花シーズンを迎えました。気温が高く風がない時にはブト（ブヨ）に注意。

天気・気温

山と周辺の状況

梅雨の中休みのような天候で、空を見上げると夏の入道雲が実に見事な様相を呈していました。すっかり夏の天気で、登山スタートから風がなく、6合目より上の稜線に出ても無風状態です。
■花情報は前回とあまり変わりません。　8月始めぐらいまで、順次お花がたくさん咲いてきます。お花シーズン到来です。
大山寺付近ではそろそろエゾアジサイが咲き始めました。
また白色の花のウツギ（別名ウノハナ）が満開。シモツケ、 ヤマブキ ヤマブキ ショウマなどが咲き始めています。
登山口から小鳥の道付近では石垣にユキノシタが咲き始め。
二合目付近で ギンリョウソウ ギンリョウソウ が満開。
五合目まで登るとニシキウツギが咲き始め。このあたりのウツギがようやくつぼみがつき始めました。
六合目ではサワフタギが咲き始め。
七合目ではイワハタザオが満開、シモツケがつぼみ、 カラマツソウ カラマツソウ が咲き始め。
八合目では ヤマオダマキ ヤマオダマキ が咲き始め、マイヅルソウが満開、ダイセンクワガタが満開。
九合目から山頂ではネバリノギランがつぼみがついてきました。
いよいよこれから8月始めぐらいまで、順次お花がたくさん咲いてきます。

登山道の状況

登山道も特に危険なところはありません。

登山装備

今の時期は必ず肌寒いぐらいで歩き始めてください。
暑くなったから上着を脱ぐということを考えると、山頂で寒くなったときに汗で濡れた物を着る羽目になります。
雨具は、百円均一の店で販売しているビニールカッパではは使い物になりません。ポンチョタイプも止めた方がいいです。稜線に出てから風に吹かれた時には、体が飛ばされます。最低でも上下の分かれたセパレートタイプをご用意ください。しっかりした物であれば、寒いときに防寒具として使えます。
雨が降っていない時にはスパッツはつけない方がよいです。

注意点

■「ブト」について　気温があり風がないとと出てくるのが「ブト」（ブヨ）というハエのような形でもっと小さな虫です。やっかいなことは蚊のように刺されてすぐにかゆみを感じるのでなく、皮膚を噛み切り吸血する時に毒素を注入するので、噛まれて翌日以降に赤く腫れる事があります。刺された時にチクッとして赤い小さな血溜まりが出来るぐらいですが、その時にただちに毒を出来るだけ絞り出します。そこに虫さされの薬を塗るぐらいしか方法はありません。
●ブト対策で今まで試した中で比較的に有効な方法
・虫除けスプレーはあまり期待できませんが、個人的に使えると思うのはジョンソンの「スキンガードエクストラ」緑色の缶スプレーです。
・ハッカ油。これは薬店で小瓶を売っていますが、気をつけるのは目の上とか周辺には塗らないこと。塗った指でつい目をこすったりすると・・・悲劇です。
・扇子またはうちわで顔周辺を扇ぐ。一番原始的な方法ですが、風があると顔の周りは防げます。
・私は試したことはありませんが虫除けネットを被る。汗と共に発散された二酸化炭素を頼りに寄ってくるので、汗をかかないことと息を吐かないことが対策ですが、そんなわけにいきません。くれぐれも今の時期の無風状態のときはお気をつけください。

お知らせ

登山について、また他のコースなどで詳しいことを聞きたい方、あるいは登山ガイドの依頼など、
「大山レークホテル」（0859-52-3333）久保までお気軽にお問合せください。
登りながら、楽な登山の方法であるとか、長続きの出来る登山の歩き方であるとか教えます。

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大山プロガイド協会周辺の過去の様子

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