大山 | 大山プロガイド協会

気温と風を考え汗をかかない工夫をしましょう。山頂でダイセンクワガタが咲きました。

早朝の大山 (2012.06.30 大山レークホテル )
早朝の大山 (2012.06.30 大山レークホテル )
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天気・気温

06/15(金) 大山で09:00の天気は晴れ、気温23℃、無風。山頂で12:00の天候晴れ時々ガス、気温16℃、風速6~8m。
鳥取市の天気予報
明日
曇一時雨
15℃
12℃
明後日
晴時々曇
19℃
10℃
日本気象協会提供 2024年4月30日 0:00発表
松江市の天気予報
明日
曇一時雨
15℃
12℃
明後日
20℃
11℃
日本気象協会提供 2024年4月30日 0:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

雨が降らなければ梅雨特有のじめじめした感じとは違い、湿気が少なく登りやすい天候です。
ただし、今の時期はブト(ブヨ)が非常に多く、登っていても口の中に入ってくるぐらいです。登山中はブト対策が必要です(仕方ないのですが・・・)。
■お花情報
・大山寺ではそろそろウツギが咲き始めています。 ヤマブキ ヤマブキ ショウマも咲き始め。オドリコソウ、ミヤマヨメナが満開。
・1合目からは ギンリョウソウ ギンリョウソウ が3合目あたりまで、ホウチャクソウも咲き始め、
・2合目から3合目あたりで「ヤマガマズミが咲き始め、4合目より上で タニウツギ タニウツギ が満開。
・5合目からタニギキョウが満開。
・7合目付近でシモツケの花芽がついていました。
・8合目から上では何と言っても イワカガミ イワカガミ が満開。
・山頂付近ではイワハタザオ、オオヤマフスマ、ミヤマハコベなどが咲いています。気をつけてみるとダイセンクワガタも咲いています。

登山道の状況

登山口から六合目手前まではブナ林の中を歩くので、多少の風では寒いと感じることは少ないと思います。逆に風があまり通らないので、暑くなるはずなんです。半袖でスタートと考えてください。
手袋も同様で、上りで手袋を使うことはないと思います。軍手の場合は汗が出ると濡れてしまいます。必ず下りでお使いください。
登山道で危険な所は特にありません。雨が降って濡れていると土留めの丸太や木の根が滑りやすくなるので、ご注意ください。
山頂避難小屋のトイレがなかなか順調に水洗トイレが稼動してくれず、3ヶ所のうち2ヶ所が使用できません。1ヶ所しか使えませんのでご注意ください。

登山装備

今の時期は必ず肌寒いぐらいで歩き始めてください。
暑くなったから上着を脱ぐということを考えると、山頂で寒くなったときに汗で濡れた物を着る羽目になります。
雨具は、百円均一の店で販売しているビニールカッパではは使い物になりません。ポンチョタイプも止めた方がいいです。稜線に出てから風に吹かれた時には、体が飛ばされます。最低でも上下の分かれたセパレートタイプをご用意ください。しっかりした物であれば、寒いときに防寒具として使えます。

注意点

ブトは毒針を刺すのでなく、肉を食いちぎるため少量の出血があります。噛まれたあと掻いてしまうと毒が回るので、噛まれた場所の毒を出来るだけ搾り出し、虫さされの薬を塗るという方法しかありません。少し風が吹くと、ブドば出なくなるりますが、無風のときは注意が必要です。

※ 個人的には、ジョンソンから出ている「スキンガードエクストラ」が比較的効果があるようですが、どうしても汗が出て流れ落ちてしまうので、こまめに吹くことがポイントでしょう。
また薬品店で販売している「ハッカ油」も使えます。小瓶であればポケットにも入るので、こまめに塗ることも可能ですが、くれぐれも目の周辺には塗らないようにしましょう。

昨年の今頃の様子は?

