中国地方は梅雨入り。蒸し暑くなる季節、大山では薄着での行動とこまめな水分補給を
天気・気温
山と周辺の状況
中国地方でもいよいよ「梅雨入り」宣言が出されました。昨年が平均並みで、6月6日でしたので9日早い梅雨入りです。
梅雨というのは、季節が春から夏に移行する時に、特に降雨量が多くなり、日照時間が少なくなる季節現象です。
一般的には日本の上空に梅雨前線が停滞して雨が続きます。ちなみに昨年は梅雨明けが7月19日でした。
梅雨入り前に大山周辺に入山した情報をお知らせします。
●大山夏山登山道
特に崩壊ヵ所はありません、お花がほぼ例年並みに各所で咲き始めました。特に元谷ではダイセンクワガタが咲き始め、マイヅルソウ、ユキザサ、タニギキョウ、ミヤマガマズミ、
イワカガミ
イワカガミ
、
ヤマオダマキ
ヤマオダマキ
などが見られる時期になりました。
●大山ユートピア
崩壊ヵ所などは見られません。お花の状況は夏道と大差ありませんが、いつもの場所で
サンカヨウ
サンカヨウ
が満開になっています。
三鈷峰方面も足場は良くないですが、通行可能です。
●三徳山投入れ堂
ここも標高の低い割にはブナ林が広がっており、その林床では大山とほぼ同じような植生です。ユキノシタ、マイヅルソウ、ユキザサ、ヤブデマリ、
ギンリョウソウ
ギンリョウソウ
などが咲き始めています。
また登山道を出来るだけ自然のまま残すために、その修復を「山護運動(やまもりうんどう)」として行っており、27日は
鳥取大学探検部の皆さんが協力してくれました。
木の根は切り取らないで周りを土のうで囲み、木の枝が覆いかぶさったところは棕櫚紐でくくりながら、人工的な階段を作るのではなく、自然を残しながらの修復です。
梅雨に入って、スタートの時点ではジメジメして、蒸し暑くても、必ず薄着でスタートしてください。
寒いぐらいでちょうど良くなります。私たちガイドがお客さまのガイドに入る時にはほとんど厚着をされているので、まず服装チェックから始めるぐらいです。
これからの時期は、水分補給にお気を付けください。足が痙攣して歩けなくなるのは、水分が不足していることが主原因のひとつです。それも一度に飲むのではなく、少しづつコマメな補給をしてください。
雨が降って足元が悪くなっていますので、十分に気を付けて山登りをお楽しみください。
登山道の状況
登山道で通れない場所はありません。また崩壊ヵ所もありません。初夏の大山をお楽しみください。
8合目から上の木道の部分で足場の板を止めている釘がかなりの場所で浮いてきています。転ぶと大怪我に繋がります。
登山装備
晴れていても雨具の上着だけは持っていた方が防寒具として使えます。
また時期的には「ブト」(ブユとも言われる)が出てくる頃ですので、虫よけスプレーは必要です。
お知らせ
日本山岳ガイド協会認定登山ガイド (自然公園指導員) 久保昌之
電話 090-7999-2931(携帯)
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