生したため、8/3の宿泊までの営業を休止していましたが、復旧しました。山小屋は開いておりますが、売店・休憩の御利用は復旧のめどが立ち次第となります。

昨年の今頃の様子は?

5月16日に山ノ鼻ビジターセンターは開所。ミズバショウが咲き始めています2023.05.17

尾瀬周辺では、たくさんの白いミズバショウが咲いています。ワタスゲの花は少しずつ綿毛が出てきています。2023.05.31

山の鼻ビジターセンター周辺の過去の様子

  • 尾瀬は冬枯れとなっています
  • カラマツの葉の色づきが目立ってきました
  • ダケカンバの紅葉は落葉が進んでいます
  • 尾瀬ヶ原も雪景色となりました
  • 木々の紅葉が進んでいます
  • 至仏山の紅葉
  • 樹木の紅葉もだいぶ進んできました
  • 草紅葉の濃淡がきれいです
  • 尾瀬ヶ原と燧ヶ岳
  • 冠雪した至仏山
  • ヤマドリゼンマイの紅葉の濃淡が見事でした。

山の鼻ビジターセンター

電話番号:
連絡先住所:

地図で見る
http://www.oze-fnd.or.jp/

施設の詳細を見る

関連する山

群馬県 新潟県 / 南会津・尾瀬

平ヶ岳 標高 2,141m

只見川の水源に近い銀山平の奥に、山名のとおり穏やかな平頂を盛り上げている山で、大正4年(1915)7月に、日本登山界の元老、高頭仁兵衛氏が人夫4名を雇い、3日間を費やして、只見川の大白沢から登頂した記録がある。 頂上部は大小の池塘を散りばめ、お花畑に飾られた高層湿原だが、登山道がなかったので、沢登りや残雪期登山の記録が散見されるだけで、一般の登山者には幻の存在であった。 昭和40年に湯之谷村が、銀山平の鷹ノ巣登山口から大倉尾根の登山道を伐開して、ようやく登山界に知られるようになった。中ノ岐川に森林伐採用の林道もでき新コースが開発され、浩宮皇太子殿下(当時)も登山された。ただし中ノ岐道は伐採事業が終了したため、現在は車での入山は不可能となっている。ただし銀山平の民宿に宿泊すれば、この中ノ岐登山口へと送迎をお願いできる。 鷹ノ巣コースは登り6時間30分を要する。平ヶ岳と池ノ岳の間には一時幕営地が整備されたが、現在は使用不可となっているため、山中に宿泊はできない。 この山も山頂付近は自然保護のため木道が延々と敷かれて、登山者に喜ばれているが、尾瀬と同様に公園の散歩道を思わせ、大地を踏み締める感触のないのが何か物足りない。 池ノ岳近くの稜線上に、玉子石と呼ばれる円形の巨岩が彫刻のように立っており、造化の妙に驚かされるであろう。

福島県 / 南会津・尾瀬

燧ヶ岳・柴安嵓 標高 2,356m

福島県南会津郡桧枝岐村に位置し、日光火山群の一峰である。福島県の最高峰であり、これより北にはこれ以上高い山はない。しかし、東北の山というよりは尾瀬のシンボル的な山である。  山頂は、最高峰(西峰)である柴安嵓(しばやすぐら)(2356m)、三角点の置かれた爼嵓(まないたぐら)(2346m)、ミノブチ岳(2220m)、赤ナグレ岳(2249m)、御池(みいけ)岳(2280m)の五峰が居並ぶ。山は円錐形で、輝石安山岩からなる。日本最大の高層湿原である尾瀬の成立には、この燧ヶ岳火山が大きく関わっている。すなわち、只見川はこの燧ヶ岳の火山活動によって堰止められ、尾瀬が出現したと考えられている。ヒウチの名は火打ちで、火山に由来していると思われる。一説には、会津駒ヶ岳側から望むと「火打ちばさみ」の雪形が見られるためともいわれる。  燧ヶ岳を開山したのは、尾瀬沼のほとりに建つ長蔵(ちようぞう)小屋の初代平野長蔵であった。当時桧枝岐に住んでいた長蔵は、沼畔に小屋を仮設して燧ヶ岳登山の足掛かりにした。長蔵は燧ヶ岳を信仰の対象として開山したのであった。燧ヶ岳の祭神は「燧大権現」でカツラギヒトコヌシ神という。爼嵓山頂にその石祠が祭られている。  尾瀬のシンボルというだけあって、その展望の主役は尾瀬ガ原と尾瀬沼である。向こうにもう1つのシンボル至仏岳の姿が美しい。展望は日光連山も主役である。最高峰である白根山をはじめ、金精山、温泉ヶ岳、男体山などの峰々から、また那須連峰、上信越の山々、越後三山、会越の山々から飯豊連峰まで、関東と東北の山がずらりと並び圧巻である。山頂付近の火口ガレ場地帯にはコマクサの花が咲くが、株が極端に少ないため、現在一般の立ち入りが禁止されている。  登山道は5コースある。長英新道とも呼ばれる燧新道は、平野長蔵と長英が親子2代にわたって切り開いた道で、長蔵小屋から3時間15分。尾瀬沼畔である沼尻からの沼尻コースは、最も古いコースで、ナデッ窪の急な斜面を一気に登り、所要2時間30分で、ミノブチ岳の途中で長英新道と合流する。湿原地帯を抜ける変化に富んだ御池コースは、熊沢田代や広沢田代を経て所要3時間30分。以上3コースは、燧ヶ岳山頂に直接登るものだ。  一方、下田代や温泉小屋からのコースは、いずれも柴安嵓に登るコース。下田代からのコースは見晴新道と呼ばれ、温泉コースとともに樹林帯を登る静かなコースである。どちらも2時間30分で山頂に達する。この2コースはいずれも急登の連続である。

群馬県 / 南会津・尾瀬

至仏山 標高 2,228m

 尾瀬ガ原の西端に位置し、東の燧ヶ岳とともに尾瀬を代表する名山である。ミズバショウの花咲く湿原のかなたに残雪の至仏山、といった写真はよく目にすることだろう。  山頂から眼下に見る尾瀬ガ原はすばらしい。西には奥利根、谷川の山並みを望む。足元には蛇紋岩地特有のホソバヒナウスユキソウやオゼソウなど、貴重な高山植物が多い。山名の故か、百名山登頂の最後にこの山を登る人たちもあると聞く。山名は、仏教には関係なく、ムジナッ沢(つあわ)の別名「渋ッ沢」に由来するという。  山ノ鼻から直登するコースは植生保護のための通行禁止が平成9年に解除された。ただし状況によっては再び通行禁止となる場合もある。山ノ鼻から頂上まで所要2時間30分。鳩待峠からは緩やかで展望のよいコースがある。鳩待峠から頂上まで所要2時間40分。  鳩待峠は、その昔片品村の男たちが、厳冬期に入山し、木地師として木工品を作っていたころの仕事場であった。鳩は寒中はふもとの村にいて、暖かくなると山奥へ移る習性がある。峠の近くで鳩が鳴けば、男たちは久々に里へ下り、田植えを始める。雪深い山中で、鳩が来る春の日を待ち続けたことから、鳩待峠と呼ばれた。

ユーザーの登山記録から

周辺の山岳最新情報