今年は登山道の雪は早く融けてしまい、もう歩くのに支障はありません。2週間ほど早めに推移しています2023.05.02

だんだん蒸し暑さを感じる季節になってきました。そろそろ虫除けスプレーが必要な季節です2023.05.15

米子市内でも30℃を越える夏日となりましたが、大山は気持ちの良い風が吹いていました2023.05.23

中国地方は梅雨入り。蒸し暑くなる季節、大山では薄着での行動とこまめな水分補給を2023.05.30

大山プロガイド協会周辺の過去の様子

  • 山頂緊急避難小屋付近の状況
  • 3合目手前付近から積雪があります
  • 山頂台地の残雪
  • フキノトウがようやく顔を出してきました
  • 6合目避難小屋の様子
  • ポールの片付けを行う
  • 山頂より剣ヶ峰を望む
  • 少しガスが出ると、大山では、こうなります
  • 山頂碑の様子
  • 山頂より剣ヶ峰を望む
  • 6合目より見た日本海
  • 7合目の様子

大山プロガイド協会

現地連絡先:
090-7999-2931
電話番号:
0859-75-2300
連絡先住所:
〒689-4424 鳥取県日野郡江府町御机字鏡ヶ成709-1 休暇村 奥大山 内

地図で見る
http://chugoku-guide.wix.com/chugoku-guide

施設の詳細を見る

関連する山

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大山 標高 1,729m

 山陰地方のほぼ中央にそびえ立つ大山(だいせん)は、天平五年(733)に完成したといわれる『出雲風土記』に、火神岳(ほのがみのたけ)の名で登場する。我が国で最も由緒のある山の1つである。  中国地方の最高峰。大山隠岐国立公園の中心にあり、歴史、民俗、自然科学の面でも傑出したものが多く、名実ともに中国山地の王者である。四季を通じて探訪者が絶えないが、日本海に面した独立峰であり、気象条件、地質地形条件が厳しく、特に冬季は「寒気の吹き出し」の影響を、日本で最初に受けるので、標高に似合わず遭難事故が多い。中国地方の他の山々とは全く異質の山であることを銘記されたい。  一方、自然保護運動の先覚地でもある。全国のゴミ持ち帰り運動の発祥の地であり、数々の乱開発を追放した実績を持っている。現在は一木一石運動(登山者の手によって山頂に石を返す行動)が根気よく続けられている。  山体を形成する角閃石安山岩は軟らかくもろい。激しい浸食作用により、登山道の転変が多く、頂上と通称される弥山(みせん)への道は夏道ルートと行者谷ルート以外は閉鎖されて久しい。両ルートは6合目避難小屋の下で合流し、特別天然記念物ダイセンキャラボク純林を縫って頂上碑に達する。東側に三等三角点が、西に頂上小屋と、やや下って石室(いしむろ)と心字(しんじ)池などがある。いずれも往復5時間程度だ。  最高点の剣ヶ峰へは大神山(おおがみやま)神社から元谷(もとだに)小屋、ユートピア避難小屋を経る一般ルート(往復5時間)の他に大休(おおやすみ)峠からと、地獄谷振子(ふりこ)沢からのルートがあるが、一般向ではない。  元谷をベースに、大屏風(おおびようぶ)岩、小屏風(こびようぶ)岩、烏帽子(えぼし)岩、別山などの岩場がある。岩はもろく、登攀には高度の技術が要求される。南面の南壁はすべてガレ壁で、登降は勧められない。支峰の甲(かぶと)ガ山(せん)、船上山(せんじようざん)にはよい岩場があり、地元のクライマーに愛されている。  大山の名をより高めているのは、史跡の豊富さと荒らされていない生物相とにある。  『出雲風土記』には、大山を杭(くい)にし、弓ガ浜を綱にして島根半島を引いてきたと記され、大化改新(645)前後には修験者の大道場でもあった。以来、興亡栄枯を繰り返し、その遺構が全域に残されている。現存する大山寺と大神山神社の門前町が大山寺(だいせんじ)の集落。今は宿泊施設や飲食店、温浴施設などが参道沿いに並んでいる。 平成30年には、大山情報館が大山ナショナルパークセンターとしてリニューアルしたほか、観光案内所や県立大山自然歴史館も再整備され、大山周辺の情報提供の他、シャワールーム、ロッカー、Wi-Fiなど多くの新しい機能が利用できるようになり、大山登山が一層、便利になった。 冬は西日本最大の広さを誇るスキー場が賑わい、スキーやスノーボード、スノーシューなど、ウィンタースポーツのメッカとなている。

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ユーザーの登山記録から