本日は予想以上に天気の崩れが早く、6合目で断念。積雪量が多めで、6合目避難小屋は雪で埋まっています
天気・気温
11:00の大山六合目の天候、吹雪。気温-4℃、風速約20m/s。
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
天気予報では夕方までは曇り、以後冬型が強まるとのことで大丈夫だろうと考えていましたが、北海道付近と太平洋上にあった低気圧と気圧の谷の影響が意外に早く出てきて、5合目を過ぎた辺りからいきなり風が強くなり、猛吹雪。
上から降りてくる登山者は、だれも7合目より上は行けそうにないとの報告や、これからの天気予報は下り坂で回復の見込みもないことから、残念ながら6合目で下山しました。
登山道の状況
登山道には雪があります。アイゼンは10本爪以上のものでお願いします。6本や8本のものでは、6合目から上では危険です。
現在の積雪状況は、6合目の避難小屋は雪で埋まっており、例年よりもかなり積雪量が多いようです。
なお、山頂避難小屋も2階からの出入り口を掘り出していますが、今週の予測される雪で確実に埋まります。小屋には入れないことを想定しておいたほうが間違いがないと思います。
避難小屋には入れない場合があるので、食事については、立ったままでも食べられる物、ポットに入れた暖かい飲料などのほうがいいようです。
登山装備
アイゼンは最低でも10本以上のものをお使いください。今の時期、最近流行のチェーンアイゼンはほとんど役に立ちません。また6本爪では登りは何とか登れますが、下りで非常に危険です。とくに8合目下付近から6合目辺りまで、アイスバーンになると非常に危険です。
ピッケルを持っていても使い方を知らない方が多いようです。一度滑り始めると、一気に下まで、となりかねません。
お住まいの場所の県山岳協会などで冬山講習などが開催されていますので、必ず使い方を学習するか、単独登山は避けて、経験者の方と登るなど、無理をしないように楽しい登山を心がけてください。
注意点
山頂避難小屋は年間通じて開放されていますが、これから雪がどんどん降ってくると小屋内部は暗くなってきます。ライトはすぐ取り出せる所に入れておくほうが良いでしょう。また、小屋内部に入るときは、必ずアイゼンは外してください。
また、小屋を利用される方は必ず出るときに扉を閉めてください。 開けたままにしておくと、雪が小屋内に吹き込んできて、扉が閉まらなくなってしまいます。
お知らせ
登山について、また他のコースなどで詳しいことを聞きたい方、あるいは登山ガイドなど、「大山レークホテル」(TEL0859-52-3333)久保までお気軽にお問合せください。
登りながら、楽な登山の方法であるとか、長続きのできる登山の歩き方であるとかをお教えします。
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