槍ヶ岳 | 槍ヶ岳山荘

まだ天候は不安定ですが、先週よりはだいぶ回復。今年はライチョウが多く、小さなヒナが登山道を歩く姿が見られる時期

台風接近、窓ガラスが割れたりしないよう板を貼り付ける作業をしています (2011.08.31 槍ヶ岳山荘 )
台風接近、窓ガラスが割れたりしないよう板を貼り付ける作業をしています (2011.08.31 槍ヶ岳山荘 )
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天気・気温

08/05(金) ガス。最低5℃、13:00の気温8℃。
松本市の天気予報
明日
29℃
11℃
明後日
21℃
14℃
日本気象協会提供 2024年5月4日 12:00発表
高山市の天気予報
明日
晴時々曇
28℃
9℃
明後日
曇のち雨
20℃
13℃
日本気象協会提供 2024年5月4日 12:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

今週も天気が不安定な日が続きましたが、先週と比べると、晴れ間の覗く時間も大幅に増えて、だいぶ安定してきました。気温も少しずつ上がってきて、今日は14℃。来週は夏山の天気に戻りそうな気配です。

ずっと気温が低かったので、高山植物はまだまだキレイです。 ハクサンイチゲ ハクサンイチゲ ミヤマダイコンソウ ミヤマダイコンソウ コバイケイソウ コバイケイソウ などが特に目立っています。
今年は コバイケイソウ コバイケイソウ が当たり年ですが、 コバイケイソウ コバイケイソウ の当たり年は天候が悪いという話は、今年は当たってしまいました。

また、天候が不安定だったので、今年はライチョウの姿をたくさん見ることができます。まだ小さなヒナがが登山道をヨチヨチと歩く姿は、本当に可愛らしいです。今後は天候が回復しそうなので、なかなか姿を現してくらないかもしれません。

登山道の状況

槍沢ルートは、殺生ヒュッテ~グリーンバンド間でまだ少し雪が残っていますが、アイゼンを使うほどではありません。
飛騨沢も、まだ少し残雪があるようですが、問題なく通行できます。
その他、稜線のルートも、とくに問題箇所はありません。

天狗原、氷河公園は、残雪はまだありますが、急斜面の雪はもう消えています。ピッケル、アイゼンなどは必要ありません。途中なだらかな雪渓をいくつか通過しますが、安全に通過できるでしょう。
天狗池はそろそろ、雪の下から姿を表す頃です。

登山装備

夏山装備でお越しください。防寒着は忘れずにお持ちください。

注意点

今後は暑くなりそうです。暑さ対策、熱中症対策、日焼け対策を十分に行ってください。飲料水は多めに持参するよう、お願いします。

お知らせ

また慈恵医大槍ヶ岳山岳診療所が8/中旬まで開所していますので、何かあった際にはご利用ください。

昨年の今頃の様子は?

営業4/27~(宿泊要予約)。予約受付中。4/27からの営業に向けて作業中です2023.04.21

営業スタート。本日は富士山まで見える快晴。昨日までの降雪と強風のため雪質に注意2023.04.27

昨日降雪(みぞれ)。槍ヶ岳へは前爪アイゼン+ピッケルが必須(チェーンスパイク、軽アイゼンは危険)2023.05.09

昨日降雪。雪山装備が基本。前爪アイゼン+ピッケル必須(チェーンスパイクや軽アイゼンは危険)2023.05.16

昨日降雪。雪山装備が基本。前爪アイゼン+ピッケル必須(チェーンスパイクや軽アイゼンは危険)2023.05.24

融雪進んでいますが、まだ前爪のあるアイゼン+ピッケル必要です。天気の変化が激しい時期です。2023.06.01

槍ヶ岳山荘周辺の過去の様子

  • 連休前半中日の槍の穂先
  • 連休前半中日 槍沢の登山者
  • 連休前半中日 ヘリコプターによる荷揚げ
  • 連休前半中日 山荘前の登山者
  • 朝日が垣間見えました。10時ごろまでは青空もみえておりましたが、昼前からは再び雲に覆われた天気となりました。
  • 稜線から槍沢の様子
  • 槍沢から槍ヶ岳を見上げて(小屋明け前の偵察に行きました)
  • 槍沢から槍ヶ岳を見上げて(小屋明け前の偵察に行きました)
  • 横尾から槍沢ロッヂまでは一部地面が出ているところがありますが、ほぼ雪の上を歩きます。(小屋明け前の偵察に行きました)
  • 槍沢ロッヂ(小屋明け前の偵察に行きました。まだ営業していません)
  • スタッフ全員無事に下山しました!あらためまして2023年、槍ヶ岳山荘をご利用いただきありがとうございました。
  • 夕日に染まる槍ヶ岳

槍ヶ岳山荘

現地連絡先:
090-2641-1911
電話番号:
0263-35-7200
連絡先住所:
長野県松本市埋橋1-7-2

地図で見る
http://www.yarigatake.co.jp/

施設の詳細を見る

関連する山

長野県 岐阜県 / 飛騨山脈南部

槍ヶ岳 標高 3,180m

 鋭角に天を突く岩峰でそのものずばりの命名、しかも北アルプス南部の登山道が集中する位置のよさ。槍ヶ岳は北アルプス南部の鎮である。  行政区分からいえば長野県の大町市、松本市と岐阜県高山市との境にそびえている山である。地理的条件も実に絶妙な場所といえる。  南から穂高連峰の縦走路、東から常念山脈や燕岳からの表銀座コース、谷筋では上高地から梓川、槍沢を遡っていく登山道、新穂高温泉から蒲田川右俣、飛騨沢を登るコースと、北アルプス南部のすべてのコースが槍ヶ岳に集中し、中央部へは西鎌尾根が唯一の回廊となって双六岳に通じる、北アルプス南部の扇の要である。  しかも鋭い槍の穂先のような姿は、日本の氷河地形の典型でもある。地質は硬いひん岩で、氷河が削り残した氷食尖峰。東西南北の鎌尾根も氷食地形、槍沢、飛騨沢、天上沢、千丈沢はU字谷とカールという、日本の氷河地形のサンプルぞろいである。  登山史上で初めて登頂したのは江戸時代の文政11年(1828)の播隆上人。4回登って3体の仏像を安置し、鉄鎖を懸けて信者の安全な登拝を可能にした。登路は安曇野の小倉村から鍋冠山を越えて大滝山へ登り、梓川に下って槍沢をつめている。今も残る槍沢の「坊主ノ岩小屋」は播隆が修業した籠り堂だ。  近代登山史の初登頂は明治11年(1879)の英人W・ガウランド。1891年には英人W・ウエストンも登っている。日本人では1902年の小島鳥水と岡野金次郎。穂高・槍の縦走は1909年の鵜殿正雄で、ここに槍ヶ岳の黎明が始まった。大正11年(1922)には3月に、慶応の槙有恒パーティによる積雪期の初登攀があり、同年7月7日には早稲田と学習院が北鎌尾根への初登攀に挑んでいる。早稲田は案内人なしの2人パーティで、槍ヶ岳頂上から独標往復。学習院は名案内人小林喜作とともに末端からと、方式も違う登攀でともに成功した。  その後も北鎌尾根ではドラマチックな登攀が行われ、昭和11年(1936)1月には、不世出の単独行者、加藤文太郎の遭難、昭和24年(1949)1月の松濤明、有元克己の壮絶な遭難が起きている。加藤の遺著『単独行』と松濤の手記『風雪のビヴァーク』は登山者必読の書である。  登山道で直接登るコースは、上高地から槍沢コース経由で槍ヶ岳(9時間30分)と、新穂高温泉から飛騨沢コース(8時間40分)の2本。ほかに穂高連峰からの縦走コース(7時間30分)、燕岳からの表銀座コース(8時間40分)、双六小屋から西鎌尾根コース(6時間)と数多い。

長野県 岐阜県 / 飛騨山脈南部

大喰岳 標高 3,101m

長野県と岐阜県の県境、槍ヶ岳と穂高連峰の間に位置する山。 山名の由来は、この山で多くの動物たちが草木を食んでいる場所があったことから、猟師の間で「大喰」と呼ばれたこととされる。 日本にある23山の3000m峰の1つだが、この山を目標として登られるケースは少なく、穂高岳~槍ヶ岳の縦走の際に通過されるピークの1つとなっている。

